なんの責任を問いたいのかな
2005年3月3日 医療の問題『--医師の責任問わない方針 宮崎県警、輸血ミスで--
宮崎大病院(宮崎県清武町、江藤胤尚(えとう・たねなお)院長)で昨年3月、入院中の40代の男性が違う血液型の血液を輸血された後、死亡した事故で、宮崎南署は2日までに、担当医師の刑事責任を問うのは困難との判断を固めた。
同署は遺族からの告訴を受け、業務上過失致死容疑で捜査していたが、輸血ミスはあったものの、死亡との因果関係の証明が困難と判断したとみられる。
告訴事件はすべて検察庁に送付するとの刑事訴訟法の規定に基づき、今月中に捜査結果を宮崎地検に書類送付する方針。
調べでは、男性は食道がんで入院していたが、昨年3月29日夜、食道近くの大動脈が破裂し大量に吐血したため、担当医師が血液型を調べA型と判定、約15分間、緊急輸血した。しかし、その後精密検査でO型であることが分かり輸血を中止したが、男性は翌30日未明死亡した。』
食道がんが進行して血管壁を食い破っての出血だったとしたら輸血すること自体が意味のないことだったのかも知れない.患者さんの延命のために慣れない血液型判定を自分で行い輸血した結果が刑事告訴されるような問題になったのだとしたら医師の行為はいったいなんだったのだろうか.
告訴した家族にしてみれば医師の過失により死亡したと思っているのであろうが,訴えられた医師にしてみれば余計なことをしたばかりに誤解を招いた自分の判断のミスと血液型の判定のミスが重なったことでさぞかし悔しい思いをしたことだろう.
宮崎大病院(宮崎県清武町、江藤胤尚(えとう・たねなお)院長)で昨年3月、入院中の40代の男性が違う血液型の血液を輸血された後、死亡した事故で、宮崎南署は2日までに、担当医師の刑事責任を問うのは困難との判断を固めた。
同署は遺族からの告訴を受け、業務上過失致死容疑で捜査していたが、輸血ミスはあったものの、死亡との因果関係の証明が困難と判断したとみられる。
告訴事件はすべて検察庁に送付するとの刑事訴訟法の規定に基づき、今月中に捜査結果を宮崎地検に書類送付する方針。
調べでは、男性は食道がんで入院していたが、昨年3月29日夜、食道近くの大動脈が破裂し大量に吐血したため、担当医師が血液型を調べA型と判定、約15分間、緊急輸血した。しかし、その後精密検査でO型であることが分かり輸血を中止したが、男性は翌30日未明死亡した。』
食道がんが進行して血管壁を食い破っての出血だったとしたら輸血すること自体が意味のないことだったのかも知れない.患者さんの延命のために慣れない血液型判定を自分で行い輸血した結果が刑事告訴されるような問題になったのだとしたら医師の行為はいったいなんだったのだろうか.
告訴した家族にしてみれば医師の過失により死亡したと思っているのであろうが,訴えられた医師にしてみれば余計なことをしたばかりに誤解を招いた自分の判断のミスと血液型の判定のミスが重なったことでさぞかし悔しい思いをしたことだろう.
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