『--ビールに放射線防護効果 染色体異常を40%軽減 放医研と東京理科大が確認--

 放射線医学総合研究所(千葉市)は11日、ビールに含まれる「メラトニン」などの成分に、放射線による染色体異常を最大で40%近く減らす効果があることが分かった、と発表した。同研究所が東京理科大と合同研究していた。

 同研究所によると「チェルノブイリ原発事故で、被ばく者の放射線障害がアルコール飲料で軽減された」との報告は過去にあったが、放射線防護効果があるビールの成分を特定したのは初めて。将来は、放射線治療に伴う副作用軽減への応用などが期待できる。

 研究グループが、ビール大瓶1本(約630ミリリットル)を飲んだ被験者の血液細胞に治療に使う1-6グレイの放射線を照射したところ、飲酒前に比べて異常を起こした細胞の染色体数が最大40%近く減った。

 ビールに含まれる成分のうち(1)アルコール分のエタノール(2)甘み成分のグリシンベタイン(3)微量成分のメラトニンとシュードウリジン-を被験者の血液細胞に加えたり、マウスに投与したりしてさまざまな強さの放射線を照射し、同様の効果があることを確認した。

 これらの物質は相乗作用で効果が高まるとみられる。グループは今後、メカニズムを詳しく調べ、被ばく後の効果、ほかの臓器細胞での実験を続ける。

 安藤興一(あんどう・こういち)グループリーダーは「放射線治療や、宇宙旅行で人が浴びる宇宙放射線の障害を防ぐ方法の開発につなげたい」としている。』

 私は酒類はなんでもいただくが,特にビールと赤ワインと泡盛は好きなほうである.だからではないが,閉塞性血管障害の予防にビールがいいという話は毎日ビールを飲むのに都合がいい.

 脳外科医に限らず放射線被爆が避けられない医療関係者の被爆からの防御のために適量のビールを患者さんや看護師さんといっしょに検査前に飲むなんていうことができたらまさに夢のような話だが,酒に弱い人は検査どころでなくなるかもしれない.

 閉塞性血管障害の場合ではビールの適量は1日500mlくらいだったから,たとえ検査前に1本飲んでもいいことになっても仕事が終わってからは飲めない計算になりこれはこれでちょっと困ったことかもしれない.(検査前に飲めるわけはないか...)

 これだけビールが体にいいのだったらビールだけは国民の健康のために1日あたり500ml1缶だけ無税にするなんていうのもいいのではないだろうか.

 まあビール好きの戯言だが,とは言いつつも最近はダイエットのためにビールは1日350ml1缶で我慢している.何といってもメタボリックシンドロームは男子で腹囲85cmで要注意だからだ.

 幸いにも暑い夏のおかげでダイエット効果は上がってはいるが,夏にビールを我慢しているところへこのニュース.またビールを飲める理由が増えて喜んでいいのかどうか微妙なところである.

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