休日

2015年4月20日 私の写真集
休日
休日
休日
 早朝の散歩,朝食,ゴルフの練習,買い物,昼食,自転車で散歩,ビール,夕食,写真の整理,風呂,ネットサーフィン.

これで日曜日が終わってしまう.これでいいのだろうかと思う.
①しずかなさま。ひっそりとしているさま。 「鞭声は-と夜河を過(わた)りぬれば/山陽詩鈔」
②おごそかなさま。 「 -として実行に移す」 「師範学校の方は-として進行を始めた/坊っちゃん 漱石」
③他人の意見を無視して行動すること。「さまざまなご意見はあるかと思いますが、私どもとしては今回の事案については粛々と進めさせていただきます」「政府は原発活用を「粛々と」(菅義偉官房長官)進める方針」

日本語は時代とともに変化していくのである.今の日本で流行っているのは③の使い方だろう.

 核の扱いに関しては昔から国民に知らせずに勝手にやってきたのだろうが,それを政治家が露骨に言葉に出してやるようになるとうす気味悪いと思うのは私だけだろうか.原子力発電で使っているのは軍事転用も可能な核だということを忘れるべきではないだろう.
充実した一日
充実した一日
充実した一日
 今朝は久しぶりに休日の早起きをして小鳥を撮ろうと散歩に出かけた.収穫はヤマゲラだけだったが,エゾリスやシマリスも出てきてくれたので撮影枚数だけは結構な数になった.

 朝食後は近所のゴルフ練習場へ出かけて新しいアイアンセットとシューズを試してみた.調子がイマイチだったので早々に切り上げて帰宅し,地下鉄に乗って大通駅まで買い物に出かけた.

 帰宅して昼食をとり午後は動物園へホッキョクグマの赤ちゃんの写真を撮りに行った.昼過ぎだったのでホッキョクグマの母子はお昼寝の時間だった.待つこと1時間半でようやく起きて授乳したり母グマと遊ぶ子グマの写真を撮って帰ってきた.

 帰宅後は2回分の撮影のデータを整理してもうそろ夕食という時に投票日だったことを妻に教えられた.ちょっと面倒な気もしたが,気が変わらないうちに投票所まで行ってきた.夕飯を食べて残りの撮影データを整理し日記を書いて今日の予定は全て終了した.


皆既月食
皆既月食
北日本が条件に恵まれていたらしいが,札幌も薄曇りであまり満足出来る結果にならなかった.それでもなんとか撮影はできたからよしとしよう.

次に日本で見られるのは2018年1月31日だそうだ.次回はどんな機材で撮影することになるのだろうか.
運も実力のうち
運も実力のうち
運も実力のうち
 今朝は無性に小鳥の写真が撮りたかったのだが,昨夜就寝前に天気予報をチェックしたら,早朝は雪が降るらしいということだったのでいつもより1時間半ほど遅く起きた.

 朝食の時に外を見たら確かに道路は濡れてはいたが,すでに雪は止んでベランダから明るい日差しが入ってきていた.それならばと朝食を少し急いでとって食後のコーヒーも飲まずにカメラを持って公園へ散歩に出た.

 今日はなんとなく動物園へ行く木道のほうにシャッターチャンスがあるような気がしていたので,迷わずそちらに向かい早足で歩いて行った.木道に入って少し行くと古い大きな木の下に望遠レンズ付きのカメラを持った人たちが数人集まって何かを撮っていた.

 私にはそれがリスを撮っているのだとすぐにわかった.一応リスも撮っておこうかと寄り道してみたがエゾシマリスが遠くに走っていくのが見えただけで,あまりいい絵にはならなかった.少し辺りを歩いてみたが,今日の目的はリスではないのでまた動物園のほうに向かって歩き出した.

 野生動物の写真は動物を見つけれなければ撮れないので,さんざん歩き回ってもろくな写真が撮れないことも多い.前々回はゴジュウカラ,前回はヒヨドリが撮れたので今日はアカゲラが撮りたいと思っていたが,そんなに都合よくアカゲラに遭遇するとはもちろん思ってはいなかった.

 いよいよ木道も終わりに近づき,登りきったら動物園前に出る最後の坂のところで目の前になにやら赤いものが地面を跳ねているのが見えた.よく見ると木の根を突ついて虫を採っている真っ最中のアカゲラだった.

 その瞬間に私は静止してカメラの電源スイッチを入れ,そおっとアカゲラのほうにレンズを向けた.中央1点のみのAFエリアからアカゲラが外れないように注意しながら無音のシャッターで連写した.画面にアカゲラが踊る姿を見ながら私の心も踊っていた.

 アカゲラが地面を歩きながら木の根を突くなんていうのは一度も見たことがない光景だったので何枚か写真を撮ったあとで動画も撮影しておいた.30秒ほど動画を撮ってまた写真を数枚撮った頃に,他の人たちがやって来てアカゲラは遠くの木に飛んで行ってしまった.

 私が写真を撮りに行こうと思う時,今日はあんな写真が撮りたいなと思うと同時にそんな写真が撮れそうな予感がする時がある.実際に写真が撮れるかどうかは結局は運次第なのだろうけれど,運を味方につけることができるとすればそれもやっぱり実力なのだと素直に認めるべきなのだろう.

マウントアダプターFT1
マウントアダプターFT1
マウントアダプターFT1
 Nikon FマウントのレンズをNikon 1に着けるためのマウントアダプターFT1を購入してみた.早速,Nikon1J3+FT-1+AF-S 80-400mmF4.5-5.6に着けて近くの公園へ小鳥の写真を撮りに行ってきた.

 結果はご覧の通りで,画質はそれほど悪くない.解像感はやはりレンズ次第で80-400mmは70-200mmほどではないが,私の鳥写真には十分すぎると思われた.問題はこのレンズを着けるとレンズが大きく重いので取り回しが悪いのと,カメラ本体も小さくてグリップもファインダーもないのでホールドが難しくなり小鳥を画面内に捉えるのが非常に難しいことだ.

