養鶏場の檻の監査は誰がする?
2005年11月27日 その他
白状すると私はほとんど読書というものをしない.医学生になって以来教科書と医学書と雑誌以外はほとんど読まなくなった.最近読んだ本はと言えば養老孟司先生の『こまった人』である.このなかに「養鶏場に似るヒト社会」というタイトルの文章がある.鳥インフルエンザと経済効率優先の現代社会を養鶏場に例えて解説している.(興味があればちょっと立ち読みしてみてください.)
今回のマンションの耐震構造計算書の偽造事件は例えると我々の知らないところで粗悪な檻がつくられていたということになるのだろうか.こういうことがあるとまた国交省は建築士の免許更新制度だの監査の強化だのと言うのだろうが,これこそまさに税金の無駄遣いであろう.官庁に任せるよりも損害保険会社に監査をさせて問題が起こったら監査した保険会社が補償金や保険金を払うようにしたほうが間違いが少ないだろう。
無駄と言えば厚労省がもっとも無駄な仕事が多い省庁ではないかと思う.今回予算の削減目標がもっとも大きかったのが厚労省であることがそれを示している.経済効率という点で見ると年金、健康保険のいずれもたくさんの税金を投入してこの有様なのだからこんな仕事のできない省庁は一度リストラすべきだろう.国交省にしても道路公団の件やJRの相次ぐ事故そして今回の構造計算書の偽造事件を見ればとても仕事ができる省庁とは思えないだろう.
結局,国家公務員であることにあぐらをかいて面倒なことは手を抜くか地方自治体にまる投げするしか能がないのではないだろうか.省庁の経費を節約して国債の発行を無くしても国民にはまだたくさんの借金が残っているのである.たいした仕事もしないくせに業務を煩雑にし自分たちの天下り先に仕事を流すだけの省庁はもういらないと思うのは私だけだろうか.
そう言えばバブル後の銀行の時には国民のお金をずいぶん投入したようだけど,考えようによっては財務省の偉いヒトの天下り先は銀行などの金融機関だからやってることは同じだろう.結局はバカをみるのは一般国民なんだけど,この場合「こまった人」というのは国民なのか?それとも官僚なのか?いつまでもお上がなんとかしてくれると思っているようなお役所頼みの国民にも問題があるのではないだろうか.
今回のマンションの耐震構造計算書の偽造事件は例えると我々の知らないところで粗悪な檻がつくられていたということになるのだろうか.こういうことがあるとまた国交省は建築士の免許更新制度だの監査の強化だのと言うのだろうが,これこそまさに税金の無駄遣いであろう.官庁に任せるよりも損害保険会社に監査をさせて問題が起こったら監査した保険会社が補償金や保険金を払うようにしたほうが間違いが少ないだろう。
無駄と言えば厚労省がもっとも無駄な仕事が多い省庁ではないかと思う.今回予算の削減目標がもっとも大きかったのが厚労省であることがそれを示している.経済効率という点で見ると年金、健康保険のいずれもたくさんの税金を投入してこの有様なのだからこんな仕事のできない省庁は一度リストラすべきだろう.国交省にしても道路公団の件やJRの相次ぐ事故そして今回の構造計算書の偽造事件を見ればとても仕事ができる省庁とは思えないだろう.
結局,国家公務員であることにあぐらをかいて面倒なことは手を抜くか地方自治体にまる投げするしか能がないのではないだろうか.省庁の経費を節約して国債の発行を無くしても国民にはまだたくさんの借金が残っているのである.たいした仕事もしないくせに業務を煩雑にし自分たちの天下り先に仕事を流すだけの省庁はもういらないと思うのは私だけだろうか.
そう言えばバブル後の銀行の時には国民のお金をずいぶん投入したようだけど,考えようによっては財務省の偉いヒトの天下り先は銀行などの金融機関だからやってることは同じだろう.結局はバカをみるのは一般国民なんだけど,この場合「こまった人」というのは国民なのか?それとも官僚なのか?いつまでもお上がなんとかしてくれると思っているようなお役所頼みの国民にも問題があるのではないだろうか.
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