『全電源喪失「考慮は不要」、安全委が東電・関電に作文指示

 原子力発電所で長時間の全電源喪失を「考慮する必要はない」とした国の安全設計審査指針について、1992年に原子力安全委員会が東京電力と関西電力に対し、改正は不要という報告書案の作成を指示していたことが、4日わかった。安全委は東電案を報告書に採用し、指針改正を見送っていた。

 当時、適切に指針を改正して対策を取っていれば、福島第1原発事故を防げた可能性もある。班目春樹委員長は4日に記者会見し「今から考えると不適切なことをやっていた」と当時の安全委の対応を批判した。

 指針を見直すかどうかの資料の情報公開請求を受けた安全委は、昨年10月に「全ての文書」と称してホームページに載せたが、東電などに指示した文書は含まれていなかった。国会の事故調査委員会が全資料を公表するよう2度にわたって要求し、安全委は4日に資料を公表した。

 安全委事務局は「文書の存在は知っていたが、昨年10月に全部出したと思い込み、公表を失念していた」と説明した。

 公表した92年10月の報告書骨子(案)には「原稿担当」として「事務局」「電力」が並び、報告書の章ごとに誰が分担する予定かを記載。安全委が電力会社に送った文書では「中長時間の全電源喪失を考えなくて良い理由を作文して下さい」と指示。東電からの回答文書には「これでOK」との書き込みがあった。』

『全電源喪失、「対策不要」業界に作文指示、指針改定見送り 放射能漏れ

 東京電力福島第1原発事故の原因となった長時間の全電源喪失について、国の原子力安全委員会の作業部会が平成4年、対策が不要な理由を文書で作成するよう電力業界側に指示し、東電が作成した文章をほぼ丸写しした報告書をまとめ、安全指針の改定を見送っていたことが3日、分かった。安全委は事実関係を隠蔽(いんぺい)してきたが、国会事故調査委員会が受理した同部会の内部資料で判明。規制当局側が業界側と癒着し、不適切な指針を容認してきた実態が明らかになった。

 この作業部会は「全交流電源喪失事象検討ワーキンググループ」。海外で全電源喪失の事例が起きたことを受けて3年に設置され、有識者の専門委員のほか東電、関西電力、日本原子力研究所(当時)の外部関係者が参加した。

 長時間の全電源喪失は原発の過酷事故につながる重大事態だが、2年に策定された国の安全設計審査指針は「長時間(30分程度以上)の全電源喪失は考慮する必要はない」としており、作業部会はこの妥当性について非公開の会議を開き検討した。

 会議では、全電源喪失対策を指針に盛り込むことについて、関電が「指針への反映は行き過ぎ」、東電が「(過酷事故の)リスクが特に高いとは思われない」と反発。新たに対策が必要になると設備などでコストが増えるためとみられる。

 これに応じる形で作業部会は4年10月、当時の安全委事務局だった科学技術庁原子力安全調査室経由で、東電と関電に「今後も長時間の全電源喪失を考えなくて良い理由を作文してください」と文書で指示。規制当局の安全委が、規制方針にかかわる文書作成を業界側に丸投げした格好だ。

 これに対し東電は同年11月、「わが国の原発は米国の基準に比べると設計の余裕があり、十分な安全性が確保される」などと回答。報告書案にほぼそのまま盛り込まれ、5年6月に「重大な事態に至る可能性は低い」とする最終報告書が作成され、指針の見直しは見送られた。

 安全委は福島第1原発事故を受け昨年7月、作業部会の議事などを公表し、関連資料はすべてホームページで公開したとしていた。しかし、全電源喪失の対策が不備だった経緯を調査している国会事故調が今年に入って、業界側とのやりとりを示す内部資料が隠蔽されている可能性を安全委に指摘、提出を求めていた。

 原発の全電源喪失 原発に送電線経由で送られる外部電源と、ディーゼル発電機などの非常用電源がともに失われる緊急事態。国の安全設計審査指針では国内の原発で発生しても30分程度で復旧するとされ、長時間の発生は考慮する必要はないとされていた。しかし、東京電力福島第1原発事故で長期間にわたり発生し、原子炉の冷却機能が失われ炉心溶融などの深刻な事態を招いた。』

またしても隠蔽.そして,『国の原子力安全委員会の作業部会が平成4年、対策が不要な理由を文書で作成するよう電力業界側に指示し、東電が作成した文章をほぼ丸写しした報告書』というのは規制当局側が業界側と癒着していた証拠だろう.

こんな話ばかり続いて呆れるばかりだが,こんなことをしても誰も罪に問われないのだからこれからつくるという原子力規制庁もあまりあてには出来ないだろう.

「今から考えると不適切なことをやっていた」,「文書の存在は知っていたが、昨年10月に全部出したと思い込み、公表を失念していた」というのも何だかいい加減聞き飽きた言い分だ.

見えない所で不正をはたらき,問題は出来る限り隠蔽し,バレると自分のやったことを誤摩化して正当化しようとする.日本がダメなのはこういう不正のツケが溜まってきたからなのだろう.こんな連中にたくさんの税金が使われて,今度はそのツケが国民に回ってきて大増税というのだからこの国の政治は腐り切っていたということだろう.
『検事ら5人前後処分へ 当時の特捜部長含め

 小沢一郎・民主党元代表の政治資金規正法違反事件を巡り、東京地検特捜部で「虚偽」の捜査報告書が作成された問題で、法務・検察当局は担当検事と上司らを処分する方針を固めた。当時の地検幹部らには監督責任があるとみており、行政上の処分対象は5人前後になるとみられる。処分に合わせ、近く改善策もまとめる見通し。

 10年4月、東京第5検察審査会は元代表を「起訴すべきだ」とする最初の議決を行い、再捜査を求めた。同5月、田代政弘検事が元秘書で衆議院議員の石川知裕被告を再聴取し報告書を作成したが、石川議員の「隠し録音」とは異なるやり取りがあった。この「虚偽」報告書は、上司が別に作成した5通の報告書と共に検察審に送られた。

 検察関係者によると、田代検事は再聴取の際、報告書作成を予期せず、メモもとっていなかった。内部調査に「再聴取後、問答形式で報告書を作ることになり、(数カ月前の)逮捕・勾留中のやり取りとごちゃごちゃになった」と述べ、故意の虚偽記載を否定しているとされる。

