『餅を喉に詰まらせ男性2人死亡、都内

 元日から2日にかけて、東京都内で餅を喉に詰まらせて15人が救急搬送され、そのうち高齢の男性2人が死亡しました。

 東京消防庁によりますと、2日午前、杉並区で83歳の男性が自宅で食べた餅を喉に詰まらせ意識を失い、その後、死亡しました。また、1日も、品川区の68歳の男性が雑煮を食べた際に餅を喉に詰まらせ、死亡しています。

 都内ではこの2日間で、60代以上の男女合わせて15人が救急搬送されていて、東京消防庁では、餅を食べる際は小さく食べやすい大きさに切り、急いで飲み込まないよう注意を呼びかけています。』

『西穂高岳の遭難 救助活動は3日に

岐阜県高山市の北アルプスの西穂高岳で、登山中に体が衰弱するなどして動けなくなった神奈川県の男女3人の救助のため、警察の山岳警備隊などが現場に向かいましたが、悪天候で活動ができず、天候の回復を待って3日、改めて再開することにしています。

岐阜県高山市の西穂高岳で動けなくなっているのは、12月31日に下山予定だったいずれも神奈川県藤沢市の会社員の男女3人です。1日午後3時半ごろ、50歳の男性が凍傷を負い、60歳の女性が衰弱して動けなくなったと警察に通報がありました。
警察の山岳警備隊などは、2日午前8時半に新穂高からロープウエーを乗り継いだあと、徒歩で現場へ向かいました。しかし、雪が降り続き、秒速25メートル以上の暴風が吹いているため、現場からおよそ8キロ離れた山荘で待機し、救助活動はできませんでした。

警察によりますと、3人とは2日夕方も携帯電話で連絡が取れ、全員意識はあり、標高2800メートル付近でテントを張って救助を待っているということです。
警察は、天候の回復を待って、3日朝から救助活動を再開することにしています。』

 正月早々から命にかかわる事故に遭っている人がたくさんいるようだが,相変わらず餅で喉をつまらせたり,悪天候になるのに山へ行って遭難する人までいるようだ.こういうのは未然に防ぐ事のできる事故なのだが,危険性を知らない人や自分だけは大丈夫と考える人もいるわけで,毎度ながら実に色々な人がいるものだと思う.

 私も年末と年明け早々から頭部打撲による硬膜下血腫の手術や脳挫傷,外傷性クモ膜下出血といった転倒事故による患者さんを診ているから,なんだか複雑な気分である.それでも餅や遭難にくらべれば路上で滑って転倒というのは注意していても起こるし,外出したくなくても自分で買い物に行かなければ食べられない独居老人であれば未然に防ぎようもないわけで,足下のおぼつかない老人には過酷な冬の凍結路である.

 もっとも,買い物に限れば最近はネットスーパーなんてものもあり,大抵の日常生活用品は自宅に居ながらにして買う事もできるから,冬は一切外出しないで生活することも十分可能であるが,そんなことなど知らない人もたくさんいるのだろう.もっとも事故に限らず,生活習慣病なども健康を維持するための知識と意識がある人はかかりにくいわけである意味防げる病気なわけだが,それでも脳卒中でやってくる人が後を絶たないのが世の中というものなのだろう.

 かと言って全ての危険を避けて何もしないというのでは生きていても面白くないから命がけで餅を食べてみるとか,天気が崩れる冬山に登ってみるとか,生活習慣病で死ぬまで美味しいものを食べ続けるとかいうのもありで,それがその人の生き方なのだろうが,そんなことに命をかける気になれない私はやはり変わり者なのだろうか.

追記)NIHSSアプリのUploadが本日無事に終了しました.リリースされるまでの進行状況をサポートページに追記することにしました.
http://nougekai.diarynote.jp/201212211638575869/

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