大雪

2016年11月6日 日常
大雪
昨日も朝から雪が降り,いよいよ冬がやって来たなあと思っていたが,午前中に雨に変わり道路の雪も溶けて,まあ最初はこんなものだろうと思っていた.

ところが,今朝は早朝か大雪で国道でも前が見えないほどの大雪になり,いきなり冬道の長距離運転でどっと疲れてしまった.新千歳からの出発便も四時間遅れだったようで、待ち時間が長くて搭乗した人たちは出発前にすっかり疲れ果ててしまったことだろう.

長く北海道に住んでいるが,今日ほど雪に疲れた日はなかったと思う.それでも,家族みんなが無事に過ごせたからまあ良かったということにしよう.

冬至日

2015年12月22日 日常
『天文学においては、太陽黄経が270度となる瞬間を「冬至」と定義している。』

2015年は12月22日04:48が冬至の瞬間らしい.昨朝も今朝も天候のせいか自宅を出る頃はまだ自動車がライトを点灯して走っていた.

今年は記録的なエルニーニョだそうで2016年初頭がピークになるらしい.そのせいで暖冬になっているのか,もうすぐクリスマスだというのに札幌では先週降った雪もすっかり溶けてしまった.

明日は休みなのでまたスキーにいくつもりだったのだが,ここまで暖かいとゴルフの練習に変更した方が良さそうだ.
「セリア」延長コードのリコール
「セリア」延長コードのリコール
『100円ショップ「セリア」延長コード発火恐れ

 100円ショップ大手の「セリア」(岐阜県大垣市)は24日、同社が販売した延長コードに発火の恐れがあるとして、商品を回収すると発表した。

 同社によると、回収対象は2010年11月から13年12月に全国で販売された5種類計約244万個。今年6月に兵庫県で延長コードが破損して発火し、子ども1人がやけどを負う火災があり、消費者庁が重大製品事故に認定していた。同社の調査で、発火事故は13年2月から14年7月にかけて9件あり、プラグとコードの接続部が裂ける恐れがあるという。

 対象製品は各店舗に持ち込むか、自宅での引き取りに応じる。問い合わせは専用フリーダイヤル(0120・284・321)。』

 ネットでこのニュースを見たときにすぐにピンときたので,帰宅して確認したらやはり該当する延長コードだった.

 実は2年ほど前に買った掃除機の電源コードが以前のより短いというので近所の「セリア」で見つけた1mのを2本繋いで使っていたらある日プラグとコードの接続部がショートして煙が出たことがあったのだ.

 その時は,コードをドアに挟んで損傷したのではないかと思って残った1本をそのまま使っていたが,その残ったコードで確認したら対象製品だとわかったわけだ.

 乾電池や充電ケーブルなどは今までもよく「セリア」で買っていたし,100Vの延長コードなど単純な電気製品なので故障や不良品の心配はあまりしていなかったのだが,それは大きな間違いだったようだ.

 さっそくちゃんとした国産ブランドの2mの延長コードをネットで注文したが,この週末にでも「セリア」に持ち込んで返金してもらうことにしよう.
『ゼッタイに「NO」と言うべき31のこと。幸せに生きるために

「NO」と言うこと。簡単そうに見えて、意外と難しいこと。空気を読むことが得意な日本人は特に、嫌なことでも受け入れたり、現状に流されることもしばしば。でも、短い人生。自分の主張を押し通す場面だってあります。

「Elite Daily」の女性ライター、Gigi Engle氏が人生においてゼッタイにNOというべき31の瞬間をまとめています。大切な人生を後悔して過ごさないためにも、ぜひ一度読んでみては。

人生では、「NO」と言うべき時があります。きちんと意思を表明しなければ相手の都合のいいように物事が運ばれてしまい自分の人生が台無しになってしまうことも。
やりたくない仕事を続けたり、満たされない恋愛関係をだらだらと続けたりしていませんか。不幸なままでいるなんて、もったいない!今こそ、自分の将来や夢のために立ち上がるべきです。誰もあなたの代わりに戦ってくれません。人から押し付けられるのではなく、自分で選ぶことが大切なのです。

01.興味のない仕事
我慢できない仕事を、無理に続ける必要はありません。

02.先の見えない恋愛関係
自分を犠牲にするような恋愛関係は、やめて次の人を探しましょう。

03.型にはまった生き方
わざわざ、道を狭める必要はありません。

04.両親からの期待
あなたの人生です。どんなに両親が心配しても、自分の情熱に従って生きなくてはなりません。

05.まわりからの意見
まわりの人に、あなたの良さを認めてもらう必要はありません。あなた自身が認めていれば、それでいいのでは?

06.足を引っ張ろうとする人
何であろうと、他人の足を引っ張ろうという人を相手にしてはいけません。

07.社会が求めること
自分らしい生き方を貫きましょう。

08.貴重な時間をムダにすること
時間は、本当に大切なものなんですよ。

09.他の人のために待つ時間
あなたには、そんな時間はないハズ。

10.過剰な食事制限
きちんと食事をし、大切な栄養を補給しましょう。

11.最低な上司
毎日怒鳴ってばかりの最低な上司…。辛い思いをし続ける必要はありません。

12.最後の1杯
みんなが頼む最後の1杯。でも飲みたくないのなら、きちんと「NO」を。

13.直感的にしたくないこと
しなければいけないと思っているだけで、本当は必要ないのかも。やりたくないことには、きちんと「NO」を。

14.自分を甘やかすこと
自分をあわれみ悲しみにくれるよりも、今よりも良い方向へと向かうように頑張るべき。悲観的な思いにNOを!

15.逃げ続ける人生
困難なことにも、逃げずに立ち向かわなければない時があります。

16.誰かの意見に従い続けること
人生は、自分自身で切り拓いていかなくては!

17.沈んだ気持ち
いいかげん、悲しみに浸るのはやめて外に出ましょう。きっと、楽しいことが待っているはず。

18.夢を諦めること
夢を諦めたその瞬間から、これからの人生をムダに過ごすことになります。

19.惰性で動くこと
望むことをやめたら、欲しいものは手に入りません。

20.自分の弱さを正当化すること
弱さに立ち向かうことで、あなたは強くなれるのです。

21.無理なダイエット
無理に制限してしまった食事は、カラダに必要不可欠なものでもあります。

22.自分を過度に守ること
愛を手に入れるためには、心を開く必要があります。傷つくことを恐れて、守ってばかりではいけません。

23.簡単に諦めてしまうこと
覚えていて下さい。今、最悪な状況にいるとしたら今後は良い方向へ向かうだけ。

24.あなたのために時間を使わない友だち
本当の友だちなら、スケジュールを調整してあなたのために時間を割いてくれるはず。

25.まわりからのプレッシャー
パスポートを持って、今すぐ飛び出しましょう。まわりからの圧力に縛られないで下さい。

26.人生に迷うこと
あなたが地図を捨てた時に最高の冒険が始まるのです。迷いを捨てて、挑戦しましょう。

27.人の犠牲になること
あなたの成功を意地の悪い人に邪魔されてはいけません。離れましょう。

28.目に見えない境界線
出口のない場所にいるような気持ちになってはいけません。あなたの未来は、限りなく広がっているのです。

29.単調な日々
毎日を楽しくするために、自分からアクションしましょう。

30.流されてしまう性格
楽な方へと流されてしまう自分に決別して、難しいことにも挑戦しましょう。

31.ソーシャルメディアに依存すること
ソーシャルメディアに依存しすぎることは、注意が必要です。捉われすぎないように。』

 上記の1~31のことがらを分自身について考えてみた.

 1.は我慢できないほどでなければまあやってしまうだろう.2.は今のところ心配ない.3.はその通りだと思うが,なかなか変えることができない.⒋.と5.はもう気にしていない.6.のような人とは決して付き合わないし,7.もぜんぜん気にしていない.

 時間については年をとるにつれてますますシビアに考えるようになったが,8.については気をつけていても自分の判断ミスから時間を無駄遣いして時々悔しい思いをしている.9.については他人を一切待つことはしなくなった.そのかわり待たせることもないように注意している.時間は本当に大切だから自分勝手に待たせるような人を私は信用しないことに決めている.

 10〜12は該当するようなことがない.上司は最低というほどではない.13〜17も私には思い当たることがない.基本的に楽観的で自信家というほどではないがポジティブ志向である.多くの手術のできる脳神経外科医はそうだろうと思う.

 18.夢は諦めていないが今更ながら大きすぎる壁にぶつかったままほとんど前進できていない.死ぬまでに夢を叶えることができるのだろうかと思うようになってきた.

