D800と5DMarkIIでマクロレンズ比較(その1)
D800と5DMarkIIでマクロレンズ比較(その1)
D800と5DMarkIIでマクロレンズ比較(その1)
 D800と5DMarkIIを使って手持ちのマクロレンズの解像度比較をしてみた.

 上から5DMarkIIにヤシコンのマクロプラナー100mmF2.8,ライカRのアポマクロエルマリート100mmF2.8,そしてD800にマイクロニッコール105mmF4をつけてISO12233チャートを撮影した物を上二つはピクセル等倍で切り出したもの.D800のは等倍で切り出した後にピクセル解像度が5DMarkIIと同じになるようにリサイズした.

 撮影時の絞りは全てF5.6で撮影感度は5DMarkIIはISO1000でD800はISO1250で三脚に固定して撮影している.

 結果は見ての通りで,下から順に解像感が高いと感じた.3本のレンズの解像度が実際にこれほど違うとは思えないから,やはりこの差はカメラ側の性能差なのだろうと思われる.同じ5DMarkIIを使っている2本についてはアポマクロエルマリートの方がにじみが少ないのはアポクロマート補正の効果だろう.

 マイクロニッコールはD800を使っているので当然有利なのであるが,ピクセル等倍で見てもチャートがほぼそのまま写っているように感じるほどで,性能に余裕がありそうだから,今までのカメラでは性能がフルに使い切れていなかったのかもしれず,古いレンズも侮れないということに気付かされた.

 そう考えると残る2本も5DMarkIIの2200万画素センサーでは性能が十分に発揮出来ていない可能性もあり,将来もっと高画素のカメラが出たらもう一度テストして汚名挽回のチャンスを与えるべきだろう.

 もっとも現在でもZEISSからはZF2マウントレンズが出ているし,さらに高性能なレンズがこれから出て来るらしいので,D800で使える高性能レンズが増えるからレンズ遊びだけでもお金と時間がいくらあっても足りなくなりそうでなんとも悩ましいことだ.

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