 上司の報告書の調査では、佐久間達哉特捜部長(当時)が元代表の供述部分などに下線を引いていたことが判明した。だが、佐久間前部長は「再捜査内容を分かりやすく説明するためだった」などと主張。強制起訴制度を盛り込んだ検察審査会法の改正を受け最高検も09年4月、再捜査の要点を検察審に分かりやすく伝えることなどを求める通達を出しており「前部長らの対応は通達の趣旨から逸脱したとはいえない」(検察首脳)と結論づける模様だ。

 ただし、法務・検察当局は、最初の議決を受けた再捜査の在り方や、通常は内部向けにとどまるとされる捜査報告書の作成方法などについて、担当検事と特捜部幹部、地検幹部などの間に意思統一ができていなかった点を問題視。田代検事を懲戒処分とし、当時の部長や副部長らにも一定の処分を下す方向で調整している。改善策として▽議決を受けた再捜査にはそれまでとは別の検事を加える▽検察審向けの提出資料は捜査に関与していない検事もチェックする--などのルール化を検討している。』

『小川前法相:指揮権発動を首相に相談 「虚偽」捜査報告で

 4日の内閣改造で再任されなかった小川敏夫・前法相は同日午後、法務省内で退任の記者会見に臨み、小沢一郎・民主党元代表の陸山会事件に絡んで東京地検特捜部の元検事が「虚偽」の捜査報告書を作成したとされる問題で「野田佳彦首相に指揮権の発動を相談したが了承されなかった」と発言した。

 会見で小川前法相は検察当局が元特捜部検事を不起訴にする方針と報道されたことなどを受け「部内の事件に対する捜査が消極的と感じた。法相が指揮権を発動するにふさわしい事案だと感じた」と述べ、5月下旬に官邸に赴いて野田首相に相談したことを明らかにした。

 指揮権発動の相談と法相として再任されなかったことの関係については「想像で言うわけにはいかないので分からない」と話した。

 検察庁法は指揮権について「法相は個々の事件の取り調べや処分については、検事総長のみを指揮することができる」と定めている。過去には指揮権を肯定した法相もいたが、 個々の事件に関して法相が指揮するのは司法に対する政治的介入になりかねない、として否定的な見方も根強い。』

検察の虚偽報告書で検察審査会を起訴に誘導し,官僚機構にメスを入れようとする小沢氏の政治活動を妨害すれば財務省から何らかの見返りがあったかもしれないという推理はどうだろうか.

反小沢の市民感情が本当に検察審査会にあったかどうかも興味があるところだが,小沢氏側に決定的な証拠がないのに起訴されるのとは対照的に,虚偽報告書という立派な証拠があるにもかかわらず検察官は起訴されないというのだから日本が法治国家というのも虚偽ではないだろうか.

すべては中央集権の官僚機構と政権側の政治家の都合で決められ,それに同調するマスコミとで国民の目を欺く仕組みが戦前戦後を通して完成されてきたのだろう.国民は正しい情報を何も知らされないままマスコミの誘導に従ってつくられたものを世論だと思うしかないのだろうか.

今起きていることを考えれば,この一件は財務省と野田首相による大増税のための布石だったような気がするのは私だけだろうか.
あったのは安全神話だけ
『「15条通報」で住民避難が始まるはずだった

──当初、国は「原子炉が高温高圧になって温度計や圧力計が壊れたため、SPEEDIのデータは不正確だから公表しなかった」と説明していました。しかし「事故に備えたシステムが事故で壊れた」など矛盾した説明で、とうてい信用できませんでした。

 「率直に言って、たとえSPEEDIが作動していなくても、私なら事故の規模を5秒で予測して、避難の警告を出せると思います。『過酷事故』の定義には『全電源喪失事故』が含まれているのですから、プラントが停電になって情報が途絶する事態は当然想定されています」

 ここでもう、私は一発食らった気持ちだった。3.11の発生直後の印象から、原発事故は展開を予測することなど不可能だと思っていたからだ。

──どういうことでしょうか。


松野さんは全国の原発事故の対策システムを設計する責任者だった
 「台風や雪崩と違って、原子力災害は100倍くらい正確に予測通りに動くんです」

──当初は福島第一原発から放出された放射性物質の量がよく分からなかったのではないのですか。それではどれくらい遠くまで逃げてよいのか分からないのではないのでしょうか。

 「そんなことはありません。総量など、正確に分からなくても、大体でいいんです」

 そう言って、松野さんは自著のページを繰った。そして「スリーマイル島事故」と「チェルノブイリ事故」で放出された希ガスの総量についての記述を探し出した。

 「スリーマイル島事故では、5かける10の16乗ベクレルのオーダーでした。チェルノブイリ事故では5かける10の18乗のオーダーです。ということは、福島第一原発事故ではとりあえず10の17乗ベクレルの規模を想定すればいい」

 「スリーマイル島事故では避難は10キロの範囲内でした。チェルノブイリでは30キロだった。ということは、福島第一原発事故ではその中間、22キロとか25キロ程度でしょう。とにかく逃がせばいいのです。私なら5秒で考えます。全交流電源を喪失したのですから、格納容器が壊れることを考えて、25時間以内に30キロの範囲の住人を逃がす」

──「全交流電源喪失」はどの時点で分かるのですか。どこから起算すればいいのですか。

 「簡単です。『原子力災害対策特別措置法』第15条に定められた通り、福島第一発電所が政府に『緊急事態の通報』をしています。3月11日の午後4時45分です。このときに格納容器が壊れることを想定しなくてはいけない。つまり放射性物質が外に漏れ出すことを考えなくてはいけない。ここからが『よーい、スタート』なのです」

 私はあっけにとられた。そういえばそうだ。法律はちゃんと「こうなったら周辺住民が逃げなくてはいけないような大事故ですよ」という基準を設けていて「そうなったら黙っていないで政府に知らせるのだよ」という電力会社への法的義務まで作っているのだ。「全交流電源喪失・冷却機能喪失で15条通報」イコール「格納容器の破損の恐れ」イコール「放射性物質の放出」なのだ。

 そして、それは同日午後2時46分の東日本大震災発生から、わずか1時間59分で来ていたのだ。すると、この後「全交流電源喪失~放射性物質の放出」の間にある「メルトダウンがあったのか、なかったのか」という論争は、防災の観点からは、枝葉末節でしかないと分かる。

 「15条通報」があった時点で「住民を被曝から守る」=「原子力防災」は始まっていなくてはならなかったのだ。

原子炉を助けようとして住民のことを忘れていた?

