懲りない中国

2005年7月13日 その他
『--論文発表は「機密漏えい」 中国、鳥インフルエンザで--

 中国南部の家禽(かきん)を発端にした鳥インフルエンザ(H5N1型)感染拡大の可能性を指摘する論文を英科学誌に発表した香港大の研究者が発表後、中国農業省から論文は「国家機密漏えい」に当たるとする通知を受けていたことが分かった。12日付香港紙、香港経済日報が伝えた。

 通知は論文の内容を否定した上で「法的責任を問う可能性もある」と研究者に警告したという。中国では5月末、当局の許可なくウイルスのサンプルを収集・分析したり、感染情報を公表することを禁じる新条例が施行された。研究者への通知は同条例などが根拠とみられるが、感染情報の迅速な開示が阻害されるとの懸念が高まりそうだ。

 研究者らは7日付英科学誌ネイチャー(電子版)に論文を発表。中国青海省で死んだ渡り鳥から検出したウイルスは中国南部の家禽から伝わったとみられるとし、感染が今後南アジアや欧州に広がる可能性を指摘した。

 中国では2003年に新型肺炎(SARS)感染が広がった当初、当局が「感染隠し」をしていると国内外から批判された。』

 SARSの時に対応のまずさから保健医療レベルの低さを図らずも露呈した中国であったが,あくまでも臭いものには蓋をするような情報操作で「感染隠し」をすれば悪い噂を防げるとでも思っているのだろうか.こんなことをしたところで鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染が拡大すればまたもやその保険医療政策のまずさを公表するようなものである.

 うまく隠したつもりでもいずれはバレるのが世の常であると私は思うし,自分だけがうまいことをやっているつもりでもいつかは足元をすくわれるものである.そうでなくとも人生には限りがあるのである.死んだ後にバレたのでは永久に名誉回復は不可能であろう.やはり嘘をついたり人を陥れるようなことをすればいずれは自分に返ってくるということを忘れずにクールに生きるというのが私の理想である.

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