 19〜22は自分には無縁な話.惰性で動くのは嫌いだし,弱さも認識しているし,無理なダイエットはしていない.23.これだけは決してない.極めて諦めの悪い性格.24.そんな友達は不要.25〜28,30,31も自分には無縁.人生に関してはもう悟っているし,人は人,自分は自分というのが基本で他人に影響されたりすることはない.

 29.よく考えてみると今自分がNO.と言わなければいけないのはこれのような気がする.「単調な日々」には飽き飽きするはずなのに,どうも毎日のリズムが単調だ.概ね幸福な毎日だが,仕事も私生活も考えてみれば単調だ.自分からアクションして楽しい毎日にするには一体どうすればいいのだろうか.これはこれから考えてみなければいけないだろう.
『「NHK籾井会長、即刻辞任を」 ジャーナリスト団体

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)と市民団体「放送を語る会」は10日、NHKの籾井勝人会長が定例記者会見で戦後70年にあたり従軍慰安婦を番組で取り上げるかどうかについて、「正式に政府のスタンスがよくまだ見えない。慎重に考えなければ」などと話したことを受け、政府の方針に従って番組を制作することを表明したにほかならないとして、即刻辞任を強く求める要望書を同局に出した。

 要望書では、NHKが政府から独立した放送機関であることや、放送法に不偏不党や番組が何人からも干渉、規律されることがないと定められていることを明記したうえで、「政権党の意に従うと宣言したに等しい」としている。2団体は同日、NHK経営委員会にも籾井会長の罷免(ひめん)を求める要望書を提出する方針。』

『NHK会長:慰安婦問題番組「政府スタンスで放送考える」

NHKの籾井勝人会長は5日の定例記者会見で、戦後70年にあたり従軍慰安婦問題について番組で取り上げるかを問われ「政府の正式なスタンスがまだ見えないので、放送するのが妥当かどうかは慎重に考えないといけない」と述べ、政府が8月にも発表する「戦後70年談話」の行方を見て判断する意向を示した。自律的な放送を放棄するかのような発言は批判を呼びそうだ。

 また従軍慰安婦に関する政府見解は見直す余地があるかを聞かれ、「その手の質問には答えを控える」と述べた。さらに、答えない理由について問われると「しゃべったら、大騒動になる」とコメントを避けた。』

 馬鹿につける薬はないと言うが,こんな人がトップではNHKのニュースもいつ大本営発表に変わるかもしれない.国営放送に惑わされて自分が馬鹿にならないように注意しないといけないようだ.


参考:
『Listening:<記者の目>NHK・籾井会長の1年=望月麻紀(東京学芸部)
2015年02月04日

 ◇現場に広がる「そんたく」

 NHKの籾井勝人会長(71)が先月25日、就任1年を迎えた。就任会見で特定秘密保護法について「政府が必要だという説明だから、様子を見るしかない」など公共放送トップの資質を問われる発言を連発したが、その後、取り消し、「私の考え方は変わっていないが、個人的な見解を放送に反映させることはない」と述べた。国会答弁や記者会見では、放送の公平公正、不偏不党を誓い、「放送法の順守」をまじないのように繰り返して乗り切り、3年の任期全うに意欲を見せている。

 だが、NHK内では、政権におもねる籾井会長の言動をそんたくする風潮が強まっていると聞く。それでも心ある放送人たちが、格差や貧困、原発など社会問題を浮き彫りにする番組を作り続けていることに勇気づけられるが、その役割を果たし続けることができるのか危機感も覚える。

 衆議院解散直前の昨年11月20日、自民党の萩生田光一・筆頭副幹事長らはNHKを含む在京のテレビ6局に「公平中立、かつ公正」な選挙報道を求める要請文を渡した。要請文には、出演者の発言回数及び時間から街頭インタビューや資料映像の使い方まで詳細な指示が書かれている。

 NHKは、要請文を受け取ったことも明らかにしようとしない。籾井会長は、自らも街頭インタビューについて「アンケートでも何でもない」「誤解を与える」と発言しており、要請文の内容も正しいと考えているようだ。「公平さ」とは批判を招かないことと同義ではないこと、「公正さ」とは放送局側が自ら判断して多角的な意見を紹介することであるというメディアの一翼を担うものとして当然のことを理解していない。

 ◇トップ意識欠如、予算承認で露呈

 実際、公共放送のトップとしての意識の欠如は、与党議員でさえもあきれさせる。籾井会長は昨秋、与党幹部の前で「NHK予算は与党が賛成してくれればいい」と発言、逆にたしなめられた。

 そのわずか半年前の国会で、NHKの2014年度予算案は与党とみんなの党(当時)による賛成多数で承認された。全会一致にならなかったのは、職員の不祥事が相次いだ直後の06年度予算案以来8年ぶりだった。NHK経営委員の上村達男早稲田大教授は「NHK予算は、正反対の意見の人々も立場を超えて賛成する。そこに、広く国民的立場に立つNHKのあり方が反映されてきた」と指摘。会長の個人的見解が批判を受けて全会一致が崩れたことに「反省を」と苦言を呈していた。にもかかわらず、与党幹部への発言が出たのだ。

 一方で籾井会長は、組織の掌握に熱心に取り組んできた。管理職の異動を不定期化させ、執行部の理事の任期を現行の2年から1年に短縮したいと経営委員会に提案した。またムチだけでなく、アメも用意した。14年末の職員賞与を加算。その額は、一般職員の場合は2万〜3万円だが、管理職に至っては20万〜50万円の大盤振る舞いだった。

 ◇「政治的な内容」自主規制の風潮

 その結果、籾井会長が直接的に番組内容に介入しなくても、放送の現場が自律的に政治的な内容、とりわけ与党の方針に異を唱える内容を自主規制する、いわゆる「そんたく」する風土が強まっているという。複数の職員がそう証言する。

 たとえば、昨年の衆院選の選挙期間中には、俳優の宝田明氏が番組で戦争体験を語り、「戦争は人間の大罪」と断じた上で、投票の重要性を説こうとしたところ、男性アナウンサーがインタビューを終わらせようとした。

 問題が表面化するのはごく一部に過ぎない。番組を統括する立場にある職員は「人事異動の不定期化の実例を目の当たりにして、自分や上司に汚点が付かないよう、番組作りを自主規制している風潮がある」。別の職員は「そんたくの横行に無自覚な人が多い」と危機感を募らせる。

 1月31日、経営委員会が視聴者の意見を聞く会を水戸市で開いた。「見た番組の分だけ支払う制度に変更できないのか」など、放送サービスは受信料支払いへの対価との認識を持つ人が多かった。「財政面で政治や商業主義からの自主性を維持する」という公共放送を支える受信料制度の理念が浸透しているとはいえない。

 籾井会長とNHK職員はこの現実を直視すべきではないのか。政治家や上司の顔色をうかがうのではなく、視聴者に必要な情報、視聴者の期待に応える番組を放送する。その姿勢なくしては、受信料収入から3000億円超をあてる放送センターの建て替え計画も、インターネットでの番組視聴を有料化する受信料制度の見直しも理解されないだろう。』


大失敗

2014年12月14日 日常 コメント (2)
大失敗
大失敗
大失敗
 全自動洗濯機の中蓋の部分に錆が出て洗濯物に影響が出るようになったので買い換えることにした.いつものことながら我が家では家電の購入とメンテナンスは私の担当である.

 今考えれば後継機をそのまま購入すればよかったのだが,どうせなら違うデザインのにしようと考えたのが失敗のはじまりだった.選んだ機種が今日無事に届いて設置されて一つ問題を解決したつもりになったのも束の間,妻が「これ乾燥のボタンが付いてないよ〜」と言いながら私の部屋に入ってきた.

 最初は何の話かわからなかったのだが,実は私がヨドバシカメラに発注したのは乾燥機がついていないただの全自動洗濯機だったと気づいた時には後の祭り.一応電話してみたがやはり返品もできないとのことで,すぐに後継機の全自動洗濯乾燥機を注文して明日の午前中には届くことになった.

 困ったのは今日届いたばかりの全自動洗濯機をどうするかということだったが,結局クロネコヤマトに頼んで明日の午前中に搬出してもらって実家に届けてもらうことにした.