 だから比較的動きの少ない被写体なら問題ないが,小鳥は木から木,枝から枝へと飛び移るので非常に歩留まりが悪くなる.おまけにVR機構(ブレ防止機能)のせいなのかバッテリーの消耗が激しいこともあり,本格的に鳥を撮影するのには向いていないということがわかった.

 それでもNikon 1の400mmは35mmフルサイズの1080mm相当なので,うまく使うことができれば見たことがない写真が撮れるから買っても損はないだろう.
『みのもんたを訴えた87歳女性の“言い分”

 大御所司会者・みのもんた(70)が、テレビでの発言で訴えられていたことが本紙の取材でわかった。かつて司会を務めた日本テレビ系情報番組「午後は○○おもいッきりテレビ」と後継の「おもいッきりイイ!!テレビ」で、みのが「水を飲もう」と勧めたところ、実践して習慣化した千葉県の主婦Aさん(87)がうっ血性心不全などを発症。テレビで発言したみのに責任があると約6700万円の損害賠償を求めて提訴した。対するみのも、辣腕弁護士を立てて、徹底抗戦の構えを見せている。

 「水道メーター製造業社長の顔も持つみのが“水”をめぐって訴えられたようだ」。日本を代表する名物司会者に関する激震情報を本紙がキャッチしたのは、先月のことだった。取材を進めたところ、みのが1月に提訴され、今月上旬には東京地裁で第1回口頭弁論が開かれたことが判明した。

 訴えられたのは日テレではなく、みの個人。みのの所属事務所に問い合わせると「コメントを求めるのは日テレさんにお願いします」と返答。そこで日テレ広報・IR部に取材を申し込んだが「当社は本件裁判の当事者ではないため、コメントする立場にありません」と回答があった。

 母とともに原告に名を連ねる、長男の元会社役員Bさん(60)が本紙に被害を訴え、次のように説明した。

 「みのさんが『おもいッきりテレビ』で2004年ごろから『お年寄りは脱水症状になりやすい。夜中に死んでしまう場合もある。毎日2リットル水を飲みましょう!』と呼びかけ始めた。水をさほど飲んでいなかった母はその勧めを受け、04年ごろから習慣化したんです」

 その6年後、Aさんが「息苦しい」と訴えるようになったという。

 「10年に千葉県内の病院で精密検査を実施。長期間、水を過多に摂取し続けたため、体内の水分量が心臓のポンプ機能の許容量を超えて、心臓が水で膨れ、うっ血性心不全になっていたんです。心臓の大きさは、同じ体格の女性の約2倍以上になっていました」

 即日入院。Bさんは医師からこう指摘され、がくぜんとした。

 「高齢者が食事の飲食とは別に1日2リットル水を飲むのは、心臓に大きな負担になる。誤った療法です。吸水を習慣化する前のAさんくらいの体形(148センチ、42キロ)なら、せいぜい1日1リットル。心不全になったので、これからはお茶や他の飲み物と合わせて1日800ミリリットルまでにしてください」

 ところが、今度は水分量が減ったため腎臓の機能が落ちてしまい、11年に腎不全を発症する。また、うっ血性心不全の投薬の副作用で、聴力が約半分に低下。昨年4月には心不全が悪化したことも判明した。

 Bさんは医師からこう告げられ、ショックを受けた。

 「就寝中に絶命する可能性があるから覚悟してください」

 1日2リットルの水分摂取の習慣化を始めて以降、うっ血性心不全、腎不全、難聴と次々に発症。Aさんの体重は34キロまで落ち、やせ細った。

 約6700万円の内訳は(1)計56日間の入院費、(2)計86日間の通院治療費、投薬費、(3)心不全、腎機能障害、難聴の後遺症の損害賠償を求めて算出した。Bさんは「水の取り過ぎは人によっては危険。みのさんは医師に確認せずに間違った水の摂取を勧めていたのです」と訴えた。

 一方、みのを含め被告側は第1回口頭弁論に出廷しなかったが、辣腕の有力弁護士を代理人に選定。一歩も引く気配がない。

 第2回口頭弁論の期日は4月16日。古希の大御所司会者にとって提訴は寝耳に水だっただろうが、もはや水に流せそうにない。

※うっ血性心不全=心臓のポンプ機能に障害が生じ、体内に十分な血液を送り出せない状態を心不全と言う。その結果、血流量が減ったり、一部組織の血管に血液が滞留して増加する(うっ血)現象が見られる。そのため心不全は「うっ血性心不全」とも呼ばれる。肺にうっ血が起こって呼吸が苦しくなったりするほかに、顔や下肢のむくみ、食欲不振、疲れやすいといった症状などが見られる。』

 テレビの話を真に受けていて心不全になる人もいるだろうとは思っていたが,みのもんたさんは例によってテレビの台本を読んでいただけだから自分に責任はないというのだろう.

 今のマスゴミはだいたいこんなものだろう.みのもんたさんが医学的知識を持っていたとは思えないから自分では悪いとは思っていなかったのかもしれないが,自分でおかしいと思っていても自分の意見を言えないのが今のジャーナリストたちではないだろうか.