 「甲状腺がんを防止するために子どもに安定ヨウ素剤を飲ませるのは、被曝から24時間以内でないと効果が急激に減ります。放射性物質は、風速10メートルと仮定して、1~2時間で30キロ到達します。格納容器が壊れてから飲むのでは意味がない。『壊れそうだ』の時点で飲まないといけない」

 ところが、政府が原子力緊急事態宣言を出すのは午後7時3分である。2時間18分ほったらかしになったわけだ。これが痛い。

 「一刻を争う」という時間感覚が官邸にはなかったのではないか、と松野さんは指摘する。そういう文脈で見ると、発生から24時間経たないうちに「現地視察」に菅直人首相が出かけたことがいかに「ピントはずれ」であるかが分かる。

──首相官邸にいた班目春樹(原子力安全委員会)委員長は「情報が入ってこなかったので、総理に助言したくでもできなかった」と言っています。SPEEDIやERSSが作動していないなら、それも一理あるのではないですか。

 「いや、それは内科の医師が『内臓を見ていないから病気が診断できない』と言うようなものだ。中が分からなくても、原発災害は地震や台風より被害が予測できるものです」

 「もとより、正確な情報が上がってきていれば『専門家』は必要ないでしょう。『全交流電源喪失』という情報しかないから、その意味するところを説明できる専門家が必要だったのです。専門家なら、分からないなりに25時間を割り振って、SPEEDIの予測、避難や、安定ヨウ素剤の配布服用などの指示を出すべきだったのです」

 ひとこと説明を加えるなら、福島第一原発が全交流電源を失ったあと、首相官邸が必死になっていたのは「代わりの電源の用意」(電源車など)であって、住民の避難ではなかった。本欄でも報告したように、翌日3月12日午後3時前の段階で、原発から3キロの双葉厚生病院(双葉町)での避難すら完了せず、井戸川克隆町長を含む300人が1号機の水素爆発が噴き出した「死の灰」を浴びたことを思い出してほしい。

 「ERSSの結果が出てくるまでの間は、SPEEDIに1ベクレルを代入して計算することになっています。そのうえで風向きを見れば、避難すべき方向だけでも分かる。私なら10の17乗ベクレルを入れます。それで住民を逃がすべき範囲も分かる」

──どうして初動が遅れたのでしょうか。

 「地震で送電線が倒れても、津波が来るまでの1時間弱は非常用ディーゼル発電機が動いていたはずです。そこで東京にあるERSSは自動起動していたはずだ。このとき原発にはまだ電源があったので、予測計算はまだ正常に進展する結果を示していたでしょう。しかし、ERSSの担当者が、非常用ディーゼル発電機からの電源だけで原子炉が正常を保っている危うさを認識していれば、さらに『ディーゼル発電機も故障するかもしれない』という『全電源喪失』を想定した予測計算をしたと思います。この計算も30分でできる。私がいた時はこのような先を読んだ予測計算も訓練でやっていた。原子力安全・保安院のERSS担当部署がそれをやらさなかったのではないか。この最初の津波が来るまでの1時間弱のロスが重大だったと思う」

──すべてが後手に回っているように思えます。なぜでしょう。

「何とか廃炉を避けたいと思ったのでしょう。原子炉を助けようとして、住民のことを忘れていた。太平洋戦争末期に軍部が『戦果を挙げてから降伏しよう』とずるずる戦争を長引かせて国民を犠牲にしたのと似ています」

──廃炉にすると、1炉あたり数兆円の損害が出ると聞きます。それでためらったのではないですか。

 「1号機を廃炉する決心を早くすれば、まだコストは安かった。2、3号機は助かったかもしれない。1号機の水素爆発(12日)でがれきが飛び散り、放射能レベルが高かったため2、3号機に近づけなくなって14日と15日にメルトダウンを起こした。1号機に見切りをさっさとつけるべきだったのです」

──その計算がとっさにできるものですか。

 「1号機は40年経った原子炉なのですから、そろそろ廃炉だと常識で分かっていたはずです。私が所長なら『どうせ廃炉にする予定だったんだから、住民に被曝させるくらいなら廃炉にしてもかまわない』と思うでしょう。1機1兆円です。逆に、被害が拡大して3機すべてが廃炉になり、数千人が被曝する賠償コストを考えると、どうですか? 私は10秒で計算します。普段から『老朽化し、かつシビアアクシデント対策が十分でない原子炉に何かあったら廃炉にしよう』と考えておかなければならない」

このままうやむやにすると、また同じことが起きる

 私にとって不思議だったのは、これほど事故を予見し尽くしていた人材が電力業界内部にいたのに、その知見が無視され、死蔵されたことだ。松野さんにとっても、自分の長年の研究と専門知識が現実の事故対策に生かされなかったことは痛恨だった。

 「私の言うことは誰も聞いてくれませんでした。誰も聞いてくれないので、家で妻に話しました。しかし妻にもうるさがられる。『私の代わりにハンガーにかけたセーターにでも話していなさい』と言うのです」

 松野さんはそう言って笑う。

 「このままうやむやにすると、また同じことが起きるでしょう」

 「広島に原爆が落とされたとき、日本政府は空襲警報を出さなかった。『一矢報いてから』と講和の条件ばかり考えていたからです。長崎の2発目は避けることができたはずなのに、しなかった。国民が犠牲にされたんです」

 「負けるかもしれない、と誰も言わないのなら(電力会社も)戦争中(の軍部)と同じです。負けたとき(=最悪の原発事故が起きたとき)の選択肢を用意しておくのが、私たち学者や技術者の仕事ではないですか」

 そして、松野さんはさらに驚くような話を続けた。

 そもそも、日本の原発周辺の避難計画は飾りにすぎない。国は原子炉設置許可の安全評価にあたって、格納容器が破損して放射性物質が漏れ出すような事故を想定していない。もしそれを想定したら、日本では原発の立地が不可能になってしまうからだ。

 そんな逆立ちした論理が政府や電力業界を支配している、というのだ。

(次回に続く)』

長いので途中からです.全文は以下にあります.
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35339

原子力発電そのものにリスクがあるのに、あえてそれを伏せてきた国の責任は大きいし,廃炉にしてもいいような古い原子炉を助けるために住民を犠牲にするような電力会社などこれからも信用するわけにはいかない.

