『中国で「ブルセラ症」菌が漏出も当局が隠蔽…新型コロナ隠蔽疑惑も再燃か

 中国のワクチン製造工場から菌が漏れ出し、住民など6000人以上が感染していた。だが、地元当局が「感染者は約200人」と発表していたことで、その隠蔽体質に批判が高まっている。

 いまだに発生源が特定できていない、新型コロナウイルスへの隠蔽疑惑が再燃しそうな様相だ。

 中国甘粛省の蘭州市当局が11月5日、地元の動物用のワクチンを製造する製薬工場から昨年の7月から8月にかけて「ブルセラ症」の菌が漏れ出し、住民など6620人が感染したと発表した。

 ブルセラ症は主に犬や牛、豚、ヤギなどが細菌に感染して引き起こされる病気で、人が感染すると発熱や関節の痛みなどの症状が出る。

 地元当局は2019年12月に、工場の近くにある獣医学研究所の職員や学生ら約200人がブルセラ症を引き起こす菌に感染したと発表していた。しかし、今年9月に中国の雑誌「財新週刊」が周辺住民も感染しており、感染者は3000人を上回ると報道した。
 この結果、地元当局は昨年判明していたたけで3245人の感染者がいたことを認め、感染者はさらに増えて6000人以上が感染していることを明らかにした。

 こうした当局の隠蔽体質に、新型コロナウイルスの発生源に対する隠蔽疑惑が再び盛り上がっている。

 新型コロナウイルスは、当初、中国湖北省の武漢市にある海鮮市場と指摘されたが、ウイルスを保有していると疑われたコウモリがこの市場では売買されておらず、最も早く新型コロナを発症したとみられる中国人男性がこの市場を訪れていないことから、回線市場が発生源ではないとの見方に傾いた。

 次に発生源の可能性として米国メディアなどが指摘したのが、武漢にある中国科学院武漢ウイルス研究所と、武漢市疾病予防コントロールセンターの研究施設だった。
 中国科学院武漢ウイルス研究所は中国政府が設立したウイルスの研究機関で、「中国で初めて正式に運用を開始したバイオセーフティーレベル4の実験室があり、国家級のウイルスと細菌の保存センターがある」と研究所のホームページで説明している。また、「中国で唯一のウイルス標本の展示館」が設置されている。

 バイオセーフティーレベル4とは、エボラウイルスなど危険性が特に高い病原体を取り扱うことができる。同研究所では1月下旬に新型コロナウイルスはコウモリから検出されたウイルスと遺伝子の配列が96%の割合で一致するという分析結果を発表している。

 武漢市疾病予防コントロールセンターの研究施設は、「感染病の病原体をいち早く明らかにすることや検査技術の研究を行っている」などとホームページで説明している。

菌の漏出元は武器工場?

 広東省の華南理工大学の肖波涛教授が2月、「武漢ウイルス研究所か、最初に患者が集中した海鮮市場のすぐ近くにある武漢市疾病予防コントロールセンターからウイルスが漏れた可能性」を指摘する論文を発表したが、この論文は現在、削除されている。
 しかし、米国のメディアではこれらを根拠として、2つの研究施設では研究員がコウモリを捕獲し、コロナウイルスについて研究してきたことから、何らかの理由でコウモリから人に感染した可能性が排除できないと報道している。

 WHO(世界保健機関)と中国の専門家の合同チームは3月に、感染源がコウモリだったとほぼ認定する調査報告書を公表している。しかし、これ以降、新型コロナウイルスの感染源と感染拡大に至った発生源に関する情報は、明らかにされていない。こうした事態に対してトランプ米大統領がWHOと中国を批判し、米国がWHOから脱退する事態にまで発展している。

 今回のブルセラ症を引き起こす菌が漏れ出したのは、ワクチンを製造する製薬工場と発表されているが、一部には「武器製造工場」との指摘も出るなど、中国当局が出す情報への不信感やその隠蔽体質への非難が高まっていることで、新型コロナウイルスの感染源、感染拡大の発生源にまで“飛び火”しそうな事態となっている。』

中国共産党には公平な視点も誠実さもないから、隠蔽など当たり前のことだろう。だから真実は誰にもわからない。

一つだけ確実なことは、新型コロナウィルスを世界に拡散させたのは中国共産党だということだ。結果的にこれが中国を利することになれば、それは中国共産党が隠蔽された戦争に勝利するということだ。

見えないところで戦争はすでに始まっているということを、コロナが再燃しても慣れてしまって感覚が麻痺している日本人は忘れない方がいいいだろうが、いまだに札幌に旅行にいきたいなどと言っている人がテレビで取り上げられているようでは、たぶん日本はもうダメなんだろうなあ。



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