 政府の用意したお神輿をよろこんで担いでいるようなマスゴミに未来はないだろうし,そんなマスゴミを信じているような国民にも未来はないだろう.
『不適切交際の中川政務官が続投表明 政権、辞任連鎖恐れる

 中川郁子農林水産政務官は10日昼、週刊誌で不適切な交際が報じられたことに関し、衆院農水委員会で「軽率な行動でご迷惑をお掛けしている。深くおわび申し上げる」と陳謝するとともに、続投の意向を表明した。安倍政権は、閣僚らの政治資金問題が相次ぐ中で身を引かせれば「辞任の連鎖が、閣内でさらに広がりかねない」(政府関係者)と警戒し、職にとどめることにしたとみられる。

 中川氏が公の場に姿を見せたのは、報道を受けて5日に東京都内の病院に入院して以降初めて。自民党の佐藤勉国対委員長は10日に中川氏と国会内で会い、「内閣の一員として自覚を持ってほしい」と苦言を呈した。菅義偉官房長官は記者会見で「今後、誤解を受けることのないように、自らを律しながら職責を果たしてほしい」と述べた。

 政権幹部は8日に対応を協議し、中川氏に政務官を続けさせる方針を確認した。2月23日に政治資金問題で西川公也氏が農相を辞任したばかり。中川氏も辞めれば、態勢立て直しが一段と難しくなるとも考えたようだ。

 西川、中川両氏はともに自民党の二階派所属。西川氏に続く交代を避けたかった二階俊博総務会長が、周囲に「辞任の必要はない」と強く主張していたことも、首相官邸を中心とした政権の判断に影響したとされる。

 だが、自民党幹部は「中川氏の問題が長引けば内閣支持率に響く」との懸念を漏らす。安倍晋三首相が強い意欲を示す農協改革の関連法案は農水委員会で審議される。野党が中川氏への追及を強めれば、法案審議が停滞する事態も否めない。この幹部は「続投が吉と出るか凶と出るかは分からない。ただ本人が『続ける』と言っている以上は支えるしかない」と語った。』

『中川郁子農水政務官 不倫報道→即入院 病名などは明らかにせず

 自民党の門(かど)博文衆院議員との“路チュー”不倫交際が報じられた中川郁子(ゆうこ)農林水産政務官が、東京都内の病院に入院したことが6日、分かった。上司である林芳正農相が会見で明らかにした。病名や退院時期の見通しは不明。

 この日の衆院予算委員会で自民党は、中川氏が2週間程度入院する予定だと野党側に説明した。予算委で中川氏を追及予定だった民主党は、退院後に何らかの委員会に政務官として出席を求める考えを伝えた。

 永田町関係者によると、中川氏は精神的に大きなショックを受けているという。ただ、党内でもスキャンダルが明るみに出るたびに飛び出す「入院」をまともに信じる人はほとんどおらず、答弁回避のための常とう手段だとみる向きもある。2週間という期間についても「ほとぼりが冷めるのにはちょうどいい」(党関係者)と冷ややか。

 菅義偉官房長官は会見で、中川氏について「一日も早い職務復帰を願っている」と辞任の必要はないとの認識を示したものの、安倍晋三首相は政務官を交代させる方向で調整している。』

『中川農水政務官“路チュ~”撮られた 永田町で有名だった仲の良さ

 中川郁子(ゆうこ)農林水産政務官(56)が同じ自民党の門(かど)博文衆院議員(49)と路上でキスする姿を週刊誌に報じられ、5日、謝罪コメントを出した。中川氏は2009年に死去した故中川昭一元財務相の妻。門議員は既婚者だが、不倫関係でないと主張している。農水省では、政治資金問題で西川公也前農水相(72)が辞任したばかり。相次ぐ不祥事に批判の声が集まりそうだ。

 中川氏は事務所を通して文書でコメントを発表。門氏とキスしたことを認め「酒席の後であったとはいえ、私の軽率な行動により、門氏の奥さまやご家族、支援者の皆さま方らに大変ご不快な思いをさせ、誠に申し訳なく思っている」とした。不倫関係は否定し、門氏について「同一政策集団(二階派)に属し、2期生として活動をともにさせていただいているだけ」と説明した。

 一方、門氏も「お酒で気が緩み、軽率で誤解を招く行動だったと深く反省しております」とのコメントを発表した。

 2人のキスシーンは、同日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報道。先月23日夜、東京・六本木の路上やカフェで唇を重ねた様子などが、写真入りで掲載された。』

あの世へ行った中川昭一氏のコメントが聞いてみたい.

追記)
『中川政務官、病室での喫煙陳謝

 中川郁子農林水産政務官は13日午前の衆院予算委員会で、同僚議員と路上でキスしたなどと報じられた後、入院中に病室で喫煙をしていたとの週刊誌報道について、「病院のルールに反して喫煙したことは事実で深く反省している。不眠不休が続き、病院のルールに深く思いを致さなかった。誠に申し訳ない」と陳謝した。進退については「自らを戒め、職務にまい進していきたい」と述べ、改めて辞任を否定した。民主党の大西健介氏への答弁。』

 病室で喫煙する患者は時々いるが,病院内での禁煙は今や常識で,これを破る患者や家族は大抵はかなり常識の欠如した人たちである.そういう人たちが国会議員になってもいいのかもしれないが,果たしてそれでいいのだろか.
『メルケル首相「日本もドイツのように脱原発すべき」 7年ぶりの訪日前にメッセージ

 3月9日から7年ぶりに訪日するドイツのメルケル首相が、同国が進めている脱原発政策について「日本も同じ道を進むべきだ」とビデオメッセージで述べ、エネルギー政策の転換を呼びかけた。

 ドイツ政府が7日、福島県出身の井上茂義博士(ベルリン工科大学)と対話するメルケル首相の映像を公式サイトに掲載した。この中で、メルケル首相は「ドイツは原子力から撤退するという決定をし、再生可能エネルギーに期待している。日本も同じ道を取るべきで、日独で協力していけるはずだ」などと話した。井上博士との詳しいやり取りは以下の通り。

「安全性が最も重要だ」

 井上博士:日本と福島のことについて聞きたいと思います。あなたもご存じのように、2011年の震災で、私の故郷の福島県は大きな被害を受けました。津波や原発事故が起きたことで、不幸なことに日本のイメージは悪化しました。イメージを回復するにはどうすればいいと思いますか?