それなのに再稼働に向けてまた補助金ばらまきをし,それを目当てに再稼働を受け入れようとする地方自治体がいまだに存在する.やっぱりこの国には原子力発電所を安全に運用する能力のある組織とか体制がもともと存在しないということだろう.
『呼吸器取り外しも可能に 議連の尊厳死法案

 超党派の「尊厳死法制化を考える議員連盟」(会長・増子輝彦民主党参院議員)は31日、議員立法での国会提出を準備している尊厳死に関する法案の原案を修正し、免責対象となる医師の行為を、人工呼吸器の取り外しなど「現に行っている延命治療の中止」に拡大する方針を決めた。

 これまでは「新たな延命治療の不開始」に限っていた。がんなどで終末期にある患者本人が尊厳死を望む意思を表示している場合で、2人以上の医師の判断を条件とする点は変わらない。

 議連は6月6日に総会を開き、修正案を公表する予定。障害者団体や医療関係者、弁護士らの意見を聞いてさらに検討を続け、今国会か次期臨時国会での法案提出を目指す。ただ生命倫理にかかわるため、各党には反対の議員も多く、提出や成立の見通しは不透明だ。

 修正案には、障害や重い病気で意思表示が難しい人を対象外とするため「障害者の尊厳を害することのないように留意しなければならない」との文言も追加。いったん示した意思を撤回することも可能にした。

 議連は3月、法案の原案を公表。患者本人が健康で正常な判断ができる間に延命を望まない意思を書面にしていることなどを条件に、新たな延命措置を開始しないことを容認。医師は刑事、民事、行政上のいずれの責任も問われないとしていた。

 修正の理由について議連関係者は「延命中止が除外されれば法制化の意味がないとの意見を参考にした」と説明。「『障害者らの命の切り捨てになる』との懸念にも配慮した」としている。』

 「本人が書面で延命を望まない意思を明確にしている場合で2人以上の医師の判断を条件として呼吸器を取り外しても,医師は刑事、民事、行政上のいずれの責任も問われない.」ということに法的な根拠を与えてくれるのはいいことだと思う.

 しかし,がんなどの終末期に限るとされると脳卒中による遷延性意識障害で呼吸器をつけないと生命維持ができない患者については対象外ということになるだろう.もっともこの場合は終末期ではない.呼吸器と栄養があれば生き続けることができるからだ.

 尊厳死という概念で言えば本人が遷延性意識障害のまま生き続けることを望まなければ同じように思えるのだが,脳卒中の場合は突然に意識がなくなり本人の意志確認はできない場合がほとんどであるから,「延命治療の不開始」でさえ家族の意思による場合がほとんどだ.

 最近は,延命治療としての呼吸器の接続を希望しないと意思表示をする家族も増えているが,病状を説明しても判断に迷うのか返事をしない家族も実際には多い.そうなると病状が悪化し呼吸不全になった場合に現場の医師は呼吸器を接続せざるをえなくなる.

 そのようにして最近は呼吸器をつけてPEGからの経管栄養で生きている意識のない患者さんが増えてきている.今は慢性期の管理のレベルが上がったために心不全や腎不全といった合併症がない患者さんはそういった状態でも長期の生存が可能になっているのだ.

 このような患者さんはおそらく人口1万人当たり数人はいるのではないだろうか,つまり全国では少なくとも1万人以上はいるのだろう.そして高齢者人口が増えたのでこれからは今まで以上に脳梗塞でこのような状態になる患者が増えると思われるが,これをどう考えれば良いのだろうか,誰か答えてくれないだろうか.




『まさに史上最高のプロポーズ! 60人以上の友人・家族と共に行われた素敵すぎるプロポーズに世界が大感動

 現在あるプロポーズが世界中の人々に感動をもたらし、大きな反響を呼んでいる。

 「Isaac’s Live Lip-Dub Proposal」という動画には、Isaac LambさんからAmy Beth Frankelさんへ送られた「史上最高のプロポーズ」の一部始終が映し出されており、多くの人に満面の笑みをもたらしている。

 動画の冒頭には、Isaacさんが書いたと思われる次の文章が浮かび上がってくる。

「2012年5月23日水曜日、Amyを私の両親の家で会おうと呼び出しました。Amyが着くと、彼女をホンダCRVの後ろに乗せ、ヘッドフォンをつけさせるよう弟に指示を出しました。ある曲を聴いてもらうために……。しかし彼女が目にしたものは、世界初の口パクライブプロポーズだったのです」

 この文章どおりAmyさんは、Isaacさんの弟の言われるがままに車の後ろに乗り、ヘッドフォンを装着。するとBruno Marsの『Marry You』が流れ始め、想像にもしなかった壮大なプロポーズパフォーマンスが目の前で始まったのだ!

