『首相の協力要請、小沢氏が拒否「やるべきことある」 消費税増税で

 野田佳彦首相は30日、小沢一郎民主党元代表と党本部で約1時間半にわたり会談した。首相は消費税増税関連法案について「待ったなしだ。協力してもらいたい」と述べた。これに対し小沢氏は会談後、記者団に「大増税は納得できない。国民に大きな税負担をさせる前にやることがあると首相に話した」と述べ、法案に反対する考えを伝えたことを明らかにした。』

会談後の小沢氏のコメントを要約すると,

1.霞ヶ関支配による中央集権から脱却し地方分権をすすめる.
2.「税と社会保障の一体改革」は新しい社会保障のビジョンが忘れさられている.
3.日本経済のデフレからの脱却と震災からの復興がまだなされていない.

以上の3点から現時点で消費税増税という13兆円に近い大増税に賛成はできない.
大増税の前に民主党はやるべきことをきちんとやる必要がある.

ということのようです.

これに対して野田首相は

1.もう増税は待った無しで時間がない.今やらなければならない.
2.民主党政権になって自民党政権時代より色々な面で前進している.(?)

ということだったようです.

小沢議員の言ってることは理解出来るが,野田首相の言ったという事はよくわからない.野田首相は自分の言った事をマスコミに説明しなかったのか,具体的な発言内容はわからずじまい.ただ,増税に賛成してくれとでも言ったのだろうか.

今さら増税は待ったなしと言われても,なぜ一体改革の条件である社会福祉の話も十分しないで増税だけを急ぐのかその根拠がわからないし,自民党政権時代より色々な面で前進したと言うのもあまり思い当たる政策がない.

全体的に選挙の時の公約を半分も達成したとは思えないのに,党議などという勝手な都合を持ち出されても今すぐ増税に賛成出来る人は半分もいないというのが,世論調査の結果にも現れているのだろう.

党議よりも公約が優先するのが政党ではないかと思うのだがどうだろうか.

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