最大限の謝罪?
2004年2月17日『熊本県南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」がハンセン病療養所入所者を宿泊拒否した問題で、同県は16日、同ホテルを旅館業法に基づき3月15日から18日まで、4日間の営業停止処分にする方針を固めた。一方、ホテルを経営するアイスターは16日、同ホテルを廃業することを決め、江口忠雄社長がホテル従業員に通知した。同社は「元患者の方々に迷惑をかけた。廃業は最大限の謝罪を示すため」としている。
県は、アイスターの江口社長らから事情聴取し処分の是非を検討。その結果(1)「県は事前に宿泊者にハンセン病元患者がいることを知らせるべきだった」などと主張し続けており、人権侵害の認識が低い(2)患者に謝罪しているものの「啓発不足の国、県に責任がある」との態度は崩していない――として、再発防止のため処分が必要と判断した。宿泊拒否による営業停止は全国初。』
アイレディースの社長は最大限の謝罪というが本当にそうだろうか.この記事を見る限り江口社長はその後も国、県に責任があるとの態度は崩していないようだ.要するに反省はしていないということなのだろう.では反省したふりをしているのは会社のほかの部門への影響を避けるため,世間の目をごまかすためだったのか.
では,なんのために廃業するのだろうか?これはおそらく熊本県に税金を払わずに熊本県を困らせたいのであろう.従業員だった方々にとっては本当に迷惑な話だろう.武富士の例をみるまでもなく営利を追求するワンマン社長なんてものはこんなものなのだろうか.いずれにしても従業員のことも考えないような態度は謝罪している人の態度とは思えない.
一代で大きな病院を作るような開業の院長も似たようなものだ.ある意味で裸の王様なのだが,人になんと思われようが自説は決して曲げないような人が多い.だが,そんなことはいつまでも続かないのも歴史ではよく知られたことだ.まあ,一時の栄華で花火のような一生というのもいいだろう.ひとに与えられた人生は誰しも一度きりだから.
専門的なニュースを追加しておくが,輸血が、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の伝播様式のひとつになる可能性があること示す症例報告と公衆衛生研究が、『Lancet』2月7日号に掲載されたそうだ.
これはBSE(吉野家があおりをくった牛の病気)が輸血で感染する危険があることを示唆しているのだ.後にvCJDを発症したドナーから赤血球輸血を受けた人物がvCJDで輸血の6.5年後死亡し、ドナーが発症したのは輸血の3.5年後だったそうだ.
これが事実だったらBSEもHIVのように広まる可能性があるということになるのではと恐ろしくなった.なんとなく今の状況はエイズがカポシ肉腫などと呼ばれていたころの状況に似ているような気がする.エイズも最初は遠い世界の稀な病気だったのだ.
自分と患者さんのためにはやはり輸血製剤は極力使用しない以外に方法はなさそうだ.いろんなことがわかってきていやな時代になってしまったものだ.
県は、アイスターの江口社長らから事情聴取し処分の是非を検討。その結果(1)「県は事前に宿泊者にハンセン病元患者がいることを知らせるべきだった」などと主張し続けており、人権侵害の認識が低い(2)患者に謝罪しているものの「啓発不足の国、県に責任がある」との態度は崩していない――として、再発防止のため処分が必要と判断した。宿泊拒否による営業停止は全国初。』
アイレディースの社長は最大限の謝罪というが本当にそうだろうか.この記事を見る限り江口社長はその後も国、県に責任があるとの態度は崩していないようだ.要するに反省はしていないということなのだろう.では反省したふりをしているのは会社のほかの部門への影響を避けるため,世間の目をごまかすためだったのか.
では,なんのために廃業するのだろうか?これはおそらく熊本県に税金を払わずに熊本県を困らせたいのであろう.従業員だった方々にとっては本当に迷惑な話だろう.武富士の例をみるまでもなく営利を追求するワンマン社長なんてものはこんなものなのだろうか.いずれにしても従業員のことも考えないような態度は謝罪している人の態度とは思えない.
一代で大きな病院を作るような開業の院長も似たようなものだ.ある意味で裸の王様なのだが,人になんと思われようが自説は決して曲げないような人が多い.だが,そんなことはいつまでも続かないのも歴史ではよく知られたことだ.まあ,一時の栄華で花火のような一生というのもいいだろう.ひとに与えられた人生は誰しも一度きりだから.
専門的なニュースを追加しておくが,輸血が、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の伝播様式のひとつになる可能性があること示す症例報告と公衆衛生研究が、『Lancet』2月7日号に掲載されたそうだ.
これはBSE(吉野家があおりをくった牛の病気)が輸血で感染する危険があることを示唆しているのだ.後にvCJDを発症したドナーから赤血球輸血を受けた人物がvCJDで輸血の6.5年後死亡し、ドナーが発症したのは輸血の3.5年後だったそうだ.
これが事実だったらBSEもHIVのように広まる可能性があるということになるのではと恐ろしくなった.なんとなく今の状況はエイズがカポシ肉腫などと呼ばれていたころの状況に似ているような気がする.エイズも最初は遠い世界の稀な病気だったのだ.
自分と患者さんのためにはやはり輸血製剤は極力使用しない以外に方法はなさそうだ.いろんなことがわかってきていやな時代になってしまったものだ.
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