結果で責任をとるなら
2004年3月3日 医療の問題『 坂口厚生労働相は3日の衆院予算委員会で、年金保険料を使って建設された年金福祉施設265施設のうち256施設が赤字となっていることについて、「過去の問題については、第三者機関を設けて検証したい」と述べ、第三者機関を設置して経営責任などを究明していく考えを示した。 また、厚労相はこれまで徴収してきた厚生年金と国民年金の保険料総額は約370兆円で、このうち約5兆6000億円が年金の給付以外に使われたことを明らかにした。 一方、年金資金の運用が年金財政に損失を与えている問題について、参考人として出席した年金資金運用基金の近藤純五郎理事長は「深刻に受け止め、責任は感じている。中長期的に効率的な運用を行っていくことで責任を果たしたい」と述べた。同基金の累積損失は2003年9月時点で約3兆6000億円。』
『厚生労働省などに3日、坂口厚労相の前日の「モウ、ケッコウ」発言に抗議電話やメールが相次いだ。発言は、閣議後の記者会見で鳥インフルエンザに関する記者団の質問に対し「さまざまな県へ出荷している場合は国が調整するシステムが必要ではないか」などと答えた後に「牛やら鶏やら、モウ、ケッコウ」と述べたもの。 国会では、年金福祉施設の赤字問題に関する厳しい追及が続いており、坂口氏としては新たな火種は抱えたくないのが本音。4日は衆院予算委で「食の安全」に関する集中質疑が開かれる予定のため、坂口氏は「誤解を与えるような軽はずみな面があった」などと陳謝する答弁予定稿を用意して審議に臨むことになった。』
医師出身という話だが,年金問題という慢性病をかかえた患者に本当の原因を話さないでいたのがばれたところへ,鳥インフルエンザが流行し外来が忙しくなって,さすがに頭に来たにちがいない.だが,元をただせば厚生労働省の生活習慣からきている病気なのだからそう簡単に改善することはないだろう.
それにしてもニュースをみても関係者そろって言い訳が多くていやになる.国民も年金問題では反応が鈍いがヒトに感染してもいないうちから大騒ぎするものだからまたかという感じでもう飽きてしまった.
まあ,それほど騒がなくてもインフルエンザなのだからそのうちこの騒ぎはおさまるはずだ.私がおさまらないのはやはり年金問題だ.年金の流用は年金福祉施設だけでなく厚生労働省のお役人の交際費や高級官舎の建設にまで及ぶらしいから庶民はまさに「お役人様恐れ入りました.」というしかないのである.これは国家による個人財産の横領に近い.税金と年金は違うはずだ.
なぜ,国民は選挙の時にこういったことを問題にできないのだろうか.政治家も高級官僚には弱いのだろうか.そういえば,公立病院では医師の待遇もひどかった.まず,医師であっても基本給は年功序列で事務と同じである.特別職で手当てが多いだけで給与のカットはまず手当てから始まる.夜間の呼び出しが多くても医師駐車場を病院の近くにすると事務から不満が出る.何を頼んでも決して今までどおりのやり方から変えようとせず新しい仕事はしない.等々あげたらきりがない.
まあ,きっとこういった事が厚生労働省でもあるにちがいない.働かざるもの食うべからず.公務員も医師のように責任の所在が明確になるようなシステムにして税金を無駄使いする高級官僚はどんどんリストラする法律でも作るところからはじめたらいいのではないだろうか.
『厚生労働省などに3日、坂口厚労相の前日の「モウ、ケッコウ」発言に抗議電話やメールが相次いだ。発言は、閣議後の記者会見で鳥インフルエンザに関する記者団の質問に対し「さまざまな県へ出荷している場合は国が調整するシステムが必要ではないか」などと答えた後に「牛やら鶏やら、モウ、ケッコウ」と述べたもの。 国会では、年金福祉施設の赤字問題に関する厳しい追及が続いており、坂口氏としては新たな火種は抱えたくないのが本音。4日は衆院予算委で「食の安全」に関する集中質疑が開かれる予定のため、坂口氏は「誤解を与えるような軽はずみな面があった」などと陳謝する答弁予定稿を用意して審議に臨むことになった。』
医師出身という話だが,年金問題という慢性病をかかえた患者に本当の原因を話さないでいたのがばれたところへ,鳥インフルエンザが流行し外来が忙しくなって,さすがに頭に来たにちがいない.だが,元をただせば厚生労働省の生活習慣からきている病気なのだからそう簡単に改善することはないだろう.
それにしてもニュースをみても関係者そろって言い訳が多くていやになる.国民も年金問題では反応が鈍いがヒトに感染してもいないうちから大騒ぎするものだからまたかという感じでもう飽きてしまった.
まあ,それほど騒がなくてもインフルエンザなのだからそのうちこの騒ぎはおさまるはずだ.私がおさまらないのはやはり年金問題だ.年金の流用は年金福祉施設だけでなく厚生労働省のお役人の交際費や高級官舎の建設にまで及ぶらしいから庶民はまさに「お役人様恐れ入りました.」というしかないのである.これは国家による個人財産の横領に近い.税金と年金は違うはずだ.
なぜ,国民は選挙の時にこういったことを問題にできないのだろうか.政治家も高級官僚には弱いのだろうか.そういえば,公立病院では医師の待遇もひどかった.まず,医師であっても基本給は年功序列で事務と同じである.特別職で手当てが多いだけで給与のカットはまず手当てから始まる.夜間の呼び出しが多くても医師駐車場を病院の近くにすると事務から不満が出る.何を頼んでも決して今までどおりのやり方から変えようとせず新しい仕事はしない.等々あげたらきりがない.
まあ,きっとこういった事が厚生労働省でもあるにちがいない.働かざるもの食うべからず.公務員も医師のように責任の所在が明確になるようなシステムにして税金を無駄使いする高級官僚はどんどんリストラする法律でも作るところからはじめたらいいのではないだろうか.
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