厚生労働省の責任の取り方とは
2003年12月12日《厚生労働省は十二日、十六歳以上を対象とした生体肝移植について保険適用の対象とする方針を決めた。これまでは、一千万円以上の自己負担が必要なケースがあり、患者には朗報だ。
生体肝移植は、既に小児への移植については保険が適用されており、これで生体肝移植は一般医療として認められたことになる。十六歳以上については、C型肝炎の悪化による肝がん患者らに対する移植が急増。同省は、主に成人を対象とした移植の実績が千例を超え、五年生存率が約70%と好成績を収めていることから保険適用することにした。》
これだけ読むといいニュースのようだが,忘れてはいけないことがあった.
ある雑誌の2000年12月1日号には《エィズ問題と同様「危険な非加熱製剤」を放置した「薬害C型肝炎」200万患者を見捨てた厚生省の大罪》という記事があった.
《厚生省は輸入非加熱製剤によって、エイズだけでなく、肝炎に感染する危険性があることをとうに承知したうえで、放置し続けた。10月30日、静岡県内の大学生(20)が新生児のときに受けた腸の手術で非加熱製剤を投与され、C型肝炎に感染していたことが報じられた。血友病治療で血液製剤を投与された患者は、9割が肝炎に感染しているといわれてきた。だが、この大学生の一件以釆、血友病以外の治療でも、非加熱製剤が原因でC型肝炎に感染しているケースが相次いで報告され、大騒ぎになったのだ。 C型肝炎はウイルス感染症の一種で、感染経路は血液だ。放置すれば肝硬変や、肝臓ガンに移行し、死にいたることもある。いまや肝炎患者数は全国に200万人以上、その大部分がC型といわれている。》
http://www.ienishi.gr.jp/hiv_aids/friday01.html
高額医療の対象にもなり確かに患者の負担は減って患者さんのためにはなるであろう.
だが,医療費が増大した分のツケはまた次世代まで国民が負担するのだ.
患者のためといいながら移植医療を一般医療化し既成事実化しようという意図も見て取れる.
自分で火をつけ消すふりをする.こういうのをマッチポンプと言うのだろう.
現代は政府に都合のいいことだけしか報道されないのだ.十分な議論がされないまま医療は厚生労働省の意のままに翻弄されていくのであろうか.
生体肝移植は、既に小児への移植については保険が適用されており、これで生体肝移植は一般医療として認められたことになる。十六歳以上については、C型肝炎の悪化による肝がん患者らに対する移植が急増。同省は、主に成人を対象とした移植の実績が千例を超え、五年生存率が約70%と好成績を収めていることから保険適用することにした。》
これだけ読むといいニュースのようだが,忘れてはいけないことがあった.
ある雑誌の2000年12月1日号には《エィズ問題と同様「危険な非加熱製剤」を放置した「薬害C型肝炎」200万患者を見捨てた厚生省の大罪》という記事があった.
《厚生省は輸入非加熱製剤によって、エイズだけでなく、肝炎に感染する危険性があることをとうに承知したうえで、放置し続けた。10月30日、静岡県内の大学生(20)が新生児のときに受けた腸の手術で非加熱製剤を投与され、C型肝炎に感染していたことが報じられた。血友病治療で血液製剤を投与された患者は、9割が肝炎に感染しているといわれてきた。だが、この大学生の一件以釆、血友病以外の治療でも、非加熱製剤が原因でC型肝炎に感染しているケースが相次いで報告され、大騒ぎになったのだ。 C型肝炎はウイルス感染症の一種で、感染経路は血液だ。放置すれば肝硬変や、肝臓ガンに移行し、死にいたることもある。いまや肝炎患者数は全国に200万人以上、その大部分がC型といわれている。》
http://www.ienishi.gr.jp/hiv_aids/friday01.html
高額医療の対象にもなり確かに患者の負担は減って患者さんのためにはなるであろう.
だが,医療費が増大した分のツケはまた次世代まで国民が負担するのだ.
患者のためといいながら移植医療を一般医療化し既成事実化しようという意図も見て取れる.
自分で火をつけ消すふりをする.こういうのをマッチポンプと言うのだろう.
現代は政府に都合のいいことだけしか報道されないのだ.十分な議論がされないまま医療は厚生労働省の意のままに翻弄されていくのであろうか.
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