わかってないな その2
2004年3月17日『脳梗塞(こうそく)で東京女子医大病院(東京都新宿区)に入院している長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督(68)(アテネ五輪野球日本代表監督)の病状について、球団関係者が16日、長嶋監督が前夜、初めてシャワーを浴びたことを明らかにした。
関係者によると、長嶋さんは介助を受けながらではあるが、シャワーを浴びることができたという。また、同日はリハビリを午前と午後に分けて行った。関係者は「長い時間ではないが、立ち上がる訓練などを行った」と話している。食事については、これまでより固めのおかゆを食べ始めているという。』
長嶋さんの回復は順調のようである.現在のリハビリテーションは急性期リハビリといわれるものだ.運動療法のほかに言語療法も行われているのだろうと思われる.だいたい1ヶ月が目安である.その間に何回か評価を行い今後の目標も設定される.その後は慢性期リハビリになっていくが,この時期になるとリハビリテーション専門の病院へ転院して行うことも多い.長嶋さんのご自宅からは女子医は遠いそうだからどこかへ転院されるのだろうか.まあ,ちゃんとした病院ならどこでやっても差はないが.
その長嶋さん効果なのか,最近外来が増えている.ちょっとした頭痛,手のしびれ,肩こり,違和感,など症状は様々だが皆さん異口同音に長嶋さんのことを話される.患者さんの症状を聞いてあげるのはかまわないが,長嶋さんの話はもううんざりという感じだ.特に脳梗塞などの異常はないと告げると今度はこれで当分は大丈夫かと聞かれる.
私は預言者や占い師ではない.現時点で異常がないということと今後も異常が起こらないということとは違うということがわからないらしい.ましてや長嶋さんのような心原性塞栓症なんてものがいつ起きるかなんてことは誰にもわからない.検査結果の有効期限は検査したその時点のみということは理解しているのだろうか.
医師に大丈夫と言ってもらって安心したいという気持ちもわからないでもないが,これから何が起こるかを人間が知ることは不可能である.病気になりたくないのなら日頃から健康的な生活を心がけるしかないだろう.病院での検診というものも先日の発ガンリスクの報告でまた見直されるかもしれないが,病院は病気を治すところであって病気を予防してくれるところではない.
なんでも他人に頼って他人に考えてもらうのではなく,自分で考えて自分の体は自分で守るくらいの意識を持ってほしいものである.
関係者によると、長嶋さんは介助を受けながらではあるが、シャワーを浴びることができたという。また、同日はリハビリを午前と午後に分けて行った。関係者は「長い時間ではないが、立ち上がる訓練などを行った」と話している。食事については、これまでより固めのおかゆを食べ始めているという。』
長嶋さんの回復は順調のようである.現在のリハビリテーションは急性期リハビリといわれるものだ.運動療法のほかに言語療法も行われているのだろうと思われる.だいたい1ヶ月が目安である.その間に何回か評価を行い今後の目標も設定される.その後は慢性期リハビリになっていくが,この時期になるとリハビリテーション専門の病院へ転院して行うことも多い.長嶋さんのご自宅からは女子医は遠いそうだからどこかへ転院されるのだろうか.まあ,ちゃんとした病院ならどこでやっても差はないが.
その長嶋さん効果なのか,最近外来が増えている.ちょっとした頭痛,手のしびれ,肩こり,違和感,など症状は様々だが皆さん異口同音に長嶋さんのことを話される.患者さんの症状を聞いてあげるのはかまわないが,長嶋さんの話はもううんざりという感じだ.特に脳梗塞などの異常はないと告げると今度はこれで当分は大丈夫かと聞かれる.
私は預言者や占い師ではない.現時点で異常がないということと今後も異常が起こらないということとは違うということがわからないらしい.ましてや長嶋さんのような心原性塞栓症なんてものがいつ起きるかなんてことは誰にもわからない.検査結果の有効期限は検査したその時点のみということは理解しているのだろうか.
医師に大丈夫と言ってもらって安心したいという気持ちもわからないでもないが,これから何が起こるかを人間が知ることは不可能である.病気になりたくないのなら日頃から健康的な生活を心がけるしかないだろう.病院での検診というものも先日の発ガンリスクの報告でまた見直されるかもしれないが,病院は病気を治すところであって病気を予防してくれるところではない.
なんでも他人に頼って他人に考えてもらうのではなく,自分で考えて自分の体は自分で守るくらいの意識を持ってほしいものである.
コメント