まったく

2015年9月4日 社会の問題
『 佐野氏エンブレム、永井氏「しょうがなく了承」

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会エンブレムが白紙撤回された問題で、審査委員代表を務めた永井一正・日本グラフィックデザイナー協会特別顧問(86)が3日、読売新聞の取材に応じ、コンペで選ばれたアートディレクター・佐野研二郎氏(43)の原案が2度修正されて最終案になった過程を、大会組織委員会から伝えられていなかったことを明らかにした。

 今回のエンブレムが完成する過程では、佐野氏の原案に似た商標が見つかったため、大会組織委員会などの要請によりデザインが修正された。この過程は8月28日の記者会見で公表されたが、永井氏は1回目の修正案をその直前まで知らされておらず、最終案についても「(発表の)1週間くらい前に知らされ、国際商標を取ったというので、いまさら何を言ってもしょうがないと思って了承した」という。』

 審査委員代表が知らないところでデザインが修正され,知らないうちに変更がきかないところまで話が進んでしまっていたということだろうか.

 こうなるとエンブレム問題は原案の類似性を最初から認識していながら勝手に修正をすすめて問題を大きくした大会組織委員会の確信犯と言われてもしょうがないだろう.

 それにしても審査委員代表に権威者を選んでおきながら,それを無視して話をすすめたのでは何のための審査委員だったという感じがする.話の進め方が強引で,やはり出来レースだったのではないかという気がしてくる.

 こんな大会組織委員会に五輪をまかせていいのだろうか.こんな人達では国民にあえて知らせないことがまだたくさんあるような気がするのだがどうなのだろうか.
『コーヒーの「クロロゲン酸」で肥満解消 マウス実験、運動量とエネルギー消費も増大

食後のコーヒーは理にかなっている?

   米オハイオ州トレド大学の研究者によると、クロロゲン酸を与えたマウスは、高脂肪食をとっていても肥満やインスリン抵抗性(臓器や筋肉にブドウ糖を取り込めず血糖値が上がりやすい状態)の改善が見られたという。クロロゲン酸はコーヒー豆に豊富に含まれるポリフェノールの一種。

   研究はマウスを2グループにわけ、7週間高脂肪食を与えて飼育し、片方のグループにのみ後半の3週間、毎日クロロゲン酸を0.15ミリグラム与え、与えていないグループと体重や血糖値の状態を比較するというもの。その結果、クロロゲン酸を与えられたグループは与えられていないグループに比べ、体重が平均3グラム減少しており、インスリン抵抗性にも改善が見られ、血糖値が安定した状態になっていた。また、クロロゲン酸を与えられたマウスは、自発的な運動量とエネルギー消費量が増加していたという。

   研究者らは「今回の研究はマウスでのもので、クロロゲン酸が直接血糖値を改善しているのか、何らかの理由でエネルギー消費や運動量を増加させているのかはわからない」としつつ、食事制限や運動療法を継続することができない人の肥満解消に利用できるのではないかとコメントしている。

   発表はオープンアクセスの栄養学誌「Nutrition & Metabolism」オンライン版で、5月22日に掲載された。

参考論文
Chlorogenic acid/chromium supplement rescues diet-induced insulin resistance and obesity in mice.
DOI: 10.1186/s12986-015-0014-5 PMID: 26045713 』

コーヒーは肥満や糖尿病の予防にもいいらしい.

『コンペ応募者に不信感「佐野氏ありきの選考だった」

 佐野研二郎氏(43)の作品が選ばれた2020年東京五輪エンブレムの選考コンペに応募したデザイン関係者が1日、日刊スポーツの取材に応じ、「佐野氏ありきの選考」が、今回の事態を招いたと振り返った。組織委員会からは、佐野氏のデザインが選ばれた後、通常のコンペならある連絡すらなかったという。「広告代理店がデザインを『カネ化』し、デザイナーもそのいいなりになってきた日本デザイン界のうみを、これを機に全部出し切った方がいい」とも指摘した。

 取材に応じたデザイン関係者は、当初から五輪エンブレムのコンペが、通常と違うと感じていたと話す。

「通常なら、選ばれなかった側にも『こういうデザインに決まったが、引き続き協力をお願いしたい』という連絡くらいある。しかし今回、組織委員会からの連絡は全くなかった」という。「応募したほかの103人のデザイナーに、最低限の礼儀もなかった。修正してまで、佐野氏のデザインに決めた。その段階で、佐野氏と我々は平等ではないと思った」と振り返り、「佐野氏ありき」のコンペだったとの見方を示した。

 佐野氏は「プレゼンがうまい」印象があるという。その上で「この30年くらい、デザインコンペは広告代理店中心に動いている。デザイナーも、代理店の意のままに動くようになってしまった」と話す。「お金になればいい、と要求がエスカレートする代理店に、これまで佐野氏はうまく乗ってきたのではないか。代理店にとっても、使いやすいのだろう」と推測する。

 「一番残念なのは、日本を代表するメンバーが審査委員に名を連ねながら、今回の選考を許したことだ」とも指摘した。「本来デザインは、コンセプトやストーリーを考えて決めるべきだ。今回は今後の展開も含めて、お金になりやすい、お金を生みやすいものが選ばれた」と、審査過程にも疑問を示した。

 審査委員代表の永井一正氏について「純粋にデザインを考えてきた方だが、今回は周囲に押し切られたのでは」。64年大会のエンブレムをデザインした亀倉雄策さんを引き合いに「デザインで国を良くしたいという思いが根底にあり、当時はデザイン界にもモラルがあった。それが変わってしまった。代理店がベースになっている流れを変えるべきだ。亀倉さんは今ごろ泣いているのではないか」。

 1日の組織委の会見も「上から目線で、国民の方を向いていない」と感じた。新しいエンブレムは「国民目線で、国民に愛されるものを選んでほしい」と期待を込めた。【中山知子】

 ◆選考経緯 昨年11月、104人が参加したコンペの審査会を2日間にわたって、作者名を伏せた状態で、永井一正氏ら8人の審査委員が残したい作品にチップを置いていき、絞り込み。初日に104→37、37→14と選出。2日目に14→4に絞られ、最終投票で佐野氏のデザイン案が4票を得て決定した。しかし類似調査から2度の修正が発生し最終的に4月7日に決定。組織委が約3カ月かけて正式な国際的商標調査を実施し審査委員8人のうち7人の了承を受け、7月24日に発表した。』

 日本を代表するメンバーも広告代理店の意向には逆らえないってことなのだろう.まあそんなものだろうと思っていたが,今回の一件でオリンピックも利権がらみで組織委員会も馴れ合いで運営されているということが露呈したわけだ.

