詐欺師には嬉しい情報
2005年12月5日 医療の問題 コメント (1)『--HPで医師資格照会可能に 行政処分も確認、厚労省--
厚生労働省の検討会は1日、医師、歯科医師の国家資格について、名前だけで厚労省のホームページから照会できるようにすることを決めた。2007年4月から実施される予定。
同時に、刑事責任を問われるなどした医師が現在、行政処分を受けているかどうかも確認可能になる。ただ、個人情報保護の観点から、処分期間が満了した後は削除されるため、過去に免許取り消しや医業停止の処分を受けていても知ることができない。
医師・歯科医師資格の照会はこれまで氏名、生年月日、登録番号の3つの情報がそろった場合だけ登録の有無を厚労省が回答していた。しかし、国民が登録番号を知ることは難しく実効性がないとの批判があった。
さらに、厚労省は本年度から医師・歯科医師国家試験の合格者名を非公表にすることを決定。合格者名簿の代わりに、医師が〓本物〓かどうかを確認する手段が必要となっていた。
データベースには医師約27万人、歯科医師約9万人の氏名、性別、登録年月日を全員入力。氏名表記を漢字にするか仮名にするかは決まっていないという。
また検討会は同日、調査に強制力がある医療版の「事故調査委員会」の新設や、処分医師の再教育義務付けなどを盛り込んだ報告書案をまとめた。これを受け厚労省は、来年の通常国会に医師法改正案を提出する。』
医師資格照会と言っているがこの真の目的は行政処分を受けているかどうかを確認させることだろう.本音を言えば過去の処分歴を知りたいところなのだろうがそれはやはりできないということなのだろう.
こういう制度をつくるなら医師や歯科医師だけではなくて裁判官や警察官そして国会議員まですべてつくった方がいいだろう.過去かかわった事件などがわかると最高裁判事の信任投票もより意味のあるものになるだろう.ついでに国家公務員の資格や処分についても公開したほうがいいだろう.税金の無駄使いをしても責任をとる必要のない公務員には特にあったほうがいい制度ではなかろうか.まあ,それも過去の処分歴でなければ価値は少ないだろうが...
医師に話をもどすが,氏名,性別と登録年月日がわかるとだれでも簡単に医師になりすますことができるようになるのではないだろうか.登録番号もきっと知ることができるだろうから,医師免許なんて簡単に偽造できるようになるだろう.それをネットで確認しても意味がないだろう.これでは本末転倒である.情報というものは公開したとたんに偽造できるようになるということが厚労省の役人にはわからないのだろう.
悪用されてから「性善説で運用される前提でしたので,まさかこんなことになるとは..」などと言うのじゃ国交省と同じである.国家公務員には責任感も危機感もないということか.せめて自分の氏名が結婚詐欺師や医師とのお見合いクラブなどで悪用されないように祈るとしよう.
厚生労働省の検討会は1日、医師、歯科医師の国家資格について、名前だけで厚労省のホームページから照会できるようにすることを決めた。2007年4月から実施される予定。
同時に、刑事責任を問われるなどした医師が現在、行政処分を受けているかどうかも確認可能になる。ただ、個人情報保護の観点から、処分期間が満了した後は削除されるため、過去に免許取り消しや医業停止の処分を受けていても知ることができない。
医師・歯科医師資格の照会はこれまで氏名、生年月日、登録番号の3つの情報がそろった場合だけ登録の有無を厚労省が回答していた。しかし、国民が登録番号を知ることは難しく実効性がないとの批判があった。
さらに、厚労省は本年度から医師・歯科医師国家試験の合格者名を非公表にすることを決定。合格者名簿の代わりに、医師が〓本物〓かどうかを確認する手段が必要となっていた。
データベースには医師約27万人、歯科医師約9万人の氏名、性別、登録年月日を全員入力。氏名表記を漢字にするか仮名にするかは決まっていないという。
また検討会は同日、調査に強制力がある医療版の「事故調査委員会」の新設や、処分医師の再教育義務付けなどを盛り込んだ報告書案をまとめた。これを受け厚労省は、来年の通常国会に医師法改正案を提出する。』
医師資格照会と言っているがこの真の目的は行政処分を受けているかどうかを確認させることだろう.本音を言えば過去の処分歴を知りたいところなのだろうがそれはやはりできないということなのだろう.
こういう制度をつくるなら医師や歯科医師だけではなくて裁判官や警察官そして国会議員まですべてつくった方がいいだろう.過去かかわった事件などがわかると最高裁判事の信任投票もより意味のあるものになるだろう.ついでに国家公務員の資格や処分についても公開したほうがいいだろう.税金の無駄使いをしても責任をとる必要のない公務員には特にあったほうがいい制度ではなかろうか.まあ,それも過去の処分歴でなければ価値は少ないだろうが...
医師に話をもどすが,氏名,性別と登録年月日がわかるとだれでも簡単に医師になりすますことができるようになるのではないだろうか.登録番号もきっと知ることができるだろうから,医師免許なんて簡単に偽造できるようになるだろう.それをネットで確認しても意味がないだろう.これでは本末転倒である.情報というものは公開したとたんに偽造できるようになるということが厚労省の役人にはわからないのだろう.
悪用されてから「性善説で運用される前提でしたので,まさかこんなことになるとは..」などと言うのじゃ国交省と同じである.国家公務員には責任感も危機感もないということか.せめて自分の氏名が結婚詐欺師や医師とのお見合いクラブなどで悪用されないように祈るとしよう.
コメント
こういう制度を作る場合は、功罪をよく比較して欲しいですね。また、医師についてやるくらいなら、弁護士や公務員もという発想もそのとおりだと思います。