『たった10分寒さを我慢するだけで、1時間の運動と同等のカロリーが消費できるとの研究結果

 冬は寒いからできるだけじっとしていたいし、ちょっとくらい太っても厚着すればごまかせるから大丈夫!なんて気を許してしまっている人も多いはず。そんな甘ったれのぐうたらさんに朗報だ。なんとたった10分間寒さを我慢するだけで、1時間エクササイズをするのと同じくらいのカロリーを消費できることが明らかになったのだ。

 オーストラリア・シドニー大学のポール・リー氏らがおこなった研究によると、体がガタガタと震えるような寒さに身をさらすと、筋肉からアイリスイン、褐色脂肪からFGF21と呼ばれるホルモンが分泌されることがわかったそう。これらのホルモンは脂肪細胞を刺激し、体脂肪を燃やす作用のある褐色脂肪をつくりだすといい、実験では、アイリスインとFGF21が、6日間かけておデブの原因である白色脂肪を褐色脂肪に変えることがわかったという。なお、寒さで体が震えだすのは15度くらいからで、10~15分震え続けると、中程度のエクササイズ1時間分に相当する量のアイリスインが分泌されるとのことだ。

 褐色脂肪が増えると、エネルギーの代謝が高まり太りにくくなるとされている。また、白色脂肪が褐色脂肪に変わると、糖尿病や肥満、脂肪肝の予防にもなることもわかっている。寒い日は温かい部屋でぬくぬくと過ごしたいところだが、10~15分ほど暖房をオフにした部屋で体を震わせれば、ダイエットにもガス・電気代節約にもなって一石二鳥かもしれない。』

『 「寒っ」と身震い、メタボ予防に効果? 米チーム実験

 「寒っ」と身震いすると、運動した後と同じホルモンが出て、運動した時のようにカロリーを消費する効果があるようだ。米国立保健研究所(NIH)の研究チームが健康な男女による実験で確認し、4日付の米科学誌セルメタボリズムに発表した。

 運動すると、「イリシン」と呼ばれるホルモンが出る。余分なエネルギーを皮下脂肪としてため込む細胞に働きかけ、脂肪を燃焼して熱を生み出す細胞に変える。

 研究チームは、健康な男女10人について、室温を27度から徐々に12度に下げたり、自転車こぎなどの運動をしてもらったりして、体の変化を調べた。』

 寒さに耐えるにはエネルギーが必要だろうということくらいはわかるが,10分間の我慢が1時間の運動と同等のカロリー消費になるというのはちょっと大げさなような気もする.

 外は走れないので,冬期はもっぱらローラー台で自転車に乗っているが,私の1時間のトレーニングはWahoo Fitnessによると大体1000Calに相当する.今朝の気温は-10度で,外に出て車に乗って暖房が効き始めるまでの10分間位は車内で震えているがこれが私のトレーニングと同等の1000Calも消費しているなんて思えないのだ.

 だが,寒さが白色脂肪を褐色脂肪に変えるのだとしたらそれはいい話だ.褐色脂肪は白色脂肪よりエネルギーに変わりやすいのだから,寒さで褐色脂肪が増えればトレーニングの効率もあがることが期待出来る.

 そう考えると寒いところでするウィンタースポーツはダイエットには最高ではないだろうか.自転車もシーズンの初めと終わりは寒くて震えながら乗るのできっと脂肪の燃焼効率はいいだろう.毎年,お正月休みから体重が増加してしまい春の健診までダイエットしなければならなくなるのだが,そのためにもスキーの回数を増やすことにしよう.

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