米国式の食生活はリスクが高い
2004年7月19日『-BSE感染:米検査は対象牛の4分の1未満 ずさんさ明白-
米農務省が02年以降、BSE(牛海綿状脳症)感染の可能性がある中枢神経障害の症状を示した牛680頭を米国内で発見したが、感染検査を行ったのは4分の1未満の162頭だったことが、同省監査局の内部報告書で13日分かった。監査局によると、6月に始まった拡大検査でも、チェック漏れの条件は残っており、「米国の牛は安全」との同省の主張の信頼性を損ないかねないという。米国の検査体制のずさんさが浮き彫りになったことで、米国産牛肉の輸入再開に向けた日米交渉にも影響を及ぼすものと見られる。
報告書は原案で、昨年12月に米国初のBSE感染牛が発見された後の検査体制などを分析している。米下院政府改革委員会のワックスマン議員(民主党)が公表した。同委は14日に公聴会を開催、ベネマン農務長官から事情を聴く。報告書によると、検査体制の不備や関連機関の連絡不足などで、中枢神経系障害の症状が見られる牛の多くが検査されなかった。BSEに症状が似ている狂犬病が疑われ、検査結果が陰性だった場合、別途BSEの追加検査が行われたのは、586例中2割未満の94例だけだった。報告書は、20万頭以上を対象にした拡大検査体制も「すべての感染牛が、歩けないなどリスクの高い牛のグループに存在する」との前提に問題があると明言。健康に見える牛でも感染していた事例があり、同省が予定している2万頭の「健康牛」検査は不十分だと指摘した。さらに「ハイリスク」と考えられる牧場で死んだ牛についても、検体収集システムが確立されていないとも述べた。農務省側は報告書公表を受け13日に電話会見を行い「指摘は3月中旬ごろの状況に基づいたもので、その後改善した点も多い」などと反論した。』
『米国民の2大死因である心臓病と癌のリスクを減らすとして一般的に推奨されている食事は、3番目の死因である脳卒中のリスクも減らす。 脳卒中は45秒に1名の米国人を襲い、3分に1名の生命を奪っている。その脳卒中のリスクを減らすための食べる保険として研究者らが勧めるのは、この場合もやはり果物、野菜、その他の高繊維食品をたくさん摂り、ほとんどの人がいつも食べているものは減らすというものだ。約72,000名の女性を対象にした14年間の追跡によって、果物、野菜、魚、全粒穀物をたくさん食べていた女性は、そうした健康的な食品を食べる量が少ない女性に比べて、脳卒中になる傾向が小さいことがわかった。健康的でない食事とは、多くの米国人の典型的な食事すなわち、生鮮肉、加工肉食品、精製穀物、甘いものをより大量に食べるというものだ。この発見は明白であると言ってもいいが、新たな側面もある。過去には、個々の食事及び栄養と脳卒中との関連を探った研究がいくつか行われてきた。「しかし、食習慣全体が脳卒中にどのくらい影響を与えるのかを調べた研究はこれが初めてのものだ」と筆頭著者でシモンズ健康科学大学(ボストン)とハーバード大学公衆衛生学部の栄養学者のTeresa Fung, ScDは語る。「今回の研究の重要な点は、食習慣について一般的な方向性を人々に示したことにある」。』
以前にも米国からの輸入かんきつ類に米国内では使用禁止の防腐剤がつかわれていたことがあった.そんなことはもう忘れたのだろうか.米国の農家が輸出用牛肉の安全確保に費用をかけることを期待する日本人は本当におめでたいとしかいいようがない.
パンと牛肉と牛乳に関する食生活は戦後に米国によって日本に定着し,これにより日本は食料の自給自足ができなくなったとも言える.そして現在はBSEで牛肉の輸入ができなくなった.だが,日本政府が米国に圧力をかけられ危険な牛肉がひそかに市場に流れ出る危険はないのだろうか.
いろいろ考えると健康の面からはこのような米国式の食事はやめたほうがよさそうである.米国産の農産物は信用できない.やはり国産の野菜と穀物と魚や鶏を主体とした食事のほうがずっと体にはよさそうだ.歳をとるとともに焼肉を食べ過ぎると翌朝体調不良になるのが気になっていたのだが,この際牛肉は避けてみよう.