 曲のスタートと共に車は動き出し、その後を追うように、IsaacさんとAmyさんの友人・家族が次から次へと登場。その数なんと60人以上! みんな2人の結婚を後押しするかのように、なんとも楽しそうな表情で歌ったり、踊ったりしており、これにはAmyさんも大喜び。

 そしてすべてのパフォーマンスが終わると、ついに今回の主役Isaacさんが登場。Amyさんを前にひざまづき、「君はもう僕に、一生分の幸せを与えてくれた。それと同じだけの幸せを、僕の残りの人生を使って君に返させてくれないか? 結婚してくれ」とプロポーズ。

 答えはもちろん「Yes」! 2人はみんなに祝福され、感動のエンディングを迎えた。この素敵すぎるプロポーズビデオには、世界中の人が心打たれており、次のようなメッセージが動画に寄せられている。
 
「本当に素晴らしくて、何度も繰り返し見てしまった。心が笑顔になったよ」
「世界の歴史上、最も素敵なプロポーズだね。素晴らしすぎて、涙なしには見られない」
「これは、この曲の公式PVにすべきだ」
「凄くよかった!この世界にはまだまだ素敵な人がいることを思い出させてくれた」
「私は身長190.5cmの元国際ラグビー選手だけど、これを見て泣いたことを恥ずかしく思わない! 彼らを本当に尊敬するよ」
「自分のためにこんなことをしてくれる友達を60人も持つなんて、Isaacは世界一素敵な人に違いない」
「これがお金で買えないものだね」
「動画中、ずっと泣いてしまった。本当に感動的」
「あーあ、Isaacと出会っていたら、私もYesと言ったのに」
 
 ちなみに動画の最後は、以下のようなIsaacさんからの心温まるメッセージで締めくくられている。

「僕のプロポーズに協力して下さった60人以上の友人・親戚のみなさん、ありがとうございました。みなさんには本当に助けて頂き、感謝のしようがありません。それから僕のプロポーズ作戦に協力してくれた相棒のMcGinertonには、とても感謝しています。そして最後に、Amyへ……『yes』と言ってくれてありがとう」』

 6分弱の動画ですが,見ていただければその素晴らしさがわかると思います.

以下が動画のURLです.
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=5_v7QrIW0zY
『大飯原発再稼働へ!同意の地元町長に4億円受注疑惑

関西電力・大飯原発3、4号機について、野田首相はきのう30日(2012年5月)の関係閣僚会合で、「一定の理解が得られつつある」として、立地自治体の同意を前提に「私の責任で判断を行う」と言明、近く正式に再稼動に踏み切るようだ。

「安全が確保された原発は再稼働させる必要がある」というのが野田の考え方だが、細野原発相が「4月の閣僚会合で決めた安全基準は暫定的なもの」と述べているように、誰が見ても不安が残ったままの再稼動となる。このところ露骨になった野田首相得意の『口三味線』がまた出たようだ。

「息子が社長、本人も取締役の会社」で原発関連工事

野田の強気を後押ししているのが、「再稼動して欲しい」という立地自治体おおい町の時岡忍町長の存在だ。時岡は「国の経済活性化は、原発が回るのと回らないのとで大きな開きが出て来る」と主張する。

ところが、この町長を巡ってある問題が浮上してきた。ジャーナリストの吉富有治が指摘するのは、町長が創業し現在は息子が社長を務める会社が、原発関連の工事を過去6年間で4億円以上受注していたというのだ。「モーニングバード」が直撃インタビューした。

「息子さんに譲ったとはいえ、今も取締役に名を連ねていますが…」と聞かれて、町長は「全然ノータッチ。関係ない、まったく中立です」と言いながら、「(会社は)いま倒産寸前ですよ。原発1本やりです」と、原発頼みであることを明かした。

「だからこそ再稼動させて欲しいのでは?」という質問には、「そんな、うちの息子のために再稼働できるはずないですよ。原発が回る、回らないは町の命運に大きく影響するのは事実です」と答えた。再稼動すれば町も息子も潤うというのが本音かも。

大飯再稼働が実現すれば、「口三味線」でそのほかの原発も次々と再稼働させるつもりなのか。コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は「なし崩し的に再稼働を狙っているのだと思う」と言い切った。』

 冗談じゃない.「一定の理解が得られつつある」として、立地自治体の同意を前提に「私の責任で判断を行う」なんて言うが,重大事故が起きたらたとえ首相が腹を切っても責任なんかとりきれるわけがない.何てテキトーな事を言う人だろう.

 再稼働するかどうかは安全基準をどう考えるかであって,金に釣られた自治体の同意なんかではないはずである.昨日の小沢氏との対談での内容を聞いてもそうだったが,野田首相という人はどうやら論理的な思考が出来ず,思い込みで強引に物事を進めるタイプの人のようだ.

『首相の協力要請、小沢氏が拒否「やるべきことある」 消費税増税で

 野田佳彦首相は30日、小沢一郎民主党元代表と党本部で約1時間半にわたり会談した。首相は消費税増税関連法案について「待ったなしだ。協力してもらいたい」と述べた。これに対し小沢氏は会談後、記者団に「大増税は納得できない。国民に大きな税負担をさせる前にやることがあると首相に話した」と述べ、法案に反対する考えを伝えたことを明らかにした。』

会談後の小沢氏のコメントを要約すると,

1.霞ヶ関支配による中央集権から脱却し地方分権をすすめる.
2.「税と社会保障の一体改革」は新しい社会保障のビジョンが忘れさられている.
3.日本経済のデフレからの脱却と震災からの復興がまだなされていない.

以上の3点から現時点で消費税増税という13兆円に近い大増税に賛成はできない.
大増税の前に民主党はやるべきことをきちんとやる必要がある.

ということのようです.

これに対して野田首相は

1.もう増税は待った無しで時間がない.今やらなければならない.
2.民主党政権になって自民党政権時代より色々な面で前進している.(?)

ということだったようです.

小沢議員の言ってることは理解出来るが,野田首相の言ったという事はよくわからない.野田首相は自分の言った事をマスコミに説明しなかったのか,具体的な発言内容はわからずじまい.ただ,増税に賛成してくれとでも言ったのだろうか.

今さら増税は待ったなしと言われても,なぜ一体改革の条件である社会福祉の話も十分しないで増税だけを急ぐのかその根拠がわからないし,自民党政権時代より色々な面で前進したと言うのもあまり思い当たる政策がない.

全体的に選挙の時の公約を半分も達成したとは思えないのに,党議などという勝手な都合を持ち出されても今すぐ増税に賛成出来る人は半分もいないというのが,世論調査の結果にも現れているのだろう.

党議よりも公約が優先するのが政党ではないかと思うのだがどうだろうか.

LED電球

2012年5月29日 日常
洗面所用のLEDクリプトン電球が届いたのでさっそく白熱球と交換した.40W相当ということだったが,確かに今までの35W球より明らかに明るい.電源ON時のタイムラグも全くなく使用感はまったく変わらなかった.これで消費電力が1/8で40000時間使えるのだったら必要十分な性能だろう.