大雨

2014年9月11日 日常 コメント (2)
大雨
大雨
大雨
『北海道石狩・空知・胆振地方に大雨特別警報

 札幌管区気象台は、北海道石狩地方と空知地方に、室蘭地方気象台は胆振地方に、それぞれ大雨特別警報を発表した。札幌市南区や千歳市・恵庭市を中心に昨夜から断続的に激しい雨が降り続いて、これまでに経験したことのないような大雨となっている所がある。昼過ぎにかけて、土砂災害や河川の増水に最大級の警戒が必要だ。

 上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでいるため、全国的に大気の状態が不安定となっていて、各地で猛烈な雨が降っている。特に、北海道石狩地方では、昨夜から断続的に激しい雨が降っていて、レーダー解析では午前6時までの6時間の雨量が350ミリに達したところがある。土砂災害、低地の浸水、河川の増水には、最大級の警戒が必要だ。  』

 午前3時過ぎからiPhoneの緊急速報のアラームが数分おきに鳴り続けたのですっかり寝不足気味になった.広島市のことがあったので大事を取って警報を出したのだろうが,10本以上も出されると厭になって警報の受信を止めてしまった.GPSと連動させて現在地の周辺だけに関係のある警報を出す事などはできないのだろうか.

予期せぬ出来事

2014年7月26日 日常
『シベリア森林火災で?PM2・5高濃度…北海道

 北海道内では26日、各地で前日に引き続き微小粒子状物質(PM2・5)の濃度が高まった。

 札幌、千歳、旭川の各市では同日朝、国の暫定指針である「日平均1立方メートル当たり70マイクロ・グラム」を超える恐れがあるとして、市民に外出自粛などを求める注意喚起をそれぞれ出した。

 道によると、同日午前5~7時の平均濃度は旭川市は1立方メートル当たり103・7マイクロ・グラム、千歳市も同90・0マイクロ・グラム、札幌市も同92・3~95・7マイクロ・グラムだった。

 札幌管区気象台によると、東シベリアで大規模な森林火災が発生しており、偏西風に流された煙霧が道内上空に到達しているとみられるが、PM2・5の濃度上昇との関係は「はっきり分からない」という。

 各市は〈1〉屋外での長時間の激しい運動、外出をできるだけ減らす〈2〉換気や窓の開閉を少なくする〈3〉呼吸器や循環器疾患のある人や高齢者らは体調に応じて慎重に行動する――ことなどを呼びかけている。』

 たしかに煙のような霧のような白いもやが街全体を覆い,木が燻されたような変な匂いがしたが,あまり有害というような感じはしなかった.でも,ニュースではPM2.5が含まれていて人体には有害なようなので今朝のサイクリングは中止になった.

 昼前からは台風崩れの熱帯低気圧の影響で大雨になったが,それでもまだ空は白いもやで覆われていた.明日は晴れて青空がみえるのだろうか.予想もしなかったPM2.5を含んだもやのおかげで外で遊ぶことができなくなってしまった.

長雨

2014年6月21日 日常
『札幌の雨、15日連続 6月の最長記録更新

 梅雨のような天気が続く道内、20日も雨が降った。低気圧が通過した影響で、札幌市では朝方に霧雨が観測され、6日から15日連続の雨。札幌管区気象台によると、1885(明治18)年の観測開始以来、6月としては最も長い降雨記録となった。

 気象台によると、これまで最も長かったのは1956年の14日だった。室蘭市でも4日から17日間雨が続き、6月の最長記録を更新した。

 ただ気象台の観測は、霧雨のように降水量0・5ミリ以下の現象も「感雨器」と呼ばれる観測機が雨を感知すれば統計上、「雨」とされる。札幌市の20日朝方の霧雨も降水量は「0・0ミリ」。同じようなケースは15日のうち4日あった。とはいえ雨量が異例の多さであることは確かで、6月に入ってからの雨量は札幌市で99ミリ(平年同期間の3・3倍)、稚内市で144ミリ(同4倍)など、平年を大きく上回る。日照時間も平年の同期間の6割~8割と少なくなっている。』

 この雨のせいで最近はぜんぜん自転車に乗れていない.仕方がないので休日にゴルフの練習場に行っている.そろそろ晴れてくれないと,自転車用の筋肉が衰えてしまうのではないかと心配だ.

冬に逆戻り

2014年4月5日 日常
冬に逆戻り
『北海道・宗谷、留萌で暴風雪続く 札幌・小金湯でも12センチ

 道内は5日、発達中の低気圧の影響が続き、宗谷や留萌地方で局地的な暴風雪に見舞われた。正午までの24時間降雪量は宗谷管内中頓別町で46センチ、最大瞬間風速は稚内市で23・8メートルを観測。札幌管区気象台は日本海側北部で暴風雪が続く恐れがあるとして、吹きだまりによる交通障害などに警戒を呼び掛けている。

 同気象台によると、低気圧はオホーツク海を北東に進んでおり、暴風圏は釧路、根室地方から日本海側北部に移っている。また、寒気が入った影響で気温が下がり、道南などを除き各地で雪となった。

 5日午前0時から正午までの12時間降雪量は留萌市幌糠で19センチ、後志管内喜茂別町で13センチ、稚内市声問と札幌市南区小金湯などで12センチ。最大瞬間風速は日高管内えりも町の襟裳岬で28・5メートル、根室管内羅臼町で27・4メートル、稚内市宗谷岬で27・2メートル。

 札幌では12日ぶりの降雪となり、5日正午までの24時間降雪量が6センチを記録。朝は吹雪の中、顔を覆いながら足早に歩く姿が見られた。

 札幌管区気象台は6日午前6時までの24時間降雪量が、日本海側の多いところで35センチに達すると予測。5日夕方にかけて予想される最大瞬間風速は日本海側北部で35メートル、波の高さは5メートル。』

 道路の雪がなくなって今年はタイヤ交換を早くしようかと思っていたら,あっというまに積雪して冬道に逆戻りしてしまった.

3年経っても

2014年3月11日 日常
廃炉作業の収束の目処も立たないらしいのに,貿易収支が赤字になると再稼働しかないって話になるんだから,原発の安全性なんて運まかせみたいなものだろう.

建設中の原発くらいは中止にすればいいのにそれもしないのだから,本当は将来的に脱原発する気もないのだろう.

http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/10/happy-11311_n_4932896.html

『 3.11 福島第一原発の収束作業現場は3年でどう変わったか? ベテラン作業員のハッピーさんに聞く

3月5日、福島県内の繁華街は冷たい雨が降っていた。待ち合わせの場所であるカラオケボックスのフロントで手持ちぶさたにしていると、1人の男性が入店。「こんばんは」と声をかけてきた。

彼は、福島第一原子力発電所で働く原発作業員のハッピーさんだ。20年近いキャリアを持つベテランで、東京電力の協力企業に勤めている。東日本大震災直後から、匿名でTwitterを開始。事故の収束作業は実際にはどうなっているのか。汚染水漏れの深刻な実態は……。現場で働く人間しか知り得ない情報を含めて、膨大な量のツイートをしてきた。現在のフォロワー数は実に8万8000人を数える。

2013年10月には、過去のツイートをまとめて『福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日』(河出書房新社)という単行本を出版。大きな反響とともに増刷を重ねている。本の帯で、ジャーナリストの津田大介さんは「どんな報道関係者にも真似できないルポルタージュであり、新世代の労働者文学でもある」と賞賛した。

今回、ハッピーさんに取材を申し込んだところ「身元がばれないように」というリクエストがあった。実名で情報発信すれば、現場にはいられなくなる恐れがあるため、今も匿名を貫き通しているのだという。東日本大震災から3年目を迎えるに当たって、原発作業員は何を感じているのか。福島第一原発をとりまく状況は事故直後から変わったのか? 変わってないのか? 忌憚のない意見を聞いた。

■「ハッピー」誕生は、マスコミへの憤りがきっかけだった

――なぜ原発作業員の立場で、匿名でツイートを始めようと思ったんですか?

東日本大震災があった3月11日から3号機で爆発が起きた3月14日までは、1F(いちえふ:福島第一原発の略称)で作業をしていました。その後、15日の未明に、吉田昌郎所長(当時)から「協力業者さんは避難してくれ」という話があって、僕は避難しました。

事故が起きた当初、1Fに勤めている僕のことを心配していろいろな方が、「大丈夫なの?」と問い合わせがあったんです。ただ、当時はなかなかメールがつながらない。Twitterの方がまだつながるということで、ハッピーのアカウントを取得してツイートを始めたんです。

――Twitterの方が、むしろメールよりつながった?

そうなんです。友達が心配してきて、話してきて。「大丈夫?」っていうのと「原発、本当にどうなってんの?」というのがあった。そのやりとりをTwitter上でしたのが始まりでした。ただ、自分も「原発の中にいる」という人間なので。なかなか自分の本名とか、身元が分かる形では発信できないから匿名にしたんです。

その頃は報道が錯綜していたんです。政府と東電に「福島原発事故対策統合連絡本部」というのができたものの、そこからの情報があまりにも正確な情報じゃないものが混じっていて、それをマスコミの方が取材する。それを評論家とかいろいろな方を呼んで報道しているわけです。僕もそれはテレビで見ていて、それまでいた現場と違いすぎると感じたんです。あまりに情報が少ないため、いろいろな推測が生まれて、「最悪の事態が」と煽る風潮がものすごくあって、それにちょっと憤りを感じていました。

――あやふやな情報を元に憶測だけで語っている人が多かった印象があります

そうです。そうした報道によって左右される方がいっぱいいたんです。少なくとも僕の友達、知り合いは、僕がTwitterをやっているのは教えていたので、そのつどメールを送るより、Twitterで僕の正確な情報を伝えたくて「マスコミが報道したこれは、実はこうなんだよ」っていうのを、つぶやいていこうと思ったんです。だから、自分の知り合いに対するメッセージだったんですよ。評論家の方も、かなり過激なことも言っていたので。「それはちょっと違うんじゃない?」とか。「実際、現場はこうだよ」とかいうのを伝えたかった。

――だんだん反響が大きくなっていく中で、自分でも不特定多数のフォロワーを意識するようになったのですか?

そんなに意識していないですよ。というのは、今では8万8千人のフォロワーがいるんですけど、それを意識してつぶやいているわけではないです。

――では、今はどういった意識で発言されているんですか?

当時からそうですが、あくまでも自分の知っている人に「今こういう状況だよ」と。それともう一つは、Twitterというのはずっと残っていきますから。記録も取れるし。自分はノートを書いて、日記を毎日つけるわけではないので、そのつぶやきの中で日記のつもりで書いてましたね。

そうすると、その中で日付も時間も載りますし。だからそういう形で、個人的には自分の日記的なものでしたね。だから書籍化するときも、『福島第一原発収束作業日記』というタイトルにしたんです。あくまでも、ルポではなくて、僕の中では日記です。その日記を不特定多数の人が見てくれれば、いろいろなことを、そのつぶやきから考える人もいるし。自分の思うところを自分勝手につぶやいています。

――そのスタンスは今も変わっていないと

変わってないですね。特に自分の意見を多くの人に強制するわけでもないし、「僕はこう思います」ということだけですね。

■福島第一原発の収束作業「現場の意欲は落ちている」

――3.11から、まもなく3年を迎えますが、改めて考えて、この3年間で1Fを取り巻く状況は変わったように感じますか?

よく聞かれるんですけど、難しいですね。変わった部分もあれば、変わっていない部分もあります。たとえば1Fの中でいうと、確かに現場はかわりました。環境が良くなったところもあるし。一方で全然変わらない場所もあるんです。原子炉の建屋の中は、調査すらまだ進んでない所が多数ある。

だから、作業員の環境改善のために敷地内の除染とか「外堀」の部分は進んでいますが、建屋の中はいまだに進んでいないと。それから汚染水にしたって、やってはいるんですが、放射性物質を除去するALPS(アルプス=多核種除去設備)が動かないのが原因で、去年の4月ぐらいから地下貯水槽から汚染水が漏れて、それを貯蔵するためにタンクをどんどん増設していくようになっています。原子炉の一応の冷却のループはできたんですけど、結局それからは全然進んでいないんですね。

――ALPSがうまく稼働してないということですか?

稼働はしてますけど、汚染水の放射性物質で取り除けるはずの62種類全部は取れていません。だから今、ホット試験という言い方をしているんですよ。そのホット試験も、なかなかうまくいっていない。本当はホット試験というのも当初の予定は約3カ月で済むぐらいの話だったのが、もう1年以上も続いている。だから現時点でも、いつ本格稼働するかわからない状況なんですよね。

――つまり辛うじて冷却し続けてはいるけど、そのために汚染水が増え続けてしまって対策が必要になる。いたちごっこみたいな状態ですね

そうですね。常に100度未満に温度を下げるまで冷却しようと、炉内燃料の冷却をしようというところまでは来たんだけど、綿密な計画を立てていたわけでは亡く、最初から行き当たりばったりの状態だった。冷却のループができ、冷温停止状態となってから政府は「収束宣言」を出しましたが、現場では全く収束どころの話ではなかったんです。

――ハッピーさんの著書のタイトルも「収束作業日記」となってますが、「まだ収束していない」という意味なんですね

そうです。だから、そういう意味では変わったところもあるけど、全く手つかず変わってない部分もあると。あと、警戒区域にしたって、除染はどんどん進んではいるけど、除染に対しても数値的目標がないのでキリがないという所もあります。一番変わってきているのは住民の気持ち、働く人の気持ちが、かなり変化してきていると思います。

――どのように変化したのでしょうか?

最初のうちは地元の方もかなりいたので、「1Fを収束させなきゃ」「浜通りをもとに戻さなきゃ」という気持ちで一生懸命やっていたんだけど、なかなか先が見えてこない。それと住民帰還にしたって国は無理やり地域に帰そうとしているのが見えるし、1Fの対策にしたって、国がいくら前に出たって「東電が主体」という部分は変わらないわけです。

国は「変える」「変わる」って言ってるんだけど、実質的には現場から見ると変わってないわけですよ。その辺から、みんなのモチベーションとか、前に進んでいく意欲というのが最近は落ちてるなという気はします。

それと、「5年100ミリ」(累積被曝線量が100ミリシーベルトを超えると、5年間は放射線業務に従事できないとする厚生労働省の通達)という縛りがありますので、事故当初からいた人は僕も含めて、今まで何百人単位で残っているんですけど、3年間で、大体60~80ミリの被曝をした人が結構多いんですよ。

残りの2年間は残線量20ミリで作業するなんて無理な状況なので、1Fの現場を離れる人が今は増えている。それが今、ベテランが離れていると言われているところです。原子炉の形って大きくわけて、PWR(加圧水型)とBWR(沸騰水型)の2種類があるんです。

今までは事故当初は全国の原発が順次止まりましたから、全国から技術者や作業員が応援で1Fに来ていたんです。ところが再稼働の話が出て、PWRの再稼働準備が先行したので、PWRの新規制基準に対応するため、主に西日本から人を呼べなくなった。さらに、東京電力の柏崎刈羽原発の6〜7号機の再稼働に向けて、現在はBWRの工事もどんどん始まっている。そうなると1Fで残り線量が少ない人たちやベテラン作業員は、そちらに流れていく傾向になっている状況です。

――1Fが収束してないのに、再稼働が進んでいくことによってベテラン技術者が離れていってしまうという問題が起きているんですね

そうですね。まず第一の問題は、1Fの現場検証が行われない状況下でありながら、政府が再稼働を進めていることです。次に作業員の問題として、1Fにしたって「5年間で100ミリシーベルト」の縛りがある。100ミリシーベルトを超えると、6年目からしか入れないので、原発従事者として登録できない。そうなると作業員の生活も懸かっているし、1年間の生活費を1Fで働いたからくれるかといったら、くれないですから。自分の生活を考えると、残りの被曝線量で働ける場所で仕事があるなら、そちらに行くわけです。

――最初のころは地元出身者が多かったですけど、いまは地元の人の比率はかなり少なくなっているような状況ですか?

そうです。当初は70%ぐらいが地元の人間でした。今は50%を下回っているんじゃないかと思います。それが正確な数字かどうかはわかりませんが。

地元の浜通りの人達は、作業員である前に被災者でもあるわけですよ。津波被害にしろ、原発被害にしろ、その被災者の多くは別な土地に避難しているわけです。ところが避難していると、さまざまな家庭の事情が出てくる。たとえば震災前には浜通りの介護施設に、おじいちゃん、おばあちゃんを入れていたのに、今は避難先で自ら面倒を見なくてはならない状況とか。子供のことが心配で、家族や親に反対され、原発で働くことができなくなって、辞めざるを得ない状況の人が増えているんです。

――現場の雰囲気も事故前と事故後、そして今と変わってきていますか?

変わってきてますよ。請負企業は30社ぐらいありますけど、長くやっていればいろいろな顔見知りもいっぱいいるんですけれど、今は減ってきているという実感はありますね。

作業員も事故前は、地元中心で地元の会社が人を集めたりしたんだけど、その人たちだけじゃもう賄いきれないから、現在は九州・沖縄・北海道・青森など、他の都道府県の人が増えたし、原発作業は初めてという人もかなり増えました。


■「汚染水は怖いもの」という意識すらない作業員も

――汚染水漏れが最近ニュースになることが多いのですが、あまりにも汚染水のニュースが多すぎて、特に首都圏の人々の間では感覚が麻痺してきているような印象を受けますが、現場ではどうでしょう?

「どういう感じ方か」なんですが、現場にいる人は汚染水に対する意識がそんなにないんですよ。実は汚染水漏れは、報道されないものも以前からいっぱいあったんです。変な言い方ですが、現場の作業員は汚染水に慣れちゃっている人が多いんですよ。

――首都圏の人よりも、もっと慣れている?

はい。もっと慣れてるからこそ、汚染水絡みのトラブルが頻出している部分もあるんです。2月28日、東京電力の相澤善吾副社長がJヴィレッジでの会見で「非常に恐ろしいものを扱ってるんだ」って安全意識をうながす言葉が出ました。あの人がそんなことを言ったのは初めてなんですよ。今まで僕らも、そんな言葉を聞いたことない。

でも、ベテラン作業員とか僕らみたいな長くやっている人は「このベクレルは危ない」「この線量は危ない」とか危険の度合いというのは判断できるわけです。でも見た目からすると線量も汚染も、痛くもかゆくもない、臭いもない、それから見た感じも雨水・普通の水と変わらない。ちょっと濁っているぐらいという感覚。

「これを1滴でも漏らしたら大変だ」という危機感がない人が多いんです。だからそれをちゃんと教育をして、意識付けを高くしていかないと、これからもトラブルを減らすのは難しいですね。

――最近入ってきた作業員の多くにとって、どこまで危険か肌感覚ではわからないと?

そうなんです。だから、今回そういうことがあって、これから作業員の教育も含めて「意識付けをしっかりやっていかなきゃ」という対策を東電は立てるんです。原発作業が初めての人たち、放射線の知識もない人たちがいっぱい来ているので、そういうところをちゃんと「僕らが取り扱っているものは、こういうものだよ」と教えていかないとダメだなと思います。

それは今まで国も東電も、ある程度の基本教育は行いますけど、個々の工事ごとの意識付けというのは請け負った会社任せなんです。会社によってレベルが違う。たとえば、しっかりそういうところまで教育して、トラブルが少なく、汚染水の知識もちゃんと教育しているところもあれば、ただ「こんな作業やるよ」というだけのところもある。企業ごとバラバラなのが実態です。


■収束作業は東電任せではなく、国家プロジェクトでやるべき

――本来だったら収束作業は国家事業でやっておかしくないのに、そうしてないのが問題だと?

僕は最初から言っているけど、国家プロジェクトでやるべきだと思います。本来なら東電を一度解散するべきなんですよ。そこで、そのあとに旧東電のノウハウも必要な部分もあるし、そういう人たちを集めて一つの国家プロジェクトとしてチームを作って、そこに国が予算を投じるべきです。要は、東電が破たんすると困るところがいっぱいあるわけですよ。

国がやらないのは、僕は「第二のリーマンショックを恐れているのかな」と思ってます。もしそうなったら、株は飛んじゃうし、貸し付けている銀行は不良債権をいっぱい抱えちゃうし。それが一番恐ろしかったんじゃないかな。エネルギー政策にしたって東電破たん処理にしたって。全部、日本の経済を考えて作られたシナリオなんだと僕は感じています。

東電は半分、国の資本が入って原子力規制委員会の支配下にはありますけど、結局は民営企業なんですよ。その民営企業は黒字にするということは1Fも含めての決算になるので、どうしてもコストなんです。

――著書の中でもコストの話がたくさん出てきますよね。

いまだにコストの話になるんですよね。「廃炉カンパニー」を作ったって完全分社化ではないんです。東電に責任を取らせるのはあとにして、今は国家プロジェクトでやり、1F収束に必要なお金を注ぎ込むべきものは注ぎ込んでやるべきだと思います。東電からのお金の回収は後回しでも構わないから。調査も東電自体でやっているから、極端な話、自分に都合の良い調査しかやってない場合があるわけです。

――今、日本政府の対応として欠けていることは、まずそこですか?

どこまで真剣に考えるかですよ。たとえばオリンピックは東京でやることが決まれば、赤字になろうが国家予算を投じてでも、国のメンツをかけてやらなきゃいけなくなりますよね。期限は決まっているわけだから。この6年か7年間の間に、規制緩和をする、法改正もすると国を挙げて取り組むわけですよ。

では廃炉に対してはというと、30年〜40年という長い工程だけど、根拠のない机上の空論になっている。それに向かってスピードアップしなきゃいけないはずなのに全然進まない。「足かせになっているものは何?」という検証をしていないし、「そのためにはこういう法律を変えて」「国が責任を持って、こういうのは認めましょう」とか、そういう話っていうのは国会じゃないとできないのに、そういうのが3年たってもなかなか出てこない。

――全部、東電まかせになっているんですね

そう。東電もいろいろな言いたいことはあると思うんですよ。国に対して「こうしてほしい」「ああしてほしい」と、でも、それが言えないという雰囲気はありますよ。怒られてばっかりだし、東電が事故の当事者であり、営利企業であるからといことも含めての話で。

そういう東電という「しがらみ」をなくして、一つの国家プロジェクトとして廃炉に対してどうすればいいかということを考える組織じゃないとダメだと思うんですよ。今はいろいろなバイアスがかかって、言いたいことが言えない状況になってますからね。


■東京オリンピックにゼネコンが取られる

――2020年の東京オリンピック開催が安倍政権で決まりましたけど、今それをやっている場合じゃないという立場ですか?

廃炉のこと考えると、反対ですね。廃炉にしたって、復興にしたって、まず間違いなく、資材も人材もオリンピックに持ってかれますし。ゼネコンも今は1Fにいますが、絶対オリンピックの仕事をしたいはずです。

それは民間の営利企業であれば、やはりそうですよ。1Fには技術的なメリットもないし。たとえば、1Fの工事を請け負ったとしても、失敗した時の影響ってすごいじゃないですか。マスコミに「ゼネコンの○○社の汚染水タンクが失敗」と叩かれるわけですからね。

――オリンピックのスタジアム作る方が、原発事故の収束作業をするよりワリが良いって話になりますよね

それは、そっちのほうが会社の株は上がりますよ。民間の会社であれば、1Fはリスクの高い場所なんですよ。本来はやりたくない場所です。最初のころは、応援という形で、「1Fを何とかしなきゃ」「うちも手伝いますよ」って来てたけど、段々そうじゃなくなってきました。

手伝っても失敗したら、寛大に見てもらう風潮じゃないので。そうすると、「あそこに思い切ってリスク背負っていくか!」というゼネコン会社とか原発メーカー、企業がいるかっていうと、なかなかいないですよ。そういう意味では、ものすごく昔とは変わっています。

――昔は協力企業にしても作業員にしても、あえてリスク度外視してもやるっていう心構えがあったけど、今はもうそういう感じではなくなってきていると

汚染水問題もそうだけど、「トラブル起こしたら、また怒られるよね」「叩かれるよね」というような雰囲気になってます。それだと、なかなか思い切った仕事はできない。人を集めても、「素人ばっかり入れてもなぁ」とか、そういう怖さは企業側にあります。

オリンピックに人を取られ、再稼働に人を取られていたら、1Fはベテランとか熟知した人が揃うとは思えないです。


■好景気になるほど、原発作業員のなり手はいなくなる

――昨年の参院選や2月の東京都知事選でも、脱原発が争点になりました。今、世間的に言われている脱原発的な風潮については現場作業員としてどう見ていますか?

もうね、脱原発とか推進とかいうのは、今の僕の頭の中にはないんです。というのは、僕は残りの人生を考えると、やはり1Fの廃炉と、未だに13万人が避難している福島県沿岸部の浜通りの帰れなくなった土地のことしか頭にないんですよ。国のエネルギー問題も大事だけど、僕は政治家じゃないので、まずは目の前のことしか考える余地がないというのが正直なところなんです。

ただ「このままでいいんですか?」という気持ちはありますよ。これからどんどん少子化の影響で人口は減っていくわけじゃないですか。そうしたとき、果たしてこれだけの電力は必要なのか。

人口がどんどん減ってきて、働く人の数が限られることになるはずです。僕らのような原発従事者は、事故前には8万人でした。その8万人が55基の原発を動かして、メンテナンスしていた。ところが少子化になるし、アベノミクスや東京オリンピックで景気は上がります。景気がいいときに、わざわざ原発に人が集まるかって問題がある。

――不景気のほうが原発には人が集まると?

原発というのは、リーマンショックにしたってバブル崩壊にしたって、総括原価方式のため、多少の資材関係の影響はありましたけど、人的な影響というのはないんです。むしろ経済が不況のときの方が人は集まりました。普通の民間企業とは逆なんですよ。世間が好景気のときほど、人が集まらないんです。

――アベノミクスで景気が良くなってくると逆に、原発事故の収束作業を取り巻く状況は悪くなるわけですね

そうなんですよ。他の業界の方が賃金が高ければ、みんな他の業界に行きますよ。やはり原発はルールも厳しいですし、これからテロ対策も含めて身分もいろいろ調査されますし。調査されたくない人が建設業にはいっぱいいるのが現実ですから。だから日本版NSC(外交・安全保障の司令塔となる「国家安全保障会議」)にしたって、テロ対策にしたって、原発に人が集まりにくくなるような法律がいっぱい出てるのが心配なんです。

――そのうち、外国人労働者とかもどんどん入ってくることになりますか?

この前も新聞に載っていたけど、外国人の人を雇用せざるを得ないと思いますよ。それは原発だけじゃなくてオリンピックも含めてですけど。ただ、原発の場合は外国人を雇用するとなると、やはりセキュリティの問題が出てくるので、そこをどうするか。宗教とか思想とかまたいろいろそこまで調べるのとか考えなきゃいけないという問題が出てくるんですよ。そういうのも、今から動かなきゃいけないのに動いていない。原発の場合は、外国人雇用は即スタートはできないと思いますよ。


■10年後に燃料デブリを取り出すのは「まず無理」

――現場の原発作業員の方では、廃炉までのスパンはどのように考えてますか?

いや、考えられないですよ。茂木敏充・経済産業相は「3.11の10年後から燃料デブリを取り出しますよ」って言ってますけど、10年なんか絶対無理ですよ。現場はみんなそう思ってます。僕は1年目から言ってるけど、今の段階で「何を根拠に10年って出てきたの?」って。

廃炉までの期間とされている30〜40年にしたって何の根拠もないんです。飽くまで目標として立てただけで。実際に中身を見てみると、10年後に燃料デブリを取り出せるのかと言えば、僕はまず無理だと思う。現場で働いている人は、ほぼ全ての人が思っていると思いますよ。

――現在、中には入れないのは何号機ですか

主に1、2、3号機の3つです。ただ、無理をすれば原子炉建屋の中には入れますよ。毎時20ミリ~30ミリシーベルトあるので、5~10分の世界なんですけどね。

――ロボットを開発して、遠隔操作で作業をするのはどうでしょう?

まぁ、それをやってますけど。ロボットだって、なかなか思うように動かないしね。開発しながら、実際に現場で使ってみて、さらに改良を加えてという世界なので。最終的には人が入って、人海戦術で行くしかないと思っています。

建屋の中でロボットが止まれば、ロボットを回収しに人間が行くわけで。だからまだまだ先の話ですよ。想像もできないです。だって調査が終わってないのだから。調査が終わらなければ対策の立てようがない。

――どこから水が漏れているのか、具体的な位置もまだわかっていないのですか?

わかっていないですね。

――その状態で廃炉に向けて燃料デブリを取り出すと言われても難しい

いろいろな机上の計画はいっぱいありますよ。それが実現するかどうかは、わからない。

――そういった現実は、一般の人はあまり知られていないと思います。1Fに詳しくない人は、「みんな真剣に作業してるから」「政府は大丈夫って言っているから終わるんじゃないかな」といった希望的観測の人も多いのでは

そうそう。だから、みんなそう思っているだけなんですよ。でも、実際どうなのか。「何を根拠に、これが出てきているんですか」って、僕なんか質問したいぐらいですから。「これをやるには、これですよね」「これ、ここまでいってませんよね」「こっから積み上げていったら、10年なんて絶対無理じゃないですか」って話になりますよ。

――ある意味では、事故後から変わって対策できた部分もあるけど、震災の起きた翌日の段階から状況として変わってない部分もあると

ドーンと事故に遭って、応急処置はしてICU(集中治療室)に入り、とりあえず命はつなげたけど、そこから改善に向かってやっているかといったら、そこまでもいってないですよね。

――本当の病巣を取り除けたわけではないと

倒れた原因が何なのかさえまだわかっていない。病名がわかってない状態。だから「とりあえず命はつなぎましたよ」というところまでです。

――応急処置で一命は取り留めて延命は続けているけれど、根本的な病気がわかってない。対策もとれていないという。ことですね

たとえるならそういう感じです。予定通り10年で燃料デブリを取り出すことさえできれば、その段階から今度はリハビリ状態に多分なると思うんだけど、今はそこまで想像がつかないですよ。

――逆に政治家や東電にしても、あたかも既定路線で可能だという風に言ってしまうことに問題がある?

それに向けて動いてはいますよ。だけど、やってみて初めて分かることなので。着地点があって、そこに一本線で向かっているのとは違うんです。実際には試行錯誤の繰り返しで、「あ、違う」「ここ行くにはこっちの道にいこう」「あ、これだめ」「あ、こっちの道で行こう」という段階。燃料デブリ取り出し開始まで10年計画だけど、そこにたどりつくまで何十年かかるかわからないという状況です。


■3年たって「風化させるな」とは言えない

――世間的には3年経ったということで、だんだん震災に関する・・・あえて今回、寝た子を起すわけではないですが、我々としても、もう1回考えてみようというのが今回の取材の趣旨なんです。世間の注目にしても、1Fへの関心が前よりも薄れてきている印象を受けます

それは薄れてるとは思いますよ。ただ、汚染水問題のニュースがあるので、まだみんなの気持ちの中にはあると思いますが、東京に行くと「えっ、1F収束作業ってまだやってるんですか?」ていう人もいるし、「原発って全部止まってるんですか?」っていう人もいます。

ただ、阪神淡路大震災のときも、ものすごい地震だったじゃないですか。あれが復興するまで、かなり時間がかかったわけですが、自分もあの時を振り返って、3年経ったあとに阪神・淡路のこと考えていたかなといったら、考えてなかったんですよ。自分の中で風化していました。だから世間の人に「3年たって忘れちゃだめだよ」って、無理強いできるかっていうと、僕の反省からはできないです。

――3年前に事故が起きた時に考えていた未来の予想と、今の現状とを比べて、良い点、悪い点・・・当時はもっと良い状態になると考えてなかったのでしょうか?

考えてましたよ。だけど、こんなもんだろうなと思います。僕は、3.11以降つぶやいてますけど、1年目からこういう心配をしていたので、「このままだと、こうなるよ」という予想が、その通りになっていますから。

――事故当初の問題がまだ解決してないと

そうです。もしくは収束宣言以降の半年間で、体制もコストも作業員の問題も含めて解決しなければならない問題が、そのままになってます。オリンピックは決まってなかったですけど、4年目5年目になれば、ベテラン作業員が足りなくなるというのは1年目からわかっていましたから。

そういうことも、つぶやいていたんだけど、それを僕みたいな一作業員がつぶやいたって変わるわけじゃない。もっと組織の人たちが、国も含めて考えていれば変わってたかなとは思いますね。


■ハッピーさんが福島第一原発で作業を続ける理由

――ハッピーさんは、なぜ原発の作業員になろうと思ったんですか。事故の起きる前ですが

もともと、僕は原子力工学を学んでいたわけではないですし。たまたま、流れで来ちゃったんです。人と人とのつながりでこの世界に入ったという感じですね。

――でも原発の作業をずっとやってこられて、3月14日の3号機爆発後に吉田所長から「協力企業の方は避難して」と言われ避難しました。その後は、ハッピーさんの方から現場に戻りたいという意思表示をなされたのは、なぜでしょうか?

ボーンと爆発したのを見たのが大きかったですね。東電の地元の人でも同じような意識があるんですが、それまで1Fの作業に長く携わり、自分がメンテナンスしたり工事やったりしてきた「マイプラント」という意識があるんですよ。「自分が造ってきた自分のプラントだ」って。

それがボーンと爆発して、あの無残な姿をみたとき、「最期まで、これを何とか看取ってやらなきゃ。収束させたい」という気持ちがあったんですね。それは東電の社員の中でもそういう人はいっぱいいます。協力業者の人の中にもいっぱいいます。建設当時から造ってきたという思いがあるからね。

――今後もハッピーさんとしては、ずっと1Fが廃炉になるまで看取られたいという気持ちはありますか?

それはありますよ。もちろん、会社が1Fの請負をやめるという話になる可能性はありますが、自分が続けられる限り、精一杯頑張りたいと思っています。』
2014年のはじまり
2014年のはじまり
『北海道内、あすにかけ猛吹雪 積雪60センチも

 気象庁は1日、日本付近は2日にかけて強い冬型の気圧配置となり、北日本(北海道、東北)の日本海側と北陸を中心に猛吹雪になるとして、交通障害や高波に警戒するよう呼び掛けた。

 気象庁によると、オホーツク海にある発達中の低気圧から延びる寒冷前線が本州付近を通過し、2日にかけて北海道の上空に強い寒気が入る。2日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、北海道や東北、北陸の多いところで60センチに達する見込み。

 2日にかけて予想される陸上の最大風速(最大瞬間風速)は北海道で20メートル(35メートル)。

 道内は1日、最大瞬間風速がえりも岬で31メートル、檜山管内江差町で26メートルを記録した。』

 去年の元旦も天気が大荒れということを書いていたが,今年も元旦から日本海側は大荒れだった.

 道央道は吹雪で通行止になったが,幸い道東道は50km規制で部分的に吹雪で視界は悪かったものの無事に自宅に帰ってきました.

 大滝詠一さんが急死したというニュースに驚きましたが,死因が解離性動脈瘤というのにまた驚きました.

 
UFJ脳神経外科学会カード
 昨日,アマゾンで新しいカメラ用の望遠レンズとフィルターを発注した.発送状況を今日確認してみたら決済がサスペンドしていたので,一度取り消してもう一度発注してみたが,やはり駄目だった.

 もしやと思いUFJ WEBサービスで確認してみたらカードの利用限度額を超えているために決済の認証がおりないらしい.AMEXを使っていた時には,こんな時はAMEXのオペレーターから電話がかかってきて一時的に利用限度額をすぐに上げてくれたらしい(というか限度額は明示されてない)のだが,UFJ Cardにはそんなサービスはないらしい.

 仕方がないので,自分で電話して確認したらやはり限度額を越えているので使えないというのであきらめて他のカードで決済する事にしたのだが,数分で向こうから電話がかかってきてこのままだと携帯電話などの定期的な引き落としで問題が発生するかもしれないので明日臨時の審査をして限度額を引き上げてもいいかというので,了承した.

 ところが,すぐにまた電話がかかってきて審査が通っても請求のタイミングによっては支払いに問題が起きるかもしれないので事前に支払先に私が連絡をとるようにと言ってきた.でも,それでは何のために明日審査してもらうのかわからないのではと言ってみたが,やはり問題が起きるかもしれないと言い続けるだけなので電話を切った.

 UFJ脳神経外科学会カードはAMEXに比べると限度額が低いのはわかっていたが,対応がこれほど悪いとは思っていなかった.見かけはゴールドでも所詮は年会費無料のカードだから仕方がないと思う事にしたが,楽天ポイントへの移行が魅力でAMEXから乗り換えた結果がこれだ.やはり低コストにはそれなりの理由があったのだ.

 UFJ脳神経外科学会カードは脳神経外科学会の年会費を徴収するために学会が指定して全会員に持たせたカードなので必ず持っていなければならないし,失くしても困るから常に持ち歩くのでメインカードにしたのにこの始末.

 今月は学会出張と撮影機材の更新が重なったりしてカード利用額が急増したので,恐れていた事が現実になったわけだ.もっともソフトバンクとNTTの支払いが一時的に滞ってもiPhoneの電話機能が落ちるだけで,LINEやカカオトークやFacetimeや今や古典的な電子メールはLAN環境で使えるから別に困る事はなにもないのだ.

 それにしてもUFJ Cardともあろうものが,この程度の対応しか出来ないとは一般消費者をばかにしているのか,それとも本当にこの程度の顧客サービスしかできないのか.どちらにしてもなんとも情けないカード会社である.

 こんなことなら住友VISAのほうを学会指定にしてもらったほうが良かった気がするのだが,脳神経外科学会にもわざわざこんなサービスの悪いところを選ばなければならない事情でもあったのだろうか.

 結果的に,UFJ脳神経外科学会カードは見かけはゴールドでも中身は普通の年会費無料カードだということがわかりなんとも情けない気分になった.まあ,脳外科医に比べればメガバンクの銀行員やカード会社の人の方が楽に稼いでいるのかもしれないから,ああいう態度になるのも無理はないのかもしれない.
台風一過
台風一過
台風一過
学会1日目は台風で朝から電車が運休したりで会場に着くまでに疲れてしまった.

みなとみらい線が動き出すまで横浜駅で朝食をとりながら待機して,折り返し運転で運行した電車に乗って学会場に着いたらもう雨は上がり薄っすらと虹がかかっていた.
台風が来るというので座席が取れる範囲で早い便にしたのだが,出発の待ち合いに入ると機材の到着遅れで出発が10分遅れるとアナウンスがあった.

そしてしばらくすると「当機は満席ですが,7席座席が足りません.次の便に変更していただける方には1万円返金します.」というような信じられないアナウンスがあった.

それでも2人ほど応じたようだったが,全席予約のはずなのに座席が足りなくなるなんて一体何があったのだろうか.システム上の問題でダブルブッキングにでもなったのだろうか.周りの人がざわついていたが,出発10分前になり「座席の不足は解消されましたので,変更を申し出ていただいた方も当機へご搭乗ください.」とアナウンスされた.

結局,原因はわからないまま搭乗した.

予定変更

2013年10月14日 日常
予定変更
予定変更
『今年最大級の台風襲来へ 2013年10月14日 16時22分

 台風26号が接近。今年、本州付近に近づく台風の勢力としては最大級です。連休最終日は広くさわやかな秋晴れとなりましたが、のどかモードはきょうまで。連休明けは台風に備え、気を引き締めてください。

 台風26号は日本の南海上を北上中です。西・東日本の太平洋側の海上ではすでに波が高く、影響が出はじめています。あすは九州から近畿は昼ごろまでには雨の降る所が多く、東海や関東も夜には広く雨。風も強まり、次第に荒れ模様となります。買出しなどの台風の備えは午前中には済ませたほうがよいでしょう。

 台風26号は強い勢力のまま、水曜日の日中に東海から関東に最接近。予想進路の左側を通ると、上陸するおそれもあります。暴風や大雨で朝の交通網がマヒするかもしれません。勤務先の近くに泊まる場所を確保しておくのも一つの手です。そのあとは速度を上げながら、木曜日の午前中にかけて東北や北海道にかなり近づく見込みです。』

 連休も終わりなので,のんきに明日の天気でもチェックしようかとweathernewsを起動したら「関東へ10年に一度の台風襲来」の文字が出て来て驚いた.なんでも2002年の台風21号以来の規模の大きな台風だそうで関東には16日に最接近すると書いてあった.

 ちょうどその日は横浜で開催される脳神経外科学会総会にスッセキするために新千歳空港を発つ予定だったので,ANAのサイトをチェックしたら16日の羽田空港は台風の影響で発着の乱れが予想されるようなことが書いてあった.

 今回の学会は指導医の資格更新に必要なクレジットを登録するのに必ず出席しなければならないので,考えた挙げ句に出発を明日の夜に変更することにした.明日出勤してから事務に頼んだのでは間に合わない可能性もあるので,ネットで航空券とホテルを押さえた.

 それにしても夕方にiPhoneでweathernewsをチェックしていなかったらと思うと冷や汗ものだった.明日になったら航空券は予約の変更が殺到して間に合わなかったのではないだろうか.最悪の場合はJRやフェリーという手もあるかもしれないが,手間や時間を考えると気が遠くなりそうである.

 不測の事態に備えて日頃からこまめに学会に参加してクレジットを集めておけばよかったとも言えるが,10月の学会で台風にぶつかるとは思いもよらず.まったく人生何が起こるかわからないとつくづく感じる連休だった.
『 顔に入れ墨で入浴拒否のマオリ女性「異なる伝統思いやって」

 北海道恵庭市の温泉施設で、顔の入れ墨を理由に入浴を断られたニュージーランドの先住民マオリのエラナ・ブレワートンさん(60)が12日、共同通信の電話取材に応じ「とても驚いた。東京五輪ではニュージーランドから同じような入れ墨をした選手がたくさん来る。日本人は自分たちと異なる伝統に思いやりを持ってほしい」と話した。

 ブレワートンさんは入れ墨について「母親や先祖を表す家紋のようなもの」と説明。「施設では、入れ墨はファッションだと言われた。そのことに怒りを感じている」とも語った。

 また「別の温泉施設では、日本人からとても親切にしてもらった」と述べた。』

『先住民族マオリ女性の入浴拒否 北海道・石狩管内の温泉、顔の入れ墨理由に

 ニュージーランドの先住民族マオリの言語指導者で、日高管内平取町で6日まで開かれたアイヌ語復興を目指す講習会の講師を務めた女性が、石狩管内の民間の温泉施設で顔の入れ墨を理由に入館を断られていたことが11日、分かった。講習会関係者は「入れ墨はマオリの尊厳の象徴であり、大変残念」としている。

 女性はエラナ・ブレワートンさん(60)。講習会関係者ら約10人で8日、札幌市内でのアイヌ民族の行事を見学後、入浴と食事のため温泉施設に行った。その際、ブレワートンさんの唇とあごの入れ墨を見た温泉側が「入れ墨入館禁止」を理由に入館を断った。同行したアイヌ民族の関係者らが温泉側に「多様な文化を受け入れることが必要では」と再考を求めたが聞き入れられなかった。

 同温泉は、入り口に「入れ墨入館禁止」の看板を設置。入れ墨がある人の入浴はすべて断っているという。ブレワートンさんは「深い悲しみを感じた」と落胆。温泉の支配人は「入れ墨にもいろいろな背景があることは理解するが、一般客はなかなか分からない。例外を認めると、これまでの信頼を裏切ることになる」と説明している。』

 「入れ墨入館禁止」というのは本来は暴力団関係者のような人が入館し他の客が怖がるのを避けるためのものだったのではないのだろうか.もっともマオリの人の顔の入れ墨の怖いと言えばそれまでの話になってしまうから,恵庭市の温泉施設を利用する人たちにマオリの伝統を啓蒙する必要があるのと言うのもどうかと思う.

 普段そこの温泉を使用する人たちにそんなことを期待しても無理だろうし,二度と来ないであろうマオイの人よりもいつも来るお客さんを大事にしたいという気持ちもわからなくはない.同行したアイヌ民族の関係者の人たちも突然「多様な文化を受け入れることが必要では」と言うのではなく事前に施設に話を通しておくというホストとしての気遣いも必要だっただろう.

 北海道民としては,せっかくの交流の機会にマオイの人に悲しい思いをさせてしまったことは残念だが,これに懲りずに北海道を訪ねて来て欲しいと思う.支配人の対応もちょっと杓子定規だったような感じがするし,ひょっとして入浴していたら地元の人と珍しい話に花が咲いたかもしれないのだから.

 今でこそ札幌でも外国人は珍しくなくなったが,札幌で冬期オリンピックが開催されるまでは私もほとんど見た事がなく,小学生の時に初めて地下鉄で外国人と英語で話した時はものすごく緊張した事をおぼえている.

 現在は札幌の地下鉄の案内板は英語と韓国語と中国語でも書かれているくらいだし,中国人の団体なんて珍しくもなくなったくらいだから,何度も経験していればそのうちマオイの人たちの顔の入れ墨も「入館禁止」の入れ墨とは違うという事がわかってもらえるんじゃないだろうか.

 

大雨

2013年8月17日 日常 コメント (2)
『北海道は大雨警戒

 北海道では17日、北西にある低気圧の影響で雨が降る所が多かった。気象庁は、18日には局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降るとして、河川の増水や土砂災害に警戒を呼び掛けた。
 18日は低気圧から延びる寒冷前線が北海道付近を南下する見込み。同日午後6時までの24時間雨量は多い所で150ミリの見込み。大気の状態が不安定となり、突風にも注意が必要。』

 今年は大気の状態が不安定な事が多く,早朝サイクリングの復路で大雨にあったのが今日で2回目.前回は8月9日だったが,その時は途中で大雨警報に気付いたが,まだ降っていなかったので走り続けたら目的地付近で降り出し帰り道は大雨でずぶ濡れ.

 今朝も午前6時から1mmの雨の予報だったので,降り出す前には帰れると思ったら途中で降り出し雨雲に追いつかれてまたずぶ濡れ.明日は朝から大雨の予報なのでさすがにもう明日のサイクリングはあきらめた.

 これほどの大雨にたたられるのは4年ぶりくらいだが,今朝は今年二度目だったこともあり開き直ってどしゃ降りの雨に中のサイクリングを楽しんできた.幸い気温は26度もあったので濡れてもぜんぜん寒いことはなかったが,稲光を見た時はちょっと背筋が冷たくなった.

 日中もずっと雨だったので自転車の洗車をして濡れたパーツのメンテナンスをしたり,ずぶ濡れのシューズに新聞紙を詰めたりして暇な休日を過ごした.もうずぶ濡れは懲り懲りだ.        

4分100円

2013年8月4日 日常
『道央道・新千歳空港ICが開通 北海道の空の玄関まで4分短縮

 道央道の新千歳空港インターチェンジ(IC)が3日午後3時に開通するのに先立ち、同日午前、同ICに近い千歳市の泉沢小で開通式が行われた。

 新千歳空港ICは空港へのアクセス向上を目的に、道が国の地域活性化IC制度を活用して初めて整備。総事業費は36億円で道が26億円、東日本高速道路が10億円を負担した。

 既存の千歳ICから南へ4キロの位置にあるが、空港まで市街地を通らずに行けることから札幌方面から空港への所要時間は、千歳ICより約4分短縮する。新千歳空港ICを使った場合の普通車の通常料金は、札幌南ICからだと千歳ICより100円高くなり、室蘭ICからだと100円安くなる。』

 苫小牧方面から空港にアクセスする人には利便性が高そうだが,札幌からは千歳空港を通りすぎて戻ってくることになるので距離的には4kmほどは遠回りになるし,実際には4分も違うとは思えないからわざわざ100円払って利用する人はいないんじゃないだろうか.

 これに道が26億円も使ったのは私には無駄遣いなような気がするが,この投資に見合う経済効果は果たしてあるのだろうか.

テレビ

2013年7月10日 日常
テレビ
『遠い薄型テレビのデフレ脱却、需要増なき価格反転

デフレの象徴だった薄型テレビに価格反転の兆しが出てきたものの、販売量から収益重視にかじを切ったメーカーの戦略転換によるところが大きい。需要を伴った価格上昇とは言えず、薄型テレビが本当にデフレから脱却するには、なお時間がかかりそうだ。

「1台目を買ったときに比べて、驚くような安い値段では売られていなかった。以前より価格の下げが激しくない感じがした」──。最近になってテレビを買い替えた大阪市の銀行員、藤島雄介さん(38)は家電量販店を回ったときの印象をこう話す。

地上デジタル放送への移行とエコポイント制度が終了して以降、薄型テレビは在庫過剰で価格が下落。家電量販店のPOSデータをもとにデジタル製品の価格や販売動向を調査しているBCN(東京都千代田区)によると、需要がピークだった2010年11月における薄型テレビの平均単価は7万6400円。それが12年3月には4万3100円まで落ち込んだ。

ところが、平均単価はそこから反転。特に今年4月からは明確な上昇トレンドに入り、6月には5万7500円まで回復した。「昨年4月下旬から前年を上回って推移している」と、ヤマダ電機<9831.T>経営企画室の山田寿氏は言う。

価格が下げ止まった要因の1つが、メーカーが安売りをやめたこと。地デジ特需が終わって市場が縮小する一方、メーカーはシェア拡大を優先し、32型が2万円台で売られていることも珍しくなかった。

しかし「各メーカーとも収益悪化を受けて、いたずらな低価格戦略から明確にシフトしている」と、BCNのアナリスト、道越一郎氏は分析する。

画面の大型化が進んだことも、価格上昇につながっている。BCNによると、6月は40型以上の販売台数が初めて全体の3割を超えた。さらに大きな55型、60型といったテレビも「前年の何倍というレベルで売れている」(ビックカメラ<3048.T>の上田耕平部長)という。

その一方で、薄型テレビ全体の需要は増えていない。販売価格が底を打った12年3月に比べ、6月の台数は3分の1程度とむしろ減っている。需要がピークだった10年11月からは10分の1以下に減少している。「地デジ、エコポイントの反動がまだ残っている」と、ヤマダ電機の山田氏は言う。

大型サイズへの移行も、アベノミクスによる景気浮揚効果というより、「もっと利益の取れる大型にメーカーの戦略がシフトしていることが大きい」と、BCNの道越氏は言う。「価格は表面上、上がってきているが、それに需要増が追いついてない。必ずしも歓迎すべき状況ではない」と、道越氏は話している。』

 自宅の照明器具で常用するものはLED照明に換えたが,2009年2月に買ったテレビがまだだったので最後の省エネ対策としてテレビをLED液晶に換えることにした.

 以前のものが32型で消費電力は114Wだったのが,今度のは40型で95Wで年間消費電力量は70%.本当は同じ32型にすれば65Wで36%になるのだが外形寸法がひと回り小さくなるので,画面が小さくなったように感じて家族から不満の声がでるだろうと考えたのだ.

 記事にあるようにテレビは価格破壊していたようで,以前のものが10万円位したと思うが,今度のは5万円ちょっとだった.画面が大きくなり,消費電力が少なくなって価格が半分なんてお買い得だと思ったが,底値はとっくに過ぎていたようだ.

 もっとも私がテレビ番組を見るのは月ー土曜日の朝の30分間と日曜日の夜の1時間くらいだし,家族がテレビを見る時間も最近はだいぶ減ったようだから節電効果は実際のところほとんどないだろうと思っている.

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