 メルケル首相:はい、この恐ろしい事故に私たちは同情しました。そして、ドイツはより早く原子力から撤退するという大きな決定をしました。私たちは再生可能エネルギーに、とても期待しています。私は日本も同じ道を取るべきだと思っています。より良い方向に向かうことだからです。私たちドイツと、日本は協力していけるはずです。

 再生可能エネルギーの発展について話しましょう。もちろん、私たちにはいわゆる「ベースロード電源」が必要です。日本も他の島国と同様に資源の問題を抱えています。それゆえに、日本とドイツは原子力に関しては全く同じようにはできないかもしれません。しかし、福島の事故の経験から言えることは、安全性が最も重要だということです。

 私は福島の事故を経験したドイツの首相として、できるだけ早く原子力から撤退することを提唱します。』

 考えうる限りのリスクを回避することで安全性を確保するというのがドイツ人の気質なのだろう. これに比べたら日本人のリスク管理意識ははるかに低いものだと思わされてしまう.

 過去の津波の教訓を生かさず元々リスクの見積もりを低くしただけなのに,想定外(?)の全電源喪失で大規模災害となった福島の原発はその最たるものだろう.日本の社会の危機管理の問題点は挙げればきりがない.

 もっとも,口が災いして国民に危害を加えられたり,自分のお金の管理が甘くて追求されたりするような政治家たちが舵をとっているのだから,想定外(?)の大波でいつか日本丸が沈没するんじゃないかと心配になるのは私だけではないだろう.
生クリームスコーン
 生クリームを使ったスコーンを作るのも今日で6回目.今回はオーブンの温度を180度に設定し,焼き時間を18分にした.目標は外側がしっかりで中がしっとりした食感.

 結果的にほぼ目的どおり満足できる出来になった.生クリームのスコーンはこれで完成形ということにしておこう.

砂糖

2015年3月5日 医食同源
『WHOが砂糖新指針…炭酸飲料1缶でも超える

 世界保健機関(WHO)は4日、成人が1日に取る砂糖をティースプーン6杯分の25グラム程度に抑えることを奨励する砂糖摂取の新指針を発表した。

 砂糖の取りすぎを抑えることで、肥満や虫歯を防ぎ、慢性疾患の予防にもつなげることが狙い。昨年3月に示した指針案を正式決定した。

 これまでWHOは、食物から取り込む熱量(カロリー)のうち砂糖の割合を10%以下にする目標を掲げてきたが、新指針は5%以下にすることを求めた。これにより成人にとっての適量は、従来の50グラム程度以下から半分に減る。

 たとえば炭酸飲料1缶(350ミリ・リットル)には砂糖が約40グラム含まれ、軽く超える。WHOはケチャップなど加工食品に含まれる砂糖の量にも注意が必要だと強調している。』

 これを実行するのはかなり難しそうだ.明日からはチョコレートを無糖にしなければならないかもしれない.

 と,思っていたらすぐに反論が出たようだ.お菓子を食べているようじゃ,いくらなんでも無理ということだろう.私も当分は努力目標にして,砂糖の摂取に気をつけていくことにしよう.

3月6日追記)
『砂糖新指針、欧米で物議「無理」 専門家ら反論、現行基準すら順守できず

 世界保健機関(WHO)が4日に発表した砂糖の摂取量に関する新ガイドラインが欧米で物議を醸している。WHOではこれまで成人の砂糖摂取量について、1日に摂取する総カロリー量の10%未満が望ましいと定めていたが、今回の新ガイドラインでは、生活習慣病の予防に望ましい水準として、従来の半分の5%未満に厳格化した。ところが5%という数字は砂糖換算だと25グラムでティースプーンわずか6杯分。欧米では缶入りソーダ(340ミリリットル入り)1本がティースプーン10杯分(約40グラム)の砂糖を含んでおり、新ガイドラインだと1缶で1日の摂取量を超過する。そのため専門家から「5%は現実的ではない」といった反論が出ている。

 WHOの栄養部門の責任者、フランチェスコ・ブランカ博士は、新ガイドラインの発表会見で「われわれが砂糖に注目する理由は、それが多くの国々で公衆衛生上の懸念となっている体重増や肥満の増加と大きく関係するためである」と明言。そのうえで、従来通り10%未満を推奨値としながらも、心臓病や糖尿病、ガンといった不健康な食生活と関連する生活習慣病の予防には5%未満がより望ましいとする新ガイドラインを説明した。

 ところがこの5%という数字、実はそう簡単に順守できるものではないのだ。AP通信やロイター通信などによると、欧米では、そもそも10%という数字すら順守できていない国々が目立つ。例えばポルトガルが25%、英国が17%、米国は成人13%、子供だと16%に。米国の13%という数字はティースプーン18杯分で268カロリーにもなる。

 ブランカ博士が説明した地域ごとの砂糖摂取量は、新目標が1日あたり25グラムなのに対し、南米130グラム、北米と中米が95グラム、西欧101グラム、中東90グラム。最も低い赤道地帯と南アフリカですら30グラムだ。農畜産業振興機構によると、砂糖とデンプン由来の異性化糖をあわせた日本人の糖類摂取量は66グラムという。

 WHOの推奨する5%だと、欧州では何とか7%を維持するノルウェーとハンガリーさえ基準超えで、順守はほぼ不可能と言っていい。その理由について欧米メディアは、意外な食品が多くの砂糖を含んでいることを挙げる。例えば、サラダ用のフレンチドレッシングには1回分(ティースプーン2杯分)に4グラム、冷凍ピザ1食分に7グラム、健康に良い印象があるヨーグルトでも、人気のギリシャヨーグルト「チョバーニ」(1つ150グラム)は17グラムもの砂糖を含んでいた。この他、シリアルで1カップに9グラム、ピーナツバターで1回分(ティースプーン2杯分)に7グラムと、あらゆる食品に大量の砂糖が使われている。