蛍光管を使ったタイプの省エネ電球もすでに使っているが,電源ONから明るさが一定になるのに若干タイムラグがあるのと同じ銘柄の電球でも光源の色が微妙に異なるのが気になる点だが,LEDはこの点でも優れていてさらに低消費電力である.

もっとも,LEDランプはまだ値段が高めなのでコストパフォーマンスを考えると今使っている蛍光管タイプのものをLEDランプに替えるのは使用頻度などによってケースバイケースで決めた方がいいようだ.

でも,私はLEDランプの光色が一定でちらつき感が無いのが気に入ったので,居間のシーリングランプやキッチンのダウンライトなども交換することにした.ついでに玄関の100WのレフランプもLEDレフランプに交換することにしてAmazonに発注した.

すべてを交換して1ヶ月の電気使用量が今までの同時期と比べてどれだけ減少するのか調べてみるのが楽しみだ..
散歩写真
散歩写真
散歩写真
昨日は昼からは天気が良かったが,風が冷たかった.買い物のあとで時間が空いたので自転車の整備をした.整備した自転車の試運転に円山公園に出かけたついでに写真を少しだけ撮って来た.


節電プロジェクト
北海道も泊原発3号機が停止したことだし,一般消費者は電力会社に割高な電気料金を課せられているのもわかったので,徹底的な節電をすることにした.

とは言うものの,すでに昨年の震災以降わが家の電力消費の最大要因だった自作Windows機は省エネタイプのビデオサーバー1台を残しすべて退役させたので,今回は居間のiMacを省エネ設定にし,自室のMac miniもタイマー設定で週末以外は自動的に電源offにすることにしたくらいだ.

しかし,これだけでは10%の節電にもならないような気がしたので次はどうするかと考えていたら,円山クラスでLEDクリプトン電球というのを見つけたので,家に帰りLED電球について色々調べてみた.

結果として,Amazonで洗面所用にLEDクリプトン電球2個と食卓用のLEDペンダントライトを注文した.全部で1万円ほどだが,同じ明るさで消費電力は1/8ほどになるらしい.使ってみてよければ居間のシーリングライトや台所など使用時間の長いところから順次LEDランプを使ったものに交換したいと思っている.



穏やかな週末

2012年5月26日 日常
穏やかな週末
穏やかな週末
穏やかな週末
今朝はランニングも自転車も休んで体を休めることにした.
ランニング雑誌と宮越屋のコーヒーと六花亭のケーキで午後の時間を過しながら,明朝はどこに行こうかと考えていた.

気が付くと1ヶ月以上も毎日ここに書いてきましたが,今夜はお休みモードで写真だけアップしておきます.雰囲気だけでも楽しんでいただければ幸いです。


『 核燃サイクル秘密会議 原子力委員長も出席

 核燃サイクル政策の見直しを進めてきた内閣府原子力委員会が推進側だけで「勉強会」と称する秘密会議を開いていた問題で、近藤駿介原子力委員長(69)が昨年12月8日の会合に出席していたことが、毎日新聞の入手した関係者のメモで分かった。秘密会議は20回以上開かれ、高速増殖炉の研究開発などを担当する文部科学省職員が出席していたことも新たに判明した。正式な議事録は作成せず、配布された資料の多くは事務局を務める内閣府原子力政策担当室職員が回収する取り決めだった。

【秘密会議は存在した】核燃サイクル原案:秘密会議で評価書き換え 再処理を有利

 出席メンバー関係者が作成したメモによると、近藤委員長が出席した会合は昨年12月8日午後4~6時、内閣府会議室で開かれた。1月以降、使用済み核燃料を再利用する核燃サイクルのあり方を検討する原子力委・小委員会による政策の見直し作業が本格化するため原子力委で準備を進めていた時期だった。

 原子力委員会の出席者は近藤委員長のほか鈴木達治郎委員長代理、秋庭悦子委員。このほか▽文科省原子力課の課長補佐▽経済産業省・資源エネルギー庁の香山(かやま)弘文・原子力国際協力推進室長、苗村(なむら)公嗣・放射性廃棄物等対策室長▽青森県六ケ所村の再処理工場を経営する「日本原燃」の田中治邦常務▽高速増殖原型炉「もんじゅ」を運営する「日本原子力研究開発機構」や電力各社で作る電気事業連合会幹部らが出席。推進派ばかりで反対・慎重派はいなかった。

 関係者取材や毎日新聞記者が現場で確認した情報を総合すると、秘密会議は20回以上開催された。このうち4月24日は小委員会で論議する予定の報告案の原案が配布され、事業者らが自社に有利になるよう修正を求めたことが分かっている。配布資料は回収するルールで正式な議事録はないとされるが、一部参加者が議事内容や出席者名を記載したメモを作成し、限られた範囲に電子メールなどで伝えている。

 原子力委員は委員長を含め5人おり、原子力委員会設置法によると、委員長を含む3人がいれば会議を開き、議決することができる。近藤委員長はこれまで「忘年会とかは別だが(定例会議やその打ち合わせ以外では誤解を招かないよう)3人以上の委員が集まって原子力政策の議論をしないようにしている」(昨年12月27日の委員会)と透明性を強調してきた。しかし昨年12月8日の秘密会議には近藤委員長ら3人が参加した。近藤委員長は出席を認めたうえで「(自分が出たのはデータの提供や説明を求める)単なる勉強会だった」として問題はないとの見解を示した。

 ◇原子力委員会

 国の原子力政策を計画的に進めることを目的に1956年設置。委員長と委員4人の計5人(任期はいずれも3年)から成り、原子力利用や研究開発の基本方針を決める。委員長は当初、科学技術庁長官が充てられていたが、01年の省庁再編に伴い、学識経験者らから選ばれ衆参両議院の同意を得て首相が任命する形になった。省庁や電気事業者、メーカーなどからの出向者で構成される内閣府原子力政策担当室が事務局(庶務)を担当する。』

 推進派ばかりで反対・慎重派がいない秘密会議で小委員会で論議する予定の報告案の原案を事業者らが自社に有利になるよう修正を求めたのが事実ならそれで十分に近藤委員長ら3人の委員は不適任だろう.