米農務省が02年以降、BSE(牛海綿状脳症)感染の可能性がある中枢神経障害の症状を示した牛680頭を米国内で発見したが、感染検査を行ったのは4分の1未満の162頭だったことが、同省監査局の内部報告書で13日分かった。監査局によると、6月に始まった拡大検査でも、チェック漏れの条件は残っており、「米国の牛は安全」との同省の主張の信頼性を損ないかねないという。米国の検査体制のずさんさが浮き彫りになったことで、米国産牛肉の輸入再開に向けた日米交渉にも影響を及ぼすものと見られる。
報告書は原案で、昨年12月に米国初のBSE感染牛が発見された後の検査体制などを分析している。米下院政府改革委員会のワックスマン議員(民主党)が公表した。同委は14日に公聴会を開催、ベネマン農務長官から事情を聴く。報告書によると、検査体制の不備や関連機関の連絡不足などで、中枢神経系障害の症状が見られる牛の多くが検査されなかった。BSEに症状が似ている狂犬病が疑われ、検査結果が陰性だった場合、別途BSEの追加検査が行われたのは、586例中2割未満の94例だけだった。報告書は、20万頭以上を対象にした拡大検査体制も「すべての感染牛が、歩けないなどリスクの高い牛のグループに存在する」との前提に問題があると明言。健康に見える牛でも感染していた事例があり、同省が予定している2万頭の「健康牛」検査は不十分だと指摘した。さらに「ハイリスク」と考えられる牧場で死んだ牛についても、検体収集システムが確立されていないとも述べた。農務省側は報告書公表を受け13日に電話会見を行い「指摘は3月中旬ごろの状況に基づいたもので、その後改善した点も多い」などと反論した。』
『米国民の2大死因である心臓病と癌のリスクを減らすとして一般的に推奨されている食事は、3番目の死因である脳卒中のリスクも減らす。 脳卒中は45秒に1名の米国人を襲い、3分に1名の生命を奪っている。その脳卒中のリスクを減らすための食べる保険として研究者らが勧めるのは、この場合もやはり果物、野菜、その他の高繊維食品をたくさん摂り、ほとんどの人がいつも食べているものは減らすというものだ。約72,000名の女性を対象にした14年間の追跡によって、果物、野菜、魚、全粒穀物をたくさん食べていた女性は、そうした健康的な食品を食べる量が少ない女性に比べて、脳卒中になる傾向が小さいことがわかった。健康的でない食事とは、多くの米国人の典型的な食事すなわち、生鮮肉、加工肉食品、精製穀物、甘いものをより大量に食べるというものだ。この発見は明白であると言ってもいいが、新たな側面もある。過去には、個々の食事及び栄養と脳卒中との関連を探った研究がいくつか行われてきた。「しかし、食習慣全体が脳卒中にどのくらい影響を与えるのかを調べた研究はこれが初めてのものだ」と筆頭著者でシモンズ健康科学大学(ボストン)とハーバード大学公衆衛生学部の栄養学者のTeresa Fung, ScDは語る。「今回の研究の重要な点は、食習慣について一般的な方向性を人々に示したことにある」。』
以前にも米国からの輸入かんきつ類に米国内では使用禁止の防腐剤がつかわれていたことがあった.そんなことはもう忘れたのだろうか.米国の農家が輸出用牛肉の安全確保に費用をかけることを期待する日本人は本当におめでたいとしかいいようがない.
パンと牛肉と牛乳に関する食生活は戦後に米国によって日本に定着し,これにより日本は食料の自給自足ができなくなったとも言える.そして現在はBSEで牛肉の輸入ができなくなった.だが,日本政府が米国に圧力をかけられ危険な牛肉がひそかに市場に流れ出る危険はないのだろうか.
いろいろ考えると健康の面からはこのような米国式の食事はやめたほうがよさそうである.米国産の農産物は信用できない.やはり国産の野菜と穀物と魚や鶏を主体とした食事のほうがずっと体にはよさそうだ.歳をとるとともに焼肉を食べ過ぎると翌朝体調不良になるのが気になっていたのだが,この際牛肉は避けてみよう.
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