お疲れさん

2010年2月16日 スポーツ
『里谷、第一線から退く意向

 1998年長野五輪の金メダリストで、開催中のバンクーバー五輪にも出場しているフリースタイルスキー女子モーグルの里谷多英(33)=フジテレビ=が13日(日本時間14日)、競技の第一線から退く意向を示した。19位に終わったこの日の競技後、五輪の公式ニュースの取材で腰の故障について聞かれた際、「競技を長く続けすぎた。多分、これが私にとって最後の大きな大会」と答えた。

 里谷は札幌市出身。94年リレハンメル大会で五輪に初出場し、長野大会で日本人女子選手として冬季五輪史上初の金メダルを獲得。02年ソルトレークシティー大会でも銅メダルに輝いた。バンクーバー大会ではスピードスケートの岡崎朋美と並び日本女子最多タイとなる、冬季五輪5大会連続出場を果たした。』

 スキーの本質は目標までいかに速く滑るかということだと私は思っているので,最後のオリンピックに全速力で滑った里谷の姿勢はもっと評価されるべきだと思うのだが,マスコミはちょっとでも順位が高いのがいいことだとでも思っているのだろう.毎度のことだがマスコミのレベルの低さを感じる.

 もっともメダルの獲得という実績では里谷は飛び抜けているのだから,本人は他人の評価なんて気にしていないかもしれない.年齢は関係ないと思うが,肉体的には競技がつらくなってきての引退だろう.しかし,たとえ競技は引退してもスキーにはもっと熱中してこれからは子供たちの育成に力を入れて欲しいと思う.

 上村愛子選手の『どうして、こんなにも沢山の人が私を支えてくれるのになんで、結果は残せないんだろう。メダルはいつもちょっとのところで届かない。』っていう気持ちもわからないでもないが,結果を出すのは結局自分一人であるから最後にその孤独と向き合えるかどうかか勝負の分かれ目のような気がするのだがどうなんだろうか.

 お金がからんでくるのでいろいろあるのだろうが,順位なんてどうでもオリンピックは参加することに意義があるってことでいいんじゃないだろうか.

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索