 まあ,原子力ムラは今までもずっとこんなでやって来たのだろうから問題はないという見解になるのだろうし,核燃サイクル自体が嘘っぱちであることが明らかになった今だからこそこういう情報が漏れて来たのだろうが,まったく非常識きわまりない話に聞こえる.

 国民の知らないところでコソコソと捏造した報告書を作り,都合の悪い事実は隠蔽して国民に知らせずにやってきた原子力ムラの人たちのおかげで一体どれだけの国民の財産や生存権が脅かされたのかと思うとこういう汚いことをやってきた人たちは許すべきではないと思う.

 こんな氷山の一角だけでなく今までの原子力行政全般にわたって問題点をきちんと追求してしかるべく責任をとってもらわなければ,放射能汚染に日常的に脅かされるようになってしまった日本国民だけでなく,いずれ放射能汚染の拡散で世界中からも厳しい視線が向けられることになるだろう.
『「ぶつかって頭にきた」渋谷駅男性刺傷

「東京メトロ」副都心線・渋谷駅で男性が刺された事件で、警視庁は23日、埼玉・朝霞市に住む男を逮捕した。「ぶつかって頭にきてやった」と供述している。  警視庁によると、朝霞市に住む職業不詳・渡辺知宏容疑者(32)は21日、東京メトロ副都心線・渋谷駅のエスカレーターで、新聞配達員の男性(53)の腹などを刃物で刺し、重傷を負わせた殺人未遂の疑いが持たれている。  渡辺容疑者は警視庁の調べに対し、「エスカレーターでぶつかって、頭にきてやった」「サバイバルナイフで刺したが、殺意はなかった」と、容疑を一部否認している。』

『 騒音めぐり「うるさいんだよ」=住民とトラブル、神経質な面も-渡辺容疑者

 渋谷駅の刺傷事件で23日逮捕された渡辺知宏容疑者(32)は、10年以上前から埼玉県朝霞市のマンションに一人で住んでいた。人付き合いはなく、生活は地味だったというが、同じマンションの住民に大声で抗議するなど、トラブルを起こしたこともあった。

 下の部屋に住む男性(57)は6年ほど前、騒音をめぐり、同容疑者に抗議された。「いきなりドンドンと足を踏み鳴らすような大きな音がして『うるさいんだよ』と叫び声がした。怖くなって慌てて謝りに行った」と話す。アパート大家のおじに付き添われて謝罪に行ったが、この際には、渡辺容疑者は落ち着いていたといい、「かっとなりやすい性格なんだろう」と感じたという。

 その後顔を会わすこともあったが、あいさつしても返事はなし。「いつも髪形をきちんと整え、洗濯物も丁寧に干していた。神経質な人だと思っていた」と振り返った。事件当日もいつもと同じ午後8時ごろ帰宅したという。

 一方、大家は「おとなしい人。まさか人を刺すとは」と絶句。「10年以上住んでいるが、大きなトラブルは、騒音をめぐる一度だけ」と首をひねる。』

「エスカレーターでぶつかって、頭にきてやった」「サバイバルナイフで刺したが、殺意はなかった」と言っているそうだが,普通は『頭に来たから死なない程度にサバイバルナイフで刺してやろう』なんて考えるわけがないし,たとえ考えても上手く急所をはずして刺すなんてことができる一般人はいないだろう.

だから,素直に『その時は殺してやろうと思った』と言えば刺された人も納得できるのではないだろうか.もっとも刺された人は突然に見知らぬ男に刺されたのだから殺意を感じる時間などなかったかもしれない.

先日の嫉妬に狂った医師もそうだが,頭に来ると考えられない事をやる『切れちゃう頭を持ったヒト』というのは確かに存在するのだろうが,だからと言ってそれが異常な精神状態にあったと情状酌量される余地などはないと思う.

刺された人は助かったようだが,まさかエスカレーターでぶつかっただけで刺されるとは考えもしなかったことだろう.しかし,普段は目立たなくともいつでも犯罪者に豹変してしまう人がそこらじゅうにいるということはわかったのではないだろうか.

エスカレーターに限らず人が集まる所へ行けば,先を急ぐ人に押しのけられたり,ぶつかられたりして厭な思いをさせられることもあるし,ところ構わず大声で話す人たちに辟易することもある.これが通勤時間ともなれば避けることもできずにストレスが溜まるだろう.

横浜での学会のモーニングセミナーに向かう途中で,朝の通勤ラッシュに巻き込まれた.電車から降りても階段が渋滞して普通に降りることもできないのには驚いたが,これが毎日続いたらストレスで体調を崩しそうだと感じたことを思い出した.



東電屋おぬしは悪よのう
『東電、利益の9割家庭から 大口単価は家庭の半値

 経済産業省は23日、東京電力が認可を求める家庭向けなど規制部門の電気料金の引き上げを巡り有識者で作る「電気料金審査専門委員会」(委員長・安念潤司中央大教授)を開いた。東電は素材産業など大口上位10社平均の電気代の単価が、家庭向け(23.34円)の半値である11.8円になると示した。電気事業の利益の9割を規制部門で稼ぐ収益構造もわかった。

 前回開いた15日の会合で「大企業向けの極めて安い料金メニューを示すべきだ」(上田清司埼玉県知事)との指摘が出ていた。東電によると、大口顧客10社は夜間電力の使用が中心。昼間の電力は自家発電で賄っているため、割安になっているという。

 東電の収益構造が家庭など規制部門への依存度が高いこともわかった。2006~10年度の年平均の電気事業の利益は、規制部門からが91%を占めた。この比率は全国10電力会社の平均(69%)を上回り、10社の中で最も高かった。

 料金算定の根拠となる原価を巡り福島第1原子力発電所の廃炉に向けた費用についても議論。八田達夫学習院大教授は「株主や国が責任を負うべきで、料金に転嫁すべきではない」と指摘した。』

 こんな冗談みたいな料金体系になっているとは知らなかった.しかも,これが独占体制で行われていたと言うのだから東電エリアの人はまたしても騙されていたような気分になるのではないだろうか.

