『中学校いじめ、両親が学校に不信感/相模原

 相模原市立中学校3年の男子生徒(15)が同級生の鼻骨を折る傷害の疑いで逮捕、送検された事件で、暴行を受けた後、学校が被害生徒の親に午後5時からの通学を提案していたことが分かった。両親は「通常の時間帯に安心して登校できるように対処してほしかった」と学校の対応に不信感を募らせている。

 被害生徒の両親によると、生徒は手術後の痛みと心理的不安から、11月5日に学力試験を受けた以外、登校できない状態が続いている。加害生徒以外からも1年生の1学期から、嫌がらせや暴力などのいじめを受けてきた経緯があり、両親は学校に改善策を求めていたという。

 こうした要請に対し、同校は過去の事案を「けんか」「トラブル」と捉え、いじめとしての実態を調査せず、加害生徒への出席停止措置も行わなかった。一方では、被害生徒や両親の意向に反して、電話などで複数回、在校生が下校を終える午後5時ごろからの校長室への夜間通学を提案したという。

 校長(58)は「(被害)生徒は高校受験も控えており、学習支援するためだった」と説明。両親は「時間外でなく、日中に通学する当たり前の学校生活の方をなぜ保証してくれないのか」と対応に疑問を投げ掛ける。父親は「被害届を出すのも本意ではなかった。学校に変わってもらいたいだけなのだが、響かない」と話している。母親によると、生徒はいじめの夢などで不眠に悩まされているが、登校の意思はあるという。』

 まったく信じられないほど馬鹿げた話である.いじめで被害を受けた生徒がさらに不利になるような決定をした教師達に先生の資格はないからさっさと転職するのがいいだろう.これだけ世の中でいじめが問題になっているのだから,過去の事案を「けんか」「トラブル」と捉えていたなどというのは自分たちの都合で勝手な解釈をしていたことへの言い訳と考えるのが当然だ.

 こういう人たちには先生と呼ばれる資格はない.通常の学校生活から排除されるべきなのはむしろ加害生徒で断じて被害生徒ではないだろう.そんなこともわからないような人たちに教育者の資格はない.それではまるで,他の生徒達にいじめる側に味方しろと言っているようなものだし,暴力行為を認めているのと同じである.

 もっとも最近のニュースを見ていると,ここの学校に限らずいじめに見て見ぬふりをしてきた教師達は日本中にいるようだから,いじめの問題に正面から取り組むにはまずこういう間違った考え方をする教師達を教育の現場からなくすことからはじめなければならないのだろう.こんなのが教師なら今や学校内であっても脅迫や暴力は警察へ被害届を出すのも当然だろう.

コメント

劣化うらん弾
2012年12月14日8:21

以前から考えているのですが『いじめ』って言葉は、どういう意味があるのでしょうかね。
『傷害事件』を軽い言葉でうやむやにしていますよね。
人としていけない事をしたら罰を受ける、それは年齢を問わずきっちりしっかりと教え込んでいかないといけませんよね。
国が迷走しているせいか統制力がありませんねどこにも。

ブログ脳外科医
2012年12月14日8:33

たとえ未成年であっても暴力や脅迫はりっぱな犯罪行為だと思いますね.刑事事件にするかどうかは検察が決める事であって学校の先生が決める事ではないと思います.

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