 そのため、専門家からは、西欧諸国にとってガイドラインは従来の10%が現実的であり、5%は開発途上国を対象とすべきだとの声が上がっている。英キングス・カレッジ・ロンドンで栄養学と食事療法学を教えるトム・サンダース教授はAP通信に「5%を順守するならオレンジジュース(コップ1杯砂糖が24~26グラム)を飲むことすら許されないだろう」と憤慨。

 さらに「欧米など先進国なら甘い飲み物やシリアル、ビール、あめ、クッキーをやめれば10%は困難ではない。ケーキは愛すべき食べ物だが、ごちそうなのだ」と述べ、ぜいたく品や菓子類をやめ、10%をめざす方が現実的との考えを強調した。』


HMでスコーン
 「ケーキのようなホットケーキミックス」というのをAmazonで見つけたので買ってみた.厚焼きホットケーキというのを作ってみたが,味は普通のホットケーキで型を洗うのが面倒なだけだった.

 パンケーキは火加減も難しいし焼き加減を見ているのも手間がかかるので,そのHMを使ってスコーンを作ってみたら,まるでパンのように膨らんで外側がサクッと硬く中がふんわりと柔らかくいい感じに仕上がった.薄力粉を少し混ぜたので甘みが抑えられさっぱりしてとても美味しかった.

 残りのHMの大半はスコーンに化けることになるだろう.

白鳥が来た
今朝,通勤途中で白鳥の小さな群れが一つ飛んでくるのを見た.

 例年に比べて随分早いような気がしたので日記を調べたら,昨年は3月27日に見たのが最初だった.最近の気温が高かったとはいえ,畑にはまだたくさん雪が残っているというのに,先発隊がもう到着したということは2〜3日中に本隊もやってくるのだろうか.

 近くに餌になる作物の根などが採れるくらい雪がとけた畑が見つかればいいが...


女子力男子
女子力男子
女子力男子
『職場の若者男子が「女子力」高過ぎ! スイーツ、「キャラ弁」作りに手編みマフラー・・・

「女子力」の高い男性が増えている。お酒やギャンブルなど、男性的な消費には目もくれず、スイーツ、スキンケア、観光やファッションなど、女性らしい趣味への関心が高い男性たちだ。最近では、プロフィギュアスケーターの織田信成さん(27)が、息子へのキャラ弁へのこだわりを見せ、「『女子力』高い!」と話題になった。ネットでは、「うちの職場にも、女子力の高い若手男性がいる」などの声が相次いでいる。

プレジデントオンラインの記事、「なぜ『女子力の高い男』が増えているのか」(2015年1月18日)によると、最近の若い男性のなかには、「女子力の高い男」が増えているという。彼らは、「車、バイク、タバコ、酒、パチンコ」など、「男性型商品」への支出を減らし、スイーツや観光、化粧品、日傘など、女性らしい消費にお金をかける。SNSで、「いいね!」しあうなど、女性的な「共感」能力も高いそうだ。

記事では、「マイルドヤンキー」などの造語で有名な、マーケッターの原田曜平氏が、「男子の女子化」の背景を説明。日本経済が成熟期に入ったことで、「時代の空気全体が柔らかになった」ことで、「女子力男子」が増えたという。特に、「ゆとり世代」の男性(1987年生まれより下の世代)は、同性にも異性にも虚勢を張らず、男性型の「競争社会」よりも、女性型の「協調社会」に馴染んでいるようだ。

有名どころでは、2013年末にアマチュア現役を引退した、プロフィギュアスケーターの織田信成さんが、「女子力男子」として知られている。週刊誌「女性自身」のニュースサイトでは、「織田信成が乙女化・・・趣味『ぬいぐるみ集め』に妻もドン引き」(2014年8月29日)と題して、彼が「女子力アップ」に精を出していると報じた。記事によると、アマチュア選手としては引退した織田さんは、奥さんの気持ちを理解しようと、女性目線で物事を考えるように。今では、スイーツ作りに、パンケーキ屋めぐり、「キャラ弁」作りの上手さなどから、多くの女性誌やバラエティ番組に引っ張りだことなっている。

「しかもめっちゃ美味しかった」

「女子力男子」は、多くの職場にも『出没』している。ツイッターでは、「職場の男性から差し入れ頂いた。手作りチョコマカロン!最近の若者男子は、女子力高過ぎ!しかもめっちゃ美味しかった・・・」とか、「職場の30代前半男子が、チョコレートマフィンを焼いてきた!!女子力高いな~!」などのつぶやきがみられた。

「女子力高い男子なら、うちの職場にもいる。自分で編んだマフラー着けて出社してきたり・・・」という人もいる。お菓子や料理、小物などの「手作り」ができる男性=「女子力が高い」と思われているようだ。

当の男性からも、「新しい職場では、弁当男子として認識され出した」といったつぶやきもあった。周囲から、「女子力男子」として認識されることは、ある意味「キャラ立ち」していることの現れでもある。男性にとっては、オフィスでのコミュニケーションが円滑になるなどの「メリット」が得られるかもしれない。2015年、「女子力男子」を目指すのも、悪くないかも?(KH)』

 「女子力男子」という言葉は初めて聞いた.女子力というのは女性の能力だとばかり思っていたがそうではないらしい.

 でも,自分はどうかと考えてみたら娘が生まれるまではぬいぐるみも可愛いのを見つけてはよく買っていたし,医師になってからの自炊時代にはパスタやカレーについて研究したり昼食にカレーを病院に持って行って食べたこともあった.

 手編みはやったことはないが,自分でボタン付けもできるし簡単なものならミシンをかけることだってできる.まあ,それぐらいなら小学校の家庭科でやった程度の知識を少し拡張すればできるだろう.

 最近はスコーンやワッフルやパンケーキを作ることにはまっている.本屋さんでスコーンのレシピ本を見かけた時に,その本の表紙の写真が気に入ってパラパラとめくって見ているうちにこれくらいなら自分でもできるんじゃないかと思ったのがことの始まり.

 2年くらい毎週末に家族のおやつに近所のお菓子屋さんで買っていた色々なケーキにそろそろ飽きてきたこともあって,素材にこだわって自分で作ってみることにしたのだ.スコーンはほんとうに簡単で小麦粉とベーキングパウダーと生クリームと砂糖を軽くこねてオーブンレンジで15分も焼けば出来上がり.

 加える材料やこね方や形を少し変えるだけで味や食感に変化をつけることができるし,おやつの時間の1時間前からつくればちょうど焼きたてが食べれるのもいい.その後,ワッフルとパンケーキの本も買ってきてワッフルメーカーとティファールのフライパンも購入し,妻には道具の置き場がないと文句を言われながらも毎週末におやつを作っている.

 考えてみればシェフもパティシエもファッションデザイナーも男性で有名な人はいるわけでそれができるから女子力が高いという言い方はちょっと違うような気がするが,男女平等に家庭も仕事もこなす社会の実現のためにも女子力男子が増えるのはいいことだと思う.

 高齢男性には妻が病気になり入院すると一人ではなにもできなくて困るような人も時々いて世話する人を探さねばならなくなったりするが,自分のことは一通り自分で出来るということは自分のQOLを維持する上で大切なことだろう.
『夫婦別姓 女性再婚6カ月禁止 民法規定 憲法判断へ

 夫婦別姓を認めず、離婚後の再婚を女性のみ六カ月間禁じる現行の民法の規定が、法の下の平等を定めた憲法に反するかどうかが争われた二件の訴訟について、最高裁第三小法廷は十八日、いずれも十五人の裁判官全員で構成する最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)で審理することを決めた。大法廷は判決で初の憲法判断を示すとみられる。違憲と判断されれば、明治時代から引き継がれてきた民法の規定が見直される可能性が出てきた。 

 夫婦別姓をめぐる訴訟は、東京都、富山県、京都府在住の男女五人が計六百万円の国家賠償を求め提訴。原告側は「夫婦は結婚の際に夫か妻のどちらかの姓を名乗る」とした民法七五〇条の規定は、両性の平等や結婚の自由、個人の尊厳を保障する憲法に違反するとして、「国は正当な理由なく長期にわたって法改正を怠った」と主張した。

 一審東京地裁は「結婚後、夫婦が別姓を名乗る権利は憲法上、保障されていない」として、この規定を合憲と判断。夫婦別姓を可能にする法改正をしてこなかった国会の対応についても「直ちに違法とはいえない」とし、原告側の請求を棄却した。二審東京高裁も一審と同様、規定を合憲と認め、原告が敗訴した。

 再婚禁止訴訟は、岡山県総社(そうじゃ)市の女性が国に百六十五万円の損害賠償を求め提訴した。民法は、出産時期が「離婚後三百日以内なら前夫の子」「婚姻後二百日経過していれば現夫の子」と推定すると規定。重複期間が生じないよう、女性に限り離婚後六カ月の再婚禁止期間を設けている。

 女性側は「重複回避のためなら約百日で足り、女性に必要以上の制約を課している」と主張したが、一審岡山地裁は「重複を回避し、紛争の発生を未然に防ぐという立法趣旨には合理性が認められる」と判断し、女性の請求を棄却。二審広島高裁岡山支部も支持した。

◆家族の多様化に対応遅れ

 明治時代の一八九八年、古くからの家制度に根差して成立した民法は、戦後を経て現在に至るまで、当時の規定が多く残る。成立から百十七年経過し、家族関係の多様化に適応できず「時代遅れ」との批判も強いが、保守系議員を中心に「家族の絆が弱まる」という声も強く、国会や裁判所はこれまで真正面から向き合うことを避けてきた。

 女性や子どもの差別規定に対し、国連は勧告を繰り返してきた。これを受け、法相の諮問機関である法制審議会(法制審)は一九九六年、民法改正案を答申。夫婦別姓の導入や再婚禁止期間の短縮、結婚していない男女間に生まれた「婚外子」の相続差別解消などを盛り込んだ。

 このうち婚外子の相続差別規定は、最高裁大法廷が二〇一三年に違憲と判断。子どもの人権に直結する規定はようやく改正されたが、女性の「不平等」規定は放置されてきた。
 法制審の答申がたなざらしとなっている大きな要因は、「伝統的家族観が崩れる」といった自民党など保守系議員の反発だ。自民党は一二年にまとめた憲法改正草案に「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として尊重される」という条文を新設し、「旧来の婚姻や夫婦が前提ではないか」と警戒の声も上がる。

 棚村(たなむら)政行・早稲田大教授(家族法)は「成立から百二十年近くたち、家族関係が変化している中、民法が時代や社会に合わなくなっている」と指摘。「大法廷を開くからには、最高裁は下級審の合憲判断を見直す可能性が高い。国会の法改正を促す判決が望まれる」と話した。』

 私は夫婦別姓も女性の再婚時期も夫婦になる人たちが自分で決めればいいことだと思う.そもそも苗字や名前は個人的なものであって極端なことを言えば自分で好きな名前に改名したっていいのではないかとさえ思う.戸籍上の名前とは別に芸名とか源氏名とか要するに職業上の通り名を使っている人もいるし,日本国籍を持たないのに日本人らしい名前を使っている人さえいるのに苗字にこだわるのも何か変だ.

 女性の再婚時期だってそうだ.前夫の子供を妊娠しているかどうかにこだわる人はしばらく籍を入れなければいいのだろうし,それでもいい人にとってはこの規定は余計なお世話だろう.そんなことは当事者が自分たちで決めればいいことだ.ささいなことにまで国が要りもしない制度をつくるから役人の仕事が減らないのだろう.仕事を増やし役人を増やし税金を増やすという悪循環はいい加減やめてほしいものだ.

こういうことを自分たちで決められない国というのは本当は不自由で不平等な国だと思う.そしてなんでもお上の言う通りにしろと言われているようで気持ちが悪い.

もっとも今の日本は,テレビを買っただけで受信料を払えと言い,そしてその放送局のトップがお上の言いなりに放送すると公言するのがまかり通ってしまうような国だから元々そんな程度だったのだろうか.

『「NHK籾井会長、即刻辞任を」 ジャーナリスト団体

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)と市民団体「放送を語る会」は10日、NHKの籾井勝人会長が定例記者会見で戦後70年にあたり従軍慰安婦を番組で取り上げるかどうかについて、「正式に政府のスタンスがよくまだ見えない。慎重に考えなければ」などと話したことを受け、政府の方針に従って番組を制作することを表明したにほかならないとして、即刻辞任を強く求める要望書を同局に出した。

 要望書では、NHKが政府から独立した放送機関であることや、放送法に不偏不党や番組が何人からも干渉、規律されることがないと定められていることを明記したうえで、「政権党の意に従うと宣言したに等しい」としている。2団体は同日、NHK経営委員会にも籾井会長の罷免(ひめん)を求める要望書を提出する方針。』

『NHK会長:慰安婦問題番組「政府スタンスで放送考える」

NHKの籾井勝人会長は5日の定例記者会見で、戦後70年にあたり従軍慰安婦問題について番組で取り上げるかを問われ「政府の正式なスタンスがまだ見えないので、放送するのが妥当かどうかは慎重に考えないといけない」と述べ、政府が8月にも発表する「戦後70年談話」の行方を見て判断する意向を示した。自律的な放送を放棄するかのような発言は批判を呼びそうだ。

 また従軍慰安婦に関する政府見解は見直す余地があるかを聞かれ、「その手の質問には答えを控える」と述べた。さらに、答えない理由について問われると「しゃべったら、大騒動になる」とコメントを避けた。』

 馬鹿につける薬はないと言うが,こんな人がトップではNHKのニュースもいつ大本営発表に変わるかもしれない.国営放送に惑わされて自分が馬鹿にならないように注意しないといけないようだ.


参考:
『Listening:<記者の目>NHK・籾井会長の1年=望月麻紀(東京学芸部)
2015年02月04日

 ◇現場に広がる「そんたく」

 NHKの籾井勝人会長(71)が先月25日、就任1年を迎えた。就任会見で特定秘密保護法について「政府が必要だという説明だから、様子を見るしかない」など公共放送トップの資質を問われる発言を連発したが、その後、取り消し、「私の考え方は変わっていないが、個人的な見解を放送に反映させることはない」と述べた。国会答弁や記者会見では、放送の公平公正、不偏不党を誓い、「放送法の順守」をまじないのように繰り返して乗り切り、3年の任期全うに意欲を見せている。

 だが、NHK内では、政権におもねる籾井会長の言動をそんたくする風潮が強まっていると聞く。それでも心ある放送人たちが、格差や貧困、原発など社会問題を浮き彫りにする番組を作り続けていることに勇気づけられるが、その役割を果たし続けることができるのか危機感も覚える。

 衆議院解散直前の昨年11月20日、自民党の萩生田光一・筆頭副幹事長らはNHKを含む在京のテレビ6局に「公平中立、かつ公正」な選挙報道を求める要請文を渡した。要請文には、出演者の発言回数及び時間から街頭インタビューや資料映像の使い方まで詳細な指示が書かれている。

 NHKは、要請文を受け取ったことも明らかにしようとしない。籾井会長は、自らも街頭インタビューについて「アンケートでも何でもない」「誤解を与える」と発言しており、要請文の内容も正しいと考えているようだ。「公平さ」とは批判を招かないことと同義ではないこと、「公正さ」とは放送局側が自ら判断して多角的な意見を紹介することであるというメディアの一翼を担うものとして当然のことを理解していない。

 ◇トップ意識欠如、予算承認で露呈

 実際、公共放送のトップとしての意識の欠如は、与党議員でさえもあきれさせる。籾井会長は昨秋、与党幹部の前で「NHK予算は与党が賛成してくれればいい」と発言、逆にたしなめられた。

 そのわずか半年前の国会で、NHKの2014年度予算案は与党とみんなの党(当時)による賛成多数で承認された。全会一致にならなかったのは、職員の不祥事が相次いだ直後の06年度予算案以来8年ぶりだった。NHK経営委員の上村達男早稲田大教授は「NHK予算は、正反対の意見の人々も立場を超えて賛成する。そこに、広く国民的立場に立つNHKのあり方が反映されてきた」と指摘。会長の個人的見解が批判を受けて全会一致が崩れたことに「反省を」と苦言を呈していた。にもかかわらず、与党幹部への発言が出たのだ。

 一方で籾井会長は、組織の掌握に熱心に取り組んできた。管理職の異動を不定期化させ、執行部の理事の任期を現行の2年から1年に短縮したいと経営委員会に提案した。またムチだけでなく、アメも用意した。14年末の職員賞与を加算。その額は、一般職員の場合は2万〜3万円だが、管理職に至っては20万〜50万円の大盤振る舞いだった。

 ◇「政治的な内容」自主規制の風潮

 その結果、籾井会長が直接的に番組内容に介入しなくても、放送の現場が自律的に政治的な内容、とりわけ与党の方針に異を唱える内容を自主規制する、いわゆる「そんたく」する風土が強まっているという。複数の職員がそう証言する。

 たとえば、昨年の衆院選の選挙期間中には、俳優の宝田明氏が番組で戦争体験を語り、「戦争は人間の大罪」と断じた上で、投票の重要性を説こうとしたところ、男性アナウンサーがインタビューを終わらせようとした。

 問題が表面化するのはごく一部に過ぎない。番組を統括する立場にある職員は「人事異動の不定期化の実例を目の当たりにして、自分や上司に汚点が付かないよう、番組作りを自主規制している風潮がある」。別の職員は「そんたくの横行に無自覚な人が多い」と危機感を募らせる。

 1月31日、経営委員会が視聴者の意見を聞く会を水戸市で開いた。「見た番組の分だけ支払う制度に変更できないのか」など、放送サービスは受信料支払いへの対価との認識を持つ人が多かった。「財政面で政治や商業主義からの自主性を維持する」という公共放送を支える受信料制度の理念が浸透しているとはいえない。

 籾井会長とNHK職員はこの現実を直視すべきではないのか。政治家や上司の顔色をうかがうのではなく、視聴者に必要な情報、視聴者の期待に応える番組を放送する。その姿勢なくしては、受信料収入から3000億円超をあてる放送センターの建て替え計画も、インターネットでの番組視聴を有料化する受信料制度の見直しも理解されないだろう。』


第66回札幌雪まつり
第66回札幌雪まつり
第66回札幌雪まつり
時間がなかったので大通会場の西4丁目から西11丁目までを所要時間40分で駆け足で撮影してきました.
大夕張ダム
大夕張ダム
大夕張ダム
三弦橋が見えるというので夕張まで撮影に行ってきました.
上から,シューパロ湖と三弦橋,夕張岳,滝ノ沢岳.
イスラム国への警告
『「イスラム国は重大な過ちを犯している」「人質の無条件解放を」 在日ムスリム団体がフェイスブックで抗議声明、反響広がる

イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件で、在日ムスリム団体「イスラミックセンター・ジャパン」(東京都世田谷区)が2015年1月23日、抗議声明をフェイスブック上に発表した。
冒頭、「重大な過ちを犯している」と「イスラム国」を断じ、「良識的な意見に耳を傾け、人質を即座に且つ無条件で解放するように要求します」と主張した。

文中ではその「理由」を5つ提示している。

1つは「日本が、パレスチナとイスラエルが紛争をしている際に、パレスチナに対して支援をする等、多くの場面において、相対的に公正な立場」をとってきたこと、2つは日本がパレスチナに対する最大の援助国であること。3つはイスラム教徒が日本で平穏無事に暮らしていること、4つは日本にいるイスラム教徒の宗教活動に政府が干渉しないこと、5つは「日本がイスラム国を含めいかなる国に対しても宣戦布告をしない唯一の国」であること。5つ目に関しては「おそらく最も重要な理由」と強調している。

続いて、「日本人2人の人質を殺すことで、日本人のイスラムに対するイメージ、そして 日本に住んでいるイスラム教徒に、とても大きな影響を与える」と警告、「このような影響に対して、我々は全能のアッラーの前で、イスラム国が責任を負うべきだ」「日本人の人質を殺すことについて、いかなる弁解の余地もなく、正当性もない」と厳しく非難した。

声明文の最後には「アッラーは、宗教上のことであなたがたに戦いを仕掛けたり、またあなたがたを家から追放しなかった者たちに親切を尽くし、公正に待遇することを禁じられない。本当にアッラーは公正な者を御好みになられる」というイスラム教の聖典「コーラン」の記述にも言及し、人質の殺害がコーランの教えにも反すると主張した。』

 イスラム国が日本人を殺害すれば,日本人はそれをイスラム国の日本人への攻撃とみなすことになるだろう.日本は他国を攻撃したり侵略したりしないことを憲法で明記しているただ一つの国家であるが,理不尽に日本人を殺害すれば普段は穏やかな日本人もそれを黙って許すようなことはしないだろう.

 日本を敵視している中国や韓国でさえ国家として日本人を攻撃して殺害したりはしないのである.もし敢えてそんなことをすればイスラム国は火中の栗を拾うことになるだろう.イスラム国の行動が,右傾化している日本をまた軍備増強の道に走らせることになるとしたら真っ先にその矛先はイスラム国に向かうことになるのだろう.

 考えようによっては自衛隊が海外で軍事作戦を行う口実になるかもしれないから,イスラム国はもう少し良く考えて行動したほうがいいだろう.自衛隊がイスラム国を直接攻撃するような事態にならないように早く二人の日本人を解放して欲しいものだ.

 私は争いは嫌いだし,人命は尊重するべきだと思っているが,それゆえに理不尽に他国の人を殺すような国家が存在することは許せないと思う.
 私はレンタルで観ました.話としてはまあ普通に面白いという程度だけれど,映像はなかなか綺麗でグリーンランドとアイスランドとヒマラヤの風景は良かった.LIFE誌のカメラマンがNikon F3/TとLeica M6とTri-X panをずっと愛用しているというのが80年代を思い出させてくれて良かった.

 LIFE誌は高校時代にTIME誌といっしょに定期購読していた時期があった.その写真がとても素晴らしいのでいつもパラパラとめくっていたのを思い出した.まだホームビデオもなかった時代だったから私には貴重な世界からの映像だったのだが,定期購読をやめたら知らない間に廃刊になっていた.

 冬になるとなぜかフィルムで写真を撮りたくなる.先日もヤフオクでニューマミヤ6用の150mmF4.5を手に入れて円山公園で試写した.そしてKODAK D-76をステンレスタンクに注いでフィルム現像をした.

 撮ったその場で結果が見えるデジカメと違い,まだ水に濡れているフィルムロールを少しだけほどいてネガの調子を見るときのドキドキ感がやはりたまらないのだ.フィルムのストックはまだたくさんあるので,今度は35mmも撮ってみようと思っている.

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