 さて,北海道電力はどうかと見てみると44%の販売電力量で57%の利益を上げているようだ.これが妥当かどうかわからないが,新聞によると太陽発電も風力発電も道内の発電量は過去最高になっているようだから,電力自由化になって家庭用電力も各家庭が複数の給電会社を選べるようになれば競争が生じて価格も下がるだろう.

 それにしても思うのは,NHKも含めて公共料金などというものは国民から税金代わりに搾取するためにあるようなものだということだ.夏に向けて節電はするつもりだったが,これを見たらもう電気料金もあまり払いたくなくなったので徹底的に節電することにしよう.

 ついでに昨日,どん太さんの日記(http://66270.diarynote.jp/201205221812218753/)で興味深いページが紹介されていたのでリンクを貼っておきます.

「被災地の復興支援のため、瓦礫を全国で受け入れるべきだというお考えをお持ちの皆様へ

http://www3.hp-ez.com/hp/kakusan/page1
2030年6月1日は土曜日
『金環日食狂騒曲 雲の切れ間から黄金リング

 21日午前7時半ごろに観測された金環日食に日本中が大騒ぎだった。テレビでは「金環日食の生中継」が放送され、ネットではライブ配信が流された。

 日食が観測可能な九州から東北南部にかけての天気はおおむね曇り。雲の切れ間から世紀の天体ショーを見ようと各地で早朝から人があふれた。

 午前7時半前後の東京・銀座界隈では、「会社の近くで金環日食を見ようという人が多かったようで、いつもより電車が混雑していた」と嘆きながらも、足を止めて上空を見上げるサラリーマンやOLが続出。太陽がリング状に見える「金環」の時間帯には、タイミング良く雲が途切れた。「おおッ、ホントに金環がクッキリ」「すっげー」「絵みたい」の歓声が上がった。

 だが、曇り空だったせいで「肉眼でも見える」の声も。日食メガネをかけずに太陽を直視する人も多かった。曇りが災いして「日食網膜症」が急増する恐れがある。眼科医らは、数千人規模の網膜症患者が出る危険性を指摘していたが、現実になるかもしれない。』

 娘の中学校からは『日食網膜症を避けるために登校中に日食を見ないように』という注意書きが配られていたし,東京都などでは道路の電光掲示板にも金環日食による脇見運転注意の警告が出ていたそうだから金環日食狂騒曲というのはなかなか的を得ているかもしれない.

 ちょうど通勤時間帯であったし,札幌では部分皆既日食にしかならないので私は見る気もなかったが,市内では直接観察した人よりもテレビで全国の金環日食をライブ中継で見た人のほうがはるかに多かったのではないだろうか.

 私は2030年6月1日のほうに期待しているのでちょっと調べてみたら,ちょうどこの日は土曜日で開始時刻も15時40分頃なので悠々自適な年金生活者でなくとも自宅で観察や写真撮影ができるかもしれない.

 18年も先の話だから当然その時まで生きていればの話になるが,明日にでも死んでしまうかもしれないのが人なのだから明日の事を楽しみにするのも18年後の事でも思っているほどの差はないだろう.

 18年後も私はたぶん何も変わっていないような気がする.変わっているとすればせいぜいまだマラソン大会に出ているかとか自転車に乗れているかとか手術をしているかどうかくらいのことではないだろうか.

 どれも今より歳をとればいつかは出来なくなるのだろうが,それを決めるのは現在の自分であることは明らかだろう.結局,大切なのは今であって過去でも未来でもないということだ.
サイクリング
サイクリング
サイクリング
日曜日の朝は時間がとれるので,今朝は今年2回目の小樽運河にしようかと出発したのだが,朝里峠へ向かう交差点で気が変わり国道を左折してしまった.

昨朝ペースを上げて走ったので,今朝は回復トレにで心拍数を抑えなければならないのにヒルクライムをするというのも変なのだが,軽いギアでゆっくり登ればいいだろうと思ったものの現実はそれほど甘くなく,結果として心拍数は抑えられたものの時間が結構かかってしまった.

それでも,途中の景色が素晴らしかったので時々止まって写真を撮ったりしながらのサイクリングを楽しんだ.まだ山の上の方には雪が残っていて峠の頂上(GPSでの標高690m地点)で気温は7度だったが,札幌湖には山桜が咲いていたりしてここら辺りはまだやっと春が来たという感じだった.

朝食が45分遅れになってしまったり,昨日の疲れが残っているのに回復どころか疲労が増したように思うが,やはり予定変更してでも行ってきて良かったと思っている.
『スマホ不正アプリ、数百万人の情報流出か

 スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の電話帳に登録されている個人情報を勝手に送出するアプリ(ソフト)がインターネットで配信された事件で、国内のレンタルサーバーに数百万人規模の個人情報が残されていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。

 外部流出した個人情報は十数万~百万人分とみられていたが、さらに膨らむ可能性がある。警視庁は個人情報を抜き取る目的でアプリが作成されたとみて、詳しい流出経路などを調べている。

 警視庁は17日、東京都内のIT関連会社など関係先数カ所を不正指令電磁的記録供用容疑で家宅捜索。その結果、基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマホの利用者約30万人分のアドレス帳の情報が国内のレンタルサーバーに記録されていたことが判明した。

 流出したのはいずれも「the Movie」などのタイトルが付いた28種類のアプリをダウンロードした利用者の情報だった。』

 アンドロイドアプリは良く言えば自由度が高いのだが,その分玉石混合というかウィルス混じりでも流通するのじゃないだろうかと思っていたらそのとおりのアプリが出回っていたようだ.アドレス情報だけならまだ良いが,もっと大事な個人情報だったらさらに大変なことになっているのだろう.

 もっとも,似たような個人情報収集はiPhoneアプリでも以前に行われていたことがあって,その後にAppleが規制をかけたという経緯があるが,少なくともiOSアプリのほうはApp.Storeでしか一般には配布されないので,Appleによる審査がちゃんと行われていれば比較的安全に思われるという安心感はある.

 アプリを開発する立場でみても開発ツールからApp.Storeまで必要なものは全部用意されていてAppleの意向に従っている限りはどんな人でもiOSアプリを発表する機会が与えられているというのはサンデープログラマにとっては有り難い.

 アンドロイドアプリの場合はそもそもOSのバージョンと端末ごとにカスタマイズされた機能が色々あってアