こんな教師はいらない
2005年5月7日 社会の問題『--「答えられない生徒は切ります」 授業中に教諭がナイフ--
鹿児島県開聞町の町立開聞中学(福元隆志校長、203人)で4月中旬、男性教諭(39)が授業中、質問に答えられなかった1年の男子生徒の顔にカッターナイフを突きつけていたことが、7日分かった。女子生徒2人にもナイフを取り出して見せており、教諭は質問する前に「答えられない生徒は切ります」と話していたという。生徒にけがはなかった。教諭は「緊張感を持って授業に臨んでもらいたかった」と話しているという。
同校の説明では、教諭は4月13日、美術の授業で質問に答えられなかった男子生徒に対し、胸ポケットから小型カッターナイフを取り出し、刃を出して生徒の顔から20〜30センチの距離まで近づけた。このクラスで美術の授業は初めてで、ナイフは教材の荷造りをほどくために持っていたという。
学校側は同14日、別の生徒の保護者からの問い合わせで教諭の行為を知り、町教委に報告。全校生徒とこのクラスの保護者に謝罪した。福元校長は「軽はずみな行動で生徒に不信感を持たせ申し訳ない」と話している。
指宿署は、脅迫の疑いもあるとみて教諭らから任意で事情を聴いている。』
体罰教師はよくニュースになり教育現場で生徒を指導することに行き詰っているようでつくづく教師も大変だとは思う.だが,ナイフを見せて質問する前に「答えられない生徒は切ります」と言うというのは冗談でもやるべきことではない.こんなことをやっても生徒に刺されなかっただけ幸運だったというべきでさっさとこの教師の首を切るべきである.
校長が「軽はずみな行動で生徒に不信感を持たせ申し訳ない」と話しているというが校長が謝ってすむ問題ではないであろう.やっていいことと悪いことの分別のない大人は即座に教師失格である.教師はまず人としての手本であるべきで,教師の方こそ自分の行動が生徒にどういう影響を与えるのか「緊張感を持って授業に臨んでもらいたい」ものである.
ただでさえ生命が軽んじられているような風潮の現代にあって我々医師は当然としても,他の職種であってもまず第一に人間の命の尊さを重んじるべきなのは言うまでもないことである.JR西日本の社員が特に最近報道で取り上げられているようであるが,事故現場や病院で救助活動の妨げになった報道関係者だって救命救急の現場への理解は同程度のものだっただろう.
現場で救助にあたった救急隊や医療関係者にとっては現場に来ないJR西日本社員よりも現場に群がる報道関係者のほうがよほど救助の妨げだったに違いないが,そんな報道機関にJR西日本社員を論評する資格はないであろう.報道機関が自局の問題点を自ら取りあげて報道することなど一度でもあっただろうか.NHKなんかはその隠し方が稚拙なために国民の怒りをかったようだが,民放などは取材にルールさえないようで現場で怒りを買うことも多いようである.
一般人にしても同じことだ.自分のことになるとたいしたこともないのに大騒ぎして病院へ来て医師に検査を要求する人たちが多い.そんなことをする前に人の命にかかわることで常識として知っておくべきことはたくさんあると思うのだがどうだろうか.もっともそういった知識を教えるのも教育なのだから,教師が馬鹿をやっていると今に日本中がJR西日本のようなことになるのではないだろうか.
鹿児島県開聞町の町立開聞中学(福元隆志校長、203人)で4月中旬、男性教諭(39)が授業中、質問に答えられなかった1年の男子生徒の顔にカッターナイフを突きつけていたことが、7日分かった。女子生徒2人にもナイフを取り出して見せており、教諭は質問する前に「答えられない生徒は切ります」と話していたという。生徒にけがはなかった。教諭は「緊張感を持って授業に臨んでもらいたかった」と話しているという。
同校の説明では、教諭は4月13日、美術の授業で質問に答えられなかった男子生徒に対し、胸ポケットから小型カッターナイフを取り出し、刃を出して生徒の顔から20〜30センチの距離まで近づけた。このクラスで美術の授業は初めてで、ナイフは教材の荷造りをほどくために持っていたという。
学校側は同14日、別の生徒の保護者からの問い合わせで教諭の行為を知り、町教委に報告。全校生徒とこのクラスの保護者に謝罪した。福元校長は「軽はずみな行動で生徒に不信感を持たせ申し訳ない」と話している。
指宿署は、脅迫の疑いもあるとみて教諭らから任意で事情を聴いている。』
体罰教師はよくニュースになり教育現場で生徒を指導することに行き詰っているようでつくづく教師も大変だとは思う.だが,ナイフを見せて質問する前に「答えられない生徒は切ります」と言うというのは冗談でもやるべきことではない.こんなことをやっても生徒に刺されなかっただけ幸運だったというべきでさっさとこの教師の首を切るべきである.
校長が「軽はずみな行動で生徒に不信感を持たせ申し訳ない」と話しているというが校長が謝ってすむ問題ではないであろう.やっていいことと悪いことの分別のない大人は即座に教師失格である.教師はまず人としての手本であるべきで,教師の方こそ自分の行動が生徒にどういう影響を与えるのか「緊張感を持って授業に臨んでもらいたい」ものである.
ただでさえ生命が軽んじられているような風潮の現代にあって我々医師は当然としても,他の職種であってもまず第一に人間の命の尊さを重んじるべきなのは言うまでもないことである.JR西日本の社員が特に最近報道で取り上げられているようであるが,事故現場や病院で救助活動の妨げになった報道関係者だって救命救急の現場への理解は同程度のものだっただろう.
現場で救助にあたった救急隊や医療関係者にとっては現場に来ないJR西日本社員よりも現場に群がる報道関係者のほうがよほど救助の妨げだったに違いないが,そんな報道機関にJR西日本社員を論評する資格はないであろう.報道機関が自局の問題点を自ら取りあげて報道することなど一度でもあっただろうか.NHKなんかはその隠し方が稚拙なために国民の怒りをかったようだが,民放などは取材にルールさえないようで現場で怒りを買うことも多いようである.
一般人にしても同じことだ.自分のことになるとたいしたこともないのに大騒ぎして病院へ来て医師に検査を要求する人たちが多い.そんなことをする前に人の命にかかわることで常識として知っておくべきことはたくさんあると思うのだがどうだろうか.もっともそういった知識を教えるのも教育なのだから,教師が馬鹿をやっていると今に日本中がJR西日本のようなことになるのではないだろうか.
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