責任のとり方

2006年3月3日
『 -- 駒大苫小牧高、選抜出場を辞退 香田監督も辞任 --

 昨年の夏の甲子園(第87回全国高校野球選手権大会)で57年ぶりの連覇を達成した駒大苫小牧高(北海道苫小牧市)が3日、出場が決まっていた春の選抜大会の辞退を決めた。主力選手を含む3年生部員10人が1日夜、卒業式の後に同市内の居酒屋で飲酒や喫煙をし、警察に補導されたことの責任を取った。

 「夏春連覇」の夢は、不祥事でついえた。香田誉士史・野球部監督と佐々木宣昭・野球部部長が辞任、篠原勝昌校長も辞職届を提出した。

 同校は、昨年8月の夏の大会連覇直後、前野球部長による部員への暴力事件が発覚し、日本学生野球協会から、部長に1年間の謹慎、野球部に警告処分が下された。

 04年夏の大会で北海道代表として初優勝後、05年の春の選抜では2回戦で敗れたが、同年夏の大会を再び制した。昨夏の不祥事発覚後も、国体、明治神宮野球大会を続けて制し、夏の甲子園予選からの公式戦連勝を29に伸ばしていた。 』

 教育者として生徒たちに社会のルールをちゃんと教えなかったことの責任を大人たちがとるのはあたりまえのことだろう.出場辞退もそれが高校野球のルールなのだからあたりまえである.一方で,未成年者に酒を出していた居酒屋はお咎めなしなんだろうかと疑問が残る.

 世の中には色々な意見があるのだろうが,ダメなものはダメときちんと言えない大人にとっては耳の痛い話であろう.日本の政治家や官僚たちは相変わらずきちんと責任がとれないようだが,少しは駒苫の先生たちを見習ってはいかがだろうか.

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索