 オリンピックのエンブレムに限らず,政府の代弁者となったNHKから民放まで今やいたるところに人為的に操作された情報があふれている.作られた情報に踊らされないためにはこの事ことを忘れずに,正しい情報を求め自分で選別しなければならないことを日頃から自覚するべきだろう.

やれやれ

2015年9月1日 社会の問題
『 【会見詳報】五輪エンブレム、使用中止に

- リエージュのロゴとは違う

 2020年東京五輪の公式エンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴと酷似していると指摘された問題で、東京五輪・パラリンピック組織委員会は2015年9月1日、佐野研二郎氏デザインの公式エンブレムの使用を中止することを決めた。新しいエンブレムは改めて公募して選ぶ方針。

 記者会見で組織委の武藤敏郎事務総長は、佐野氏本人から「デザインは模倣ではないが、五輪のイメージに悪影響があるため、原作者として提案を取り下げたい」との申し出があったことを明らかにした。

 武藤事務総長が行った記者会見の主な内容は以下の通り。

武藤氏 東京2020のエンブレムについては、8月28日にここで会見をした。その時申し上げた通り、ベルギーのリエージュの劇場のロゴと東京大会のエンブレムの違いについて、われわれはいろいろご説明してきたが、そもそも佐野さんの作られたものは、リエージュのロゴとははっきり違うと申し上げるために、最初の佐野さんの当初案、審査委員会で1等となった案を皆さんに発表した。

 それがいろいろな観点から、国際オリンピック委員会(IOC)の通常の手続き、世界中の商標登録と問題ないかチェックにかけられた結果、似たようなロゴがある、このままでは適当でない、何らかの対処をすべきとの話があった。われわれはこれを修正する、ということにした。第1次修正案を組織委員会がチェックして、さらに最終案にした。それが皆さんにご覧いただいたオリンピックのロゴだった。それでお分かりかと思うが、リエージュのロゴとはコンセプトも違うし、もちろん子細に見れば似ているところもあるが、似ていないところもたくさんある、違うものとお話しし、ご理解を得たと承知している。8月28日まで、ベルギーのロゴとの関係においては、全く問題ないと申し上げてきた。

- 新たな事態が起こったと認識

 翌土曜日(8月29日)、一部佐野さんの案の展開例、展開性を説明するための写真に、流用されたものではないかという指摘がなされた。それから翌日曜日(8月30日)、そもそも一番最初の佐野さんの案によく似たロゴがある、と。ヤン・チヒョルトさんというドイツのタイポグラファーの展覧会でよく似たものがある、という指摘があった。私どももそれを見て、全く新たな事態が起こったと認識した。まず、佐野さんご本人からお話しを聞く必要があると昨日(8月31日)判断した。

 同時に、審査委員会、佐野さんを一等として選んだ皆さんにも意見を聞いた。現実にお集まりいただいたのは永井(一正)委員長だけだが、きょう午前中、佐野さん、永井さん、私どもで話し合いの機会を持った。佐野さんからは、展開例に使った写真は、もともと応募した時に、審査委員会の内部資料のために作ったんだと。ところが同じ物が7月24日に公式エンブレムが発表された時に使われたわけだが、審査委員会のクローズドな場では、デザイナーとしてはよくある話なのだそうだが、公になるときは権利者の了解を得ることが当然のルールだが、これを怠った、不注意だった、と。

 24日にそういうことだったので、8月28日の会見でも、いったん公開されたものなのでそれは当然使えるだろうと使われた、と。組織委としても重々ご注意申し上げるべきだったと反省するが、そういうことだった。佐野さんは、権利者に事後的ではあるが、どうしたらいいかとお話ししているという説明だった。

 ヤン・チヒョルト展におけるポスター、バナーについては、佐野さんは確かに見に行きましたが、ポスター、バナーはどういうものだったか記憶にない、と。自分は独自にあのデザインを作った、と。今見てみると、確かに丸い円がTの字の右下にあるが、ポスターの方はT.(ドット)。佐野さんのは日の丸であるとか、鼓動であるとか、情熱であるとかいったもの、もろもろをイメージしながら、Tの隣接して付けたものであり、色も違うと。これは模倣ではない、全く模倣はしていない、自分のオリジナルであると思っているということだった。

- 一般国民には分かりにくい

 永井審査委員長の考えを聞いたところ、デザイン界の理解としては、そのように、佐野さんの9分割されたデザインの基本、それはピリオドとは全く違うものと十分認識でき、佐野さんの言う通りオリジナルと認識されると思う、と。デザイン委員会としてはそういう理解だということだった。が、同時に、ここまでいろんな形で問題になったときに、一般の国民の方々が今のような説明で納得するかは、現状、問題があるかもしれないというのが、永井さんご自身のお話だった。残念ながら、自分の説明、佐野さんの説明は専門家の間では分かり合えるが、一般国民には分かりにくいですね、と。

 佐野さんの原案が模倣でない、ということに対する専門的な説明は、私どもは専門家ではありませんので、そういうことに対する判断する立場にはなく、専門家の説明を諒として判断した。しかし、一般国民の判断はなかなか得られない、ということは、われわれも共有する懸念である、大変難しいのではないか、とお話しした。

 その後、意見交換、協議をした。佐野さんは、デザインが模倣だから取り下げるということはできない。しかし、模倣ではないが、昼夜を問わず、佐野さん本人、家族に、彼の言葉によれば誹謗(ひぼう)中傷がなされることが続いている。第2に、デザイナーとして五輪に関わることが夢であったが、今や一般国民から受け入れられない、むしろオリンピックのイメージに悪影響が及ぶとなると。法律的な問題だが、原作者・佐野さんのあのエンブレムは当選と同時に組織委員会の所有物になっている。所有者としてでなく、原作者として提案を取り下げたいという話があった。

 佐野さんは、所有権は今は自分にないので取り下げるのは難しいと言っていたようだが、原作者として取り下げたいというお話しがあった。われわれもそれを聞いて、取り下げた方がいいのではないか、永井さんも取り下げた方がいいのではないか、と三者が一致した。

- 手続きは慎重に運んできた発表された

 審査委員会は8名で、あとの7名には電話で連絡を取った。盗用と思わない、臆することなく続けるべきだという方が1名いた。残りの方々は取り下げやむなし、あるいは永井委員長に対応を一任するということだった。審査委、組織委は佐野さんの意見を尊重して、新たなエンブレムの開発に向けてスタートを切ることが、事態の解決にふさわしい選択ではないか、と判断するに至った。

 本日午後4時から調整会議、オリンピック、パラリンピックに関する最高責任者の集まる、遠藤利明五輪担当相、森喜朗会長、舛添要一都知事がお集まりの6者会合ですが、そこに報告して、取り下げることについての了承を得た。このような事態になったことに対して、国民の皆さんに大変ご心配をお掛けし、関係する東京都、政府、日本オリンピック委員会(JOC)、日本パラリンピック委員会(JPC)、IOC、国際パラリンピック委員会(IPC)の関係者に大変申し訳ない。エンブレムを積極的にご使用いただいてご支援いただいているスポンサー各社の皆さまに大変なご迷惑をお掛けした。スポンサーの皆さまには、文書のほか、個別にご報告し、理解を得たい。

 ―エンブレムを選んだ組織委の責任、最初に問題が発覚してからここまで引きずった責任は。

 最初に申し上げた通り、このエンブレムがリエージュのエンブレムに似ているといった話には、これは明らかに違う、という確信を持っていた。8月28日の会見も、確信を理解してもらうためだった。新たな局面を迎えたのは、先週末の土曜と日曜。この問題に関しては、われわれは無視できない、と、直ちに行動を起こして取り下げの決断をした。国民に理解されるような次の新しいエンブレムの作成にまい進していきたい。誤解のないように申し上げるが、これを選んだのは審査委。審査委で専門家が厳正な判断をした。われわれはそれを受け取った。審査委に責任を押しつけるつもりはない。組織委はそれを活用するという形で、責任はある。ただ、審査委も、ロゴの内容が、どちらが優れているか判定されたと思う。

 そもそも応募要領には、どこかの剽窃ではない、独創的なもの、オリジナルを応募してほしいと明記されている。応募者は、独自なものを応募してくる責任がある。佐野さんはオリジナルなものだ、ということなので、手続きは慎重に運んできたと思う。ここまで国民の皆さまからいろいろな意見が出てきて、支持を得られないとなって、佐野さんが取り下げる判断をしたのは、そういう形で責任を自ら果たしたと考えている。

- 佐野さんは責任を果たした

エンブレムについて記者会見する制作者の佐野研二郎氏。盗用との指摘に「全くの事実無根。これまでの知識、経験の集大成として仕上げた」と強調、「こちらはTと円がベース。デザインの考え方が全く違う」と訴えた=2015年8月5日【時事通信社】
 ―佐野さんへのギャランティーは支払われるのか。再選考は公募ということだが、佐野さんに資格はあるか。

 1等には100万円、名誉なので多額なものは必要ないと考えていた。支払いの手続き中だった。支払わないことにしたい。佐野さんに資格があるかは、新しい公募手続きを詰めていないので、具体的にお答えするまでは至っていない。佐野さんがどうされるか、ご自身で判断されると思う。

 ―状況を説明されたが、誰に責任があるのか。責任をどういう形で取るのか。国際的に信用を失墜させていることについてはどう考えるか。

 この問題は、関係者、三者三様にそれぞれ責任があると思う。われわれは、事態の状況を見極めた上できちっと対処して、新しい物をつくることが責任と思っている。佐野さんは、ご自身は盗用したことはない、模倣したことはないと明言しており、デザイナーとしての立場を理解する。その上で取り下げる決断をされたことをもって、佐野さんは佐野さんの責任を果たされたのではないかと思う。審査委員会は佐野さんのエンブレムを、優れたものとして推奨していただいた。最終的には、取り下げることはやむを得ない、デザインとしての問題に加えて、五輪エンブレムが国民に愛されるものでなくてはいけないという形で判断をいただいたと思う。

 国際的信用を失墜したのではないかという点については、もちろん、この問題が国際的にある程度影響していると思うが、これを長く続けていくことの方がもはや適切でない、国際的信用を失墜してしまう、新たなものをつくることで信用を得たい、IOCもそれはサポートしてくれるということだ。

- 国立問題とは関連ない

 ―一般国民の理解と言うが、誰のことを指しているのか。組織委としてアンケート調査をしたのか、報道機関の世論調査か。

 メディアの皆さんも、国民がどうとかいう言葉を使われるし、政治家も使うが、それは誰なのかと言っても答えはない。問題は、さまざまなメディアを通じ、それ以外のものを通じて出てきた意見を総合的に判断するということしか答えは出ないのではないか。

 ―新国立競技場に続いて、エンブレムの問題も出た。立て続けにこういう問題が出ていることについて組織委はどう考えるか。

 国立競技場とエンブレムを並べて議論する考えも分からなくないが、あちらは国がつくる施設、こちらは組織委が作るエンブレム。考え方としては、国立競技場と関連して考えたことはない。一般の人たちはオリンピックに二つの問題が起こったと考えるかもしれないが、私どもの判断は、私どものエンブレムについてきちっと考える。』

『 佐野氏「模倣での取り下げはできない」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は1日、都内で会見を開き、佐野研二郎氏がデザインした東京五輪のエンブレムの使用停止を発表した。大会組織委員会の武藤敏郎事務総長はこの日午前、佐野氏と直接会って話し合いを持ち、佐野氏から取り下げの申し出があったことなどを明かした。佐野氏は、盗用での取り下げは否定し、あくまで誹謗中傷などで五輪イメージに悪影響を与えるとの判断での取り下げと主張したという。

 佐野氏との話し合いの席には、五輪エンブレム審査委員長の永井一正氏も同席。佐野氏は「デザインが模倣であるということで、取り下げることはできない」と主張。一方で「昼夜問わず、誹謗中傷が続いている」こと、「(このままでは)一般国民に受け入れられず、オリンピックのイメージに悪影響を及ぼす」ことを理由に、「取り下げたい」と申し出たという。

 永井氏も賛同し、ほかの7人の審査委員については電話などで連絡。うち1人が「デザイナーとしては盗用とは思わない」と異論を述べたが、ほかの意見は「やむなし」「永井さんに一任」だった。

 同エンブレムはアートディレクターの佐野研二郎氏がデザインしたが、7月24日の発表から“盗用疑惑”が浮上。決定的となったのは、8月28日に組織委員会が行った会見で、公表された佐野氏の原案、そして佐野氏側が制作したエンブレムの展開例として活用した風景デザインにも“パクリ疑惑”が浮上したことだった。

 原案は13年に東京・銀座で開かれたタイポグラフィの巨匠「ヤン・チヒェルト」の展覧会で使用されたロゴに酷似。展開例で使用した羽田空港や渋谷の背景は別の個人のサイトで公開された写真と酷似していた。これについて、組織委員会は佐野氏側に説明を求めていた。』

 佐野氏の態度は一貫している.データから見て明らかにコピーとわかるものについては盗用をみとめ,グレーなものについては自分のオリジナル作品だと言い張る.ただそれだけである.かなり手の込んだコピペもあるが,結局それはコピーにすぎない.デザイン界の理解としては模倣ではないなどと言っても,見る人が模倣だと思えば作品としての意味がないだろう.

 組織委員会のほうは自分たちの責任にならないように躍起になっているようにしか見えない.国立競技場の問題を取り上げるまでもなく,国民の理解を得られないから使用中止というなら組織委員会も同様に国民の理解を得られないだろうから審査に関わった人たちは全員辞任するしかないだろう.

 白紙に戻った国立競技場と同様にケチがついた五輪エンブレムも白紙に戻ったことだから,組織委員会の人選からやり直すか,もう一歩戻って将来の日本経済への悪影響が懸念される五輪の開催そのものをもう一度考え直したほうがいいのかもしれない.

長くて読むだけでやれやれで申し訳ありません.
『男子は藤原、女子は岡田が初優勝 北海道マラソン

 北海道マラソンは30日、札幌市大通公園発着で行われ、男子は藤原新(ミキハウス)が2時間16分49秒で初優勝した。2010年の覇者でケニア出身のサイラス・ジュイ(埼玉陸協)が11秒差の2位、谷川智浩(コニカミノルタ)が3位だった。

 女子は岡田唯(大塚製薬)が2時間32分10秒で初制覇し、2位に吉田香織(東京陸協)、3位に水口侑子(デンソー)が入った。』

 今日は最高気温が24度位だったので参加した人たちはラッキーだと思ったのではないだろうか.しかし,フルマラソンだけでも参加者が1万5千人もいたそうだから,後方の人はスタートしてからしばらくは満足に走れなかっただろう.

 知人が11.5kmのファン・ランに参加するというのでゴール地点の赤レンガ道庁の裏まで自転車で行ってきた.先頭の人がスタートから1時間位でゴールしていたからたぶんスタートのロスタイムが15分以上はあったのではないかと思う.

 知人とその友人は真ん中より後ろのほうで話しながら楽しんで走ってきたようだった.記念に2人の写真を撮ってあげたが,知人の楽しそうな顔を見てちょっと羨ましくなった.

分かれ道

2015年8月22日 社会の問題
最近のニュースを見ていて思うのは,自分に降りかかる危険を察知できるかどうかが人生の分かれ道ということだ.

『過去にも少年を車に監禁 大阪中1遺棄の容疑者』

大阪に限らずある程度の街ならば過去に児童への犯罪行為をした過去のある人間などそこらにいくらでもいるだろうし,機会があれば犯罪にも手を染めるような輩もいくらでもいると思うべきだろう.この春まで小学生だった子供たちがそんなことを考えもしなかったのはわかるが,周りの大人たちが一体何を考えているのかわからない.

『逮捕の医師、免許更新時に「てんかん」申告せず』

逮捕された医師がてんかん発作で人身事故を起こす可能性をどの程度考えていたかわからないが,てんかんの既往があるにも関わらず申告していなかったことは医師としてあまりに軽率だったと言うしかないだろう.もっとも,仮に服薬がきちんとなされていて発作が2年間なかったとしても発作が起きる可能性はあるわけだから,申告しても免許が発行されていれば事故を防ぐことはできなかったのだろう.

『自転車の列に車突っ込む 北海道・共和町で法大生9人重軽傷』

これは軽自動車の運転手の脇見運転だったようだが,私も認知症みたいな老人が運転するトラックにひっかけられそうになったことがあるから,これを見たときはあの時の恐ろしさがフラッシュバックしたような気がした.実際,あれ以来あまり自転車に乗りたくなくなり最近はゴルフに熱中している.

生きていれば色々と危険な目に遭うこともあるのだろうが,避けられるものはやはり避けたほうがいいから,日頃から危険を察知する能力は研いておいたほうがいいのだろう.生活習慣病も考えてみれば危険性を理解したら適度な食事と運動で予防できるものなのであるが,差し迫った危険よりもゆっくりと蝕む時間差のある危険というのはむしろ避けるのが難しいのだろう.
夏休み
夏休み
夏休み
 今年の旅行は娘の希望でユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行ってきました.

 例によって天気が良いのはいいのですが,ちょうど猛暑日に当たり気温35度の大阪の夏を体験してきました.ハリーポッターの町並みの屋根の雪が熱で溶けたキャンディーのように見えました.

 アトラクションは3Dメガネをかけて映画のシーンの中に自分も入っているような擬似体験型のものが多くてなかなか迫力がありましたが,私はぐるぐる回ると目が回るほうなので1度目は好奇心で我慢できるのですが,2度目は細部を観察するだけでもう十分と言う感じでした.でも,ハリー・ポッターとスパイダー・マンは面白かったです.

 噂のハリウッド・ドリーム..のバックドロップは今まで乗ったことのある後向きに走るジェットコースターとの差異があまり感じられず期待していたほどのものではありませんでした.それでも娘と二人で両手を挙げて楽しんできました.

 予想外だったのはジュラシック・パーク・ザ・ライドでした.乗る時にスプラッシュ・マウンテンを連想し途中まではその通りでしたが,最後の水しぶきの量が桁違いでずぶ濡れになりました..2度乗りましたが,暗くなってから乗るほうが雰囲気は良かったです.

 ツアー専用のエクスプレス・パス7+1というチケットを購入していたので,初日7つ、2日目9つのアトラクションに待ち時間は最大20分くらいで乗れました.むしろ待ち時間がクーラーで涼むには足りないくらいでしたが,それでも毎日パレードの時間までアトラクションに乗っていましたから十分でした.

 他にはショップと食事をするところがたくさんありましたが,人気グッズのあるところは長蛇の列でとても並ぶ気にはなれませんでした.ツアーの参加者にはネットで購入して宅配してくれるサービスなどがあったらお土産ももっと買う気がしたかもしれません.

 食事に関してはホテルのバイキングもUSJ内のレストランも残念ながらイマイチでしたが,コストパフォーマンスの点からみればそれなりだったと思います.チケットが再入場できない点もちょっとホテルで昼休みするということができなくて妻には不評でした.

 残念ながら娘の評価もイマイチで初日の夕方には,「やっぱりTDRのほうがいいから,来年からまたTDRにする.」と言われてしまいました.しかし,TDRは予約が大変だし,最近は以前よりもさらに混雑しているようなので,私としてはそろそろ混雑してないリゾート地への旅行というのを考えてほしいと思っています.



中富良野と美瑛
中富良野と美瑛
中富良野と美瑛
 16年ぶりに美瑛に行ってきました.ファーム富田は25年ぶりくらいです.どこに行っても中国人観光客であふれていて聞こえるのは中国語ばかり.たまに聞こえてくる日本語が中国人のマナーの悪さへの文句だったのが印象的でした.

 天気は大変良かったのですが,おかげで往復5時間のドライブよりも暑さのほうが堪えました.それでも撮りたい写真が撮れたので満足して帰って来ました.


「あかりちゃん」の動画
「あかりちゃん」の動画
こんなものがFBでシェアされてきたので見てみました。

『自民党・ヒゲの隊長が「平和安全法制」を説明する動画を、女子高生が毒舌で批判し倒すパロディ動画が、的確&ダークすぎるとネット上で話題になっていて、2日間でYoutubeが9万再生になっています。

順を追って説明すると、
① 7/2に自民党が、「平和安全法制(=戦争法案)」がなぜ必要なのか、国民に説明するため、「ヒゲの隊長」こと佐藤正久議員(自民)が、女子高生の"あかりちゃん"に法案の必要性を説明する、という設定のアニメ動画をアップした。

動画「教えて!ヒゲの隊長」(4’50")
https://www.youtube.com/watch?v=0YzSHNlSs9g

② その一週間後の7/9、あかりちゃんのセリフを吹き替えて、隊長の論理の穴に機関銃のごとくツッコミ倒す動画が、"Akari chan"というアカウント名でアップされた(笑) 黒いツッコミと無邪気な隊長の掛け合いに「うわー」と思うけど、ホント的確。

動画「【あかりちゃん】ヒゲの隊長に教えてあげてみた」(8’03")
https://www.youtube.com/watch?v=L9WjGyo9AU8

①→②の順番で、消されないうちに絶対見てほしい!』

安倍首相も積極的にテレビに出ているようだが,どうせテレビに出るのなら②の女子高生のツッコミに一つずつ丁寧に答えて国民を納得させる必要があるんじゃないだろうか.


『ヘパリンブリッジ、塞栓減らず出血増

NEJM2015年7月8日(水)配信 循環器疾患一般外科疾患投薬に関わる問題
Douketis JD,et al.Perioperative Bridging Anticoagulation in Patients with Atrial Fibrillation.N Engl J Med. 2015 Jun 22. [Epub ahead of print]

 待機的手術/侵襲的処置のためワルファリンを中断した心房細動患者1884人を対象に、ヘパリンによるブリッジング療法の必要性を無作為化試験で検証(BRIDGE試験)。動脈血栓塞栓症発生率はブリッジング非施行群0.4%、施行群0.3%(非施行の非劣性P=0.01)、大出血発生率は1.3%、3.2%だった(優越性P=0.005)。』

 脳外科領域では歯科での抜歯時にワーファリンや抗血小板薬の休薬の可否を歯科医から問われることが多いが,その場合は休薬による脳梗塞再発のリスクがあると返事を書いて患者さんにもその旨説明している.

 内視鏡による大腸ポリープ切除などでも同様で,私は脳梗塞急性期のヘパリン投与で塞栓症再発リスクは減少せず出血性梗塞など出血リスクがありそれが致命的になるという報告を信じているのでヘパリンブリッジについては以前から懐疑的だった.

 NOACが4種類も使える現在になっても未だに脳梗塞急性期にヘパリン療法をやっている脳外科医もいるらしいが,少なくとも胸部外科の大きな手術を除いて今後はヘパリンブリッジはやってはいけない治療になっていくのではないかと思う.

 もうじき6年ぶりに改訂された脳卒中診療ガイドライン2015が届くはずだが,ヘパリン治療の扱いがどのようになったのかチェックしてみよう.
 
レディー・ガガが影響をうけたサウンド
 Apple Musicを使うようになって楽曲を聴く機会が増えた.というよりほとんど一日中デスクでの作業のBGMはApple Musicになってしまった.

 自分の興味のあるジャンルの曲だから,もともと自分のライブラリにある曲もよくかかるのだが,Apple MusicのメニューにあるFor Youに表示されるプレイリストの選曲が非常に興味深い.

 『はじめての〜(アーチスト名)』というプレイリストに並ぶアーチスト名も知っているものの方が多いのだが,そこに並ぶ曲目は超有名曲からちょっとマニアックなものまであって最近忘れていた曲が聴けるなど曲順がちょっと新鮮な感じがするのがいい.

 それと並んで面白いのが『(アーチスト名)が影響をうけたサウンド』というプレイリストだ.アーチストの音楽的嗜好や背景といったものが出ているように思えてくる.そして,今日はたまたまレディー・ガガというのがあったので聞いていた.驚いたことにそのプレイリストには私の好きなアーチスト名が勢ぞろいしていた.

 このリストにあるのはほとんどが私が小学校高学年から高校生頃までに聞いた曲なのだが,たしかレディ・ガガは1986年生まれのはず.シンディー・ローパーの曲を一体何歳の時に聞いていたのだろうか.何にせよ好きなアーチストと音楽の趣味が似ているというのはなんとなく嬉しい気がする.
iOS8.4リリース
『Apple Music、日本でスタート 月額980円 iOS 8.4リリース

 Apple Musicが日本でスタート。iOS 8.4もリリースされた。

 Appleは7月1日、音楽サービス「Apple Music」をスタートした。日本の個人向け料金は月額980円。3カ月の無料試用期間がある。iOSデバイスでは同時にリリースしたiOS 8.4へアップデートすることで利用できる。

 Apple Musicは定額制音楽ストリーミングの新サービス。米国時間の6月30日に100以上の国でサービスを開始し、米国の料金は月額9.99ドル(最初の3カ月は無料)──と発表していた。日本での詳細は明らかにされていなかったが、米国と同時にスタートすることになった。

 ユーザーの好みを設定することでさまざまなプレイリストに基づいて音楽を楽しめるほか、Appleによると「数百万もの曲」をアーティスト名などから検索して再生することもできる。海外アーティストは大物を含めさまざまな曲が楽しめるが、現時点では邦楽はGLAYやEXILEなどの人気アーティストが参加しているものの、海外アーティストの充実ぶりと比べると少ない印象だ。

 個人向けは月額980円、最大6人で利用できるファミリーメンバーシップは月額1480円。iPhone/iPadのほか、Mac/WindowsではiTunes経由で利用でき、Androidにも今秋対応する予定だ。』

 今回のアップデートはApple Musicのためのアップデートと言えるだろう.円安なので月額1000円は超えるだろうと思っていたので安いとも言えるが,邦楽はまだ充実していないのでJ-POPが好きな人には微妙なところだろう.

 どのようになるのかと思っていたiTunes Matchとの整合性もすべてがMy Musicとして表示されるので使用感は悪くはない. 現在25000曲までしか保存できない仕様も将来的には10万曲になるようなので心配なさそうである.

 iTunesMatchは自分のCDライブラリをCloud上に持つことで,複数のPCやiPhone,iPadで楽曲データをストリーミングで聞けるので大変便利なのだが,すでに曲数が24500曲にもなり二度と聞かないであろうデータを削除しながら新しいCDを読み込ませているのでこれが10万曲になるのは嬉しいことだ.

 これを書いている間にOSXが゙バージョン10.10.4にアップされiTunesもバージョンアップしてApple Musicの曲が聴けるようになった.しかし,Apple Musicの曲は同時にはひとつのデバイスでしか聞けないようで,iTunesで聞いているときにiPhoneで再生するとiTunesのほうが停止するようになっていた.

 ひとりで2つのデバイスで同時に別の曲を聞くことなんてないだろうからこれは別に問題ではないし,Apple Music以外の曲は今までどおり2つ以上のデバイスで再生できるので実用上はあまり問題ないだろう.

 まだ,OS8.4にアップデートしたばかりだが,9月にはiPhone6sとiOS9.0が登場するようだ.その頃に3ヶ月の無料期間が終わるので,iOS9.0でのApple Musicがどのようなものになるかを見極めてから継続するかどうするかを考えることにしよう.


『新幹線で男が焼身自殺、女性1人死亡 26人重軽傷

 神奈川県小田原市を走行中だった東京発新大阪行きの東海道新幹線のぞみ225号で30日、男が焼身自殺した。車内では火災が発生、煙を吸った女性が死亡し、26人が重軽傷を負った。煙が充満する車内にいた乗客は「まさか新幹線で火災に巻き込まれるとは」と絶句。事件でダイヤは大きく乱れ、駅で長時間足止めされた人たちは疲れ果てた表情で運行再開を待った。

 神奈川県警によると、午前11時半ごろ、先頭を走る1号車の前から3列目付近に乗っていた男が油のような液体をかぶったり、周囲にまいたりしてライターで火を付けた。乗務員が消火器などで消し止めたが、男は1号車の先頭付近で焼死した状態で見つかった。

 捜査関係者によると、男は東京都在住の70代とみられ、県警は現住建造物等放火容疑で捜査を始めた。男は液体を容量約10リットルの白いポリタンクに入れていたという。

 死亡した女性も1号車に乗車。50~60歳くらいで、1号車と2号車との間のデッキで心肺停止状態で発見された。男が火を放った後、後ろの2号車に向かって逃げる途中で煙を吸い、意識を失ったとみられる。地元消防によると、のどにやけどを負うなど乗客ら26人が重軽傷を負った。

 県警によると、焼死した男は直前に60代の女性の乗客に「お金あげる」「あなたも逃げなさい」などと話していた。女性客の証言では、男は直前に「お金あげる」と千円札を差し出した。女性が「いらない」と話すと、通路をうろつき、液体をかぶったという。

 女性が「やめなさい」と言うと、男は「あなたも逃げなさい」と答えた。女性が逃げながら途中で振り向くと、男が燃えていた。

 のぞみ225号は新横浜―小田原間を走行中で、事件の発生を受けて緊急停止。JR東海は午後2時すぎに車両を走行させて乗客を小田原駅まで運び、後続の列車に振り分けるなどした。』

 まったく前代未聞の大事件である.自殺というより自爆テロに近いとんでもない犯罪行為だ.おまけに犯人を死刑にするどころか逮捕することもできない.これからはJRでも所持品検査をしなければならなくなるのだろうか.

 自殺だけでも十分迷惑な行為であるが,飛び降り自殺やガスや硫化水素によるものでは他人を巻き込むこともあるし,首吊りでも練炭自殺でも未遂で病院に運ばれて来れば治療は大変なことになるし,未遂でなくとも検視のために病院に運ばれてくるのである.

 明け方に警察の検視に付き合わされることほど気分の悪いことはない.だから自殺などしてもらいたくないのだが,やるなら誰にも見つからない誰にも迷惑のかからないところでやってもらいたいものである.

 それにしてもとんでもない人がいるものだ.これでは恐ろしくて飛行機でなくとも公共の乗り物に乗るにも油断ができないことになる.先頭車両に乗るのが楽しみな人もこれで当分は気持ちよく乗れなくなるだろうし,次はグリーン車が狙われるかもしれない.

 JRでも所持品検査なんていうのは現実的でないだろうが,このような犯罪を防ぐには一体どうすればいいのだろうか.犯人は71歳だったそうだが高齢者が増えたせいか,それに比例しておかしな高齢者も増えているようだ.病院にもそのうち現れるかもしれないから普段から気をつけないといけないだろう.

 自分勝手な犯罪者の自殺に不幸にも巻き込まれてしまった方のご冥福を祈ります.
『ゼッタイに「NO」と言うべき31のこと。幸せに生きるために

「NO」と言うこと。簡単そうに見えて、意外と難しいこと。空気を読むことが得意な日本人は特に、嫌なことでも受け入れたり、現状に流されることもしばしば。でも、短い人生。自分の主張を押し通す場面だってあります。

「Elite Daily」の女性ライター、Gigi Engle氏が人生においてゼッタイにNOというべき31の瞬間をまとめています。大切な人生を後悔して過ごさないためにも、ぜひ一度読んでみては。

人生では、「NO」と言うべき時があります。きちんと意思を表明しなければ相手の都合のいいように物事が運ばれてしまい自分の人生が台無しになってしまうことも。
やりたくない仕事を続けたり、満たされない恋愛関係をだらだらと続けたりしていませんか。不幸なままでいるなんて、もったいない!今こそ、自分の将来や夢のために立ち上がるべきです。誰もあなたの代わりに戦ってくれません。人から押し付けられるのではなく、自分で選ぶことが大切なのです。

01.興味のない仕事
我慢できない仕事を、無理に続ける必要はありません。

02.先の見えない恋愛関係
自分を犠牲にするような恋愛関係は、やめて次の人を探しましょう。

03.型にはまった生き方
わざわざ、道を狭める必要はありません。

04.両親からの期待
あなたの人生です。どんなに両親が心配しても、自分の情熱に従って生きなくてはなりません。

05.まわりからの意見
まわりの人に、あなたの良さを認めてもらう必要はありません。あなた自身が認めていれば、それでいいのでは?

06.足を引っ張ろうとする人
何であろうと、他人の足を引っ張ろうという人を相手にしてはいけません。

07.社会が求めること
自分らしい生き方を貫きましょう。

08.貴重な時間をムダにすること
時間は、本当に大切なものなんですよ。

09.他の人のために待つ時間
あなたには、そんな時間はないハズ。

10.過剰な食事制限
きちんと食事をし、大切な栄養を補給しましょう。

11.最低な上司
毎日怒鳴ってばかりの最低な上司…。辛い思いをし続ける必要はありません。

12.最後の1杯
みんなが頼む最後の1杯。でも飲みたくないのなら、きちんと「NO」を。

13.直感的にしたくないこと
しなければいけないと思っているだけで、本当は必要ないのかも。やりたくないことには、きちんと「NO」を。

14.自分を甘やかすこと
自分をあわれみ悲しみにくれるよりも、今よりも良い方向へと向かうように頑張るべき。悲観的な思いにNOを!

15.逃げ続ける人生
困難なことにも、逃げずに立ち向かわなければない時があります。

16.誰かの意見に従い続けること
人生は、自分自身で切り拓いていかなくては!

17.沈んだ気持ち
いいかげん、悲しみに浸るのはやめて外に出ましょう。きっと、楽しいことが待っているはず。

18.夢を諦めること
夢を諦めたその瞬間から、これからの人生をムダに過ごすことになります。

19.惰性で動くこと
望むことをやめたら、欲しいものは手に入りません。

20.自分の弱さを正当化すること
弱さに立ち向かうことで、あなたは強くなれるのです。

21.無理なダイエット
無理に制限してしまった食事は、カラダに必要不可欠なものでもあります。

22.自分を過度に守ること
愛を手に入れるためには、心を開く必要があります。傷つくことを恐れて、守ってばかりではいけません。

23.簡単に諦めてしまうこと
覚えていて下さい。今、最悪な状況にいるとしたら今後は良い方向へ向かうだけ。

24.あなたのために時間を使わない友だち
本当の友だちなら、スケジュールを調整してあなたのために時間を割いてくれるはず。

25.まわりからのプレッシャー
パスポートを持って、今すぐ飛び出しましょう。まわりからの圧力に縛られないで下さい。

26.人生に迷うこと
あなたが地図を捨てた時に最高の冒険が始まるのです。迷いを捨てて、挑戦しましょう。

27.人の犠牲になること
あなたの成功を意地の悪い人に邪魔されてはいけません。離れましょう。

28.目に見えない境界線
出口のない場所にいるような気持ちになってはいけません。あなたの未来は、限りなく広がっているのです。

29.単調な日々
毎日を楽しくするために、自分からアクションしましょう。

30.流されてしまう性格
楽な方へと流されてしまう自分に決別して、難しいことにも挑戦しましょう。

31.ソーシャルメディアに依存すること
ソーシャルメディアに依存しすぎることは、注意が必要です。捉われすぎないように。』

 上記の1~31のことがらを分自身について考えてみた.

 1.は我慢できないほどでなければまあやってしまうだろう.2.は今のところ心配ない.3.はその通りだと思うが,なかなか変えることができない.⒋.と5.はもう気にしていない.6.のような人とは決して付き合わないし,7.もぜんぜん気にしていない.

 時間については年をとるにつれてますますシビアに考えるようになったが,8.については気をつけていても自分の判断ミスから時間を無駄遣いして時々悔しい思いをしている.9.については他人を一切待つことはしなくなった.そのかわり待たせることもないように注意している.時間は本当に大切だから自分勝手に待たせるような人を私は信用しないことに決めている.

 10〜12は該当するようなことがない.上司は最低というほどではない.13〜17も私には思い当たることがない.基本的に楽観的で自信家というほどではないがポジティブ志向である.多くの手術のできる脳神経外科医はそうだろうと思う.

 18.夢は諦めていないが今更ながら大きすぎる壁にぶつかったままほとんど前進できていない.死ぬまでに夢を叶えることができるのだろうかと思うようになってきた.

 19〜22は自分には無縁な話.惰性で動くのは嫌いだし,弱さも認識しているし,無理なダイエットはしていない.23.これだけは決してない.極めて諦めの悪い性格.24.そんな友達は不要.25〜28,30,31も自分には無縁.人生に関してはもう悟っているし,人は人,自分は自分というのが基本で他人に影響されたりすることはない.

 29.よく考えてみると今自分がNO.と言わなければいけないのはこれのような気がする.「単調な日々」には飽き飽きするはずなのに,どうも毎日のリズムが単調だ.概ね幸福な毎日だが,仕事も私生活も考えてみれば単調だ.自分からアクションして楽しい毎日にするには一体どうすればいいのだろうか.これはこれから考えてみなければいけないだろう.
『 米学会が7時間の睡眠を勧告、不足で心臓病や脳卒中のリスク

 睡眠不足と心臓疾患や肥満との関係が各種の研究で指摘されていることを踏まえ、米睡眠医学会がこのほど、適正な睡眠時間に関する初のガイドラインをまとめた。成人の場合で1晩に7時間以上の睡眠を取ることが望ましいと勧告している。

 先月実施された調査によれば、米国人の睡眠時間は減少傾向にあり、1985年に7.4時間だった平均睡眠時間は1990年には7.29時間に、2004年と12年には7.18時間に減った。ガイドラインの作成に協力した米疾病対策センター(CDC)も、睡眠不足を公衆衛生疾患と位置付ける。

 米睡眠医学会の会長でワシントン大学のネタニエル・ワトソン教授は「7~9時間の睡眠が望ましい」と述べ、1晩の睡眠が6時間を切ると集中力の低下を招き、心臓病や脳卒中、糖尿病、肥満のリスクも高まると指摘した。

 一方、睡眠時間の上限については、十分な検証が行われていないことなどを理由にガイドラインでは言及していない。

 ガイドラインの作成に当たっては、睡眠時間と健康状態との関係について調べた調査や、被験者の睡眠時間をコントロールする実験の結果などを参照した。

 これまでの研究では例えば、睡眠時間が7時間に満たないと体格指数(BMI)が上昇することや、睡眠が不足すると食欲を増進するホルモンの値が上昇して肥満につながり、肥満を原因とする心臓病や脳卒中などのリスクも増大することが分かっている。

 睡眠不足の原因となる睡眠障害の危険性も指摘され、欧州心臓病学会ではこのほど、睡眠障害のある男性が心臓発作を起こす確率は2~2.6倍、脳卒中を起こす確率は1.5~4倍になるという研究結果が発表された。』

 今年は早朝のサイクリングを減らしているため最近1ヶ月の平均睡眠時間は6時間ほどになっている. 「Sleep Time」というiPhoneのアプリを愛用していて目覚ましアラームを使い毎日の睡眠パターンを記録している.

 私はもともと8時間睡眠だったのだが,脳外科医になってから意識的にトレーニングして5時間睡眠で熟睡感が得られるようになった.今でも睡眠パターンをみると就眠後2〜3時間くらい深い眠りに入りその後浅くなったり深くなったりを繰り返して起きる1時間間にはほとんど覚醒に近い状態になっているようだ.

 米睡眠医学会のガイドラインは7時間睡眠を推奨しているようだが,これは一般的に安全マージンをとったものなのか,それとも必要最低限なのかちょっとわからない.私個人は安全マージンをとっても6時間もあれば十分な気もするが,もう1時間くらい寝ていたいような時もあるから7時間は十分な睡眠時間として必要なのかもしれない.

 しかし,今の日本のサラリーマンは7時間も寝ている人は少数派なのではないのだろうか.それなら脳卒中や心臓病の人も多くなるはずだ.今後は生活指導に7時間睡眠についても加えたほうがいいかもしれない.
『砂川4人死亡、衝突30秒前からRV側が赤信号

 北海道砂川市でレジャー用多目的車(RV)が軽ワゴン車と衝突するなどし、歌志内市の会社員永桶弘一さん(44)ら親子4人が死亡した事故で、現場近くの防犯カメラの映像から、RV側の信号は約30秒前から赤だったことが12日、道警幹部への取材でわかった。

 自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕された上砂川町鶉うずら、建設業谷越隆司容疑者(27)は「信号は青だった」と否認しているが、道警砂川署は故意に信号を無視した有力な証拠とみている。

 発表によると、谷越容疑者は6日午後10時35分頃、砂川市西1北22の国道12号交差点でRVを運転。赤信号を無視して時速100キロ以上の速度で交差点に進入し、左から来た永桶さんの軽ワゴン車と出合い頭に衝突、永桶さんら一家5人を死傷させた疑い。』

 赤でも行けると思ったと言ったり,人をひいた覚えはないなどと言っているらしいが,飲酒運転で完全に赤信号になっている交差点に時速100km以上で突っ込んでいったというのが真実のようだ.

 亡くなった人たちもこれでは浮かばれないことだろう.ドリームビーチの事故を思い出した人も多かったろうが,今度の加害者たちもいかにもそれらしい人たちだったようだ.

 事故を起こしても救命もせずにさらに罪を重ねた挙句に酔いを醒ましてから出頭し嘘をつくとは人にあるまじき行為である.情状酌量の余地など一切ないだろう.これはもう交通事故というレベルではないから極刑を望む声が出るのも当然だろう.

 こういう極めて悪質な人間がいるかぎり死刑はなくならないだろうし,なくす必要もないだろう.故意にやったことと過失は明確に区別されるべきである.このように悪質な人間がいるなら道路交通法にもさらなる改正の必要があるだろう.

ひとり休み
ひとり休み
ひとり休み
 マンションの点検とかで午後に在宅する予定で有給休暇をとった.先月後半は重症の急患の手術や脳腫瘍の手術などで久しぶりに脳外科医らしい忙しさで働いていたのでぜんぜん写真を撮るヒマもなかった.

 ひとりきりの休みというのが久しぶりだったので午前中は動物園まで散歩して,2時間ほどのんびりと過ごした.昔はすることがないと何か焦りのようなものを感じたような気がするが,歳をとったせいか何もすることがなくても気にならなくなった.

 これが2週間も続いたらきっと飽きるのだろうが,1週間に1日くらいひとりで過ごす休日というものがあってもいいなあと思えるようになったようだ.


コーヒー

2015年5月7日 医食同源
『コーヒーや緑茶、1日数杯で長寿効果 19年間追跡調査

 コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて病気などで死亡するリスクが低いとする調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームがまとめた。コーヒーに含まれるポリフェノール、緑茶に含まれるカテキンが血圧を下げ、両方に含まれるカフェインが血管や呼吸器の働きをよくしている可能性があるという。

 全国に住む40~69歳の男女約9万人に対し、コーヒーや緑茶を1日どれくらい飲むかを、ほかの生活習慣などと合わせて質問し、経過を約19年間追った。この間に約1万3千人が亡くなっていた。

 コーヒーや緑茶をよく飲む人は死亡率が低く、コーヒーを1日に3~4杯飲む人ではほとんど飲まない人に比べて、死亡リスクが24%低かった。緑茶は1日1杯未満の人に比べ、1日5杯以上飲む男性で死亡リスクが13%、女性で17%低かった。どちらも、死亡のリスクにかかわる年齢や運動習慣などは影響しないように統計学的に調整した。』

 コーヒーに含まれるポリフェノールや緑茶に含まれるカテキンが健康に良いらしいという話はもう何度もここでも取り上げているが,また一つ良いというデータが積み上げられたと考えていいのだろう.

 しかし,最近の話ではインスタントコーヒーや缶コーヒーは健康には良くないらしい.どうやらそれらには添加物が含まれているようで,それが良くないのではないかと私は思っている.

 もっとも私にとってコーヒーとはコーヒー豆を挽いたものをドリップしたものに限られている.最近は近所のお店で焙煎した豆を200gづつ買ってきて毎回自宅のミルで挽いてペーパーフィルターでドリップして飲んでいる.職場では時間がないのでモンカフェを使い1日3〜4杯は飲んでいる.もちろんミルクも砂糖も使ってはいない.

 そのせいか私の血圧は高校生の頃から120/70のままで,心拍数も安静時は56~60だ.死亡リスクが24%低いというのが自分の場合にはどの程度なのかよくわからないが,やはり健康にはいいようなのでコーヒーと適度な飲酒とサイクリングの習慣だけは今後もずっと続けていこうと思っている.

チューリップ
チューリップ
チューリップ
 連休中の円山公園は花見客の焼肉とジンギスカンの煙で空気が霞んでいる.

 それでもチューリップが咲いたので撮影に行ってきた.今年は芝生の養生のために通路側からしか撮影できない上に立ち入り禁止のロープが邪魔であまり満足な撮影はできなかったが,新しい30mmマクロレンズの描写には満足している.


桜
桜
桜
 今年の開花は例年より早く大通公園などでは22日頃に咲きはじめたようだ.例年はだいたい29日頃には咲きだすが,ちょうど円山公園での火の使用許可が29日からなので桜が満開になる頃は,公園内は焼肉の煙で霞んでいるのがいつものことだ.

 今年は今週末には満開になりそうなので,静かできれいな空気の中で桜を眺めることができる.桜は見るのを楽しむのが一番という人にはいい年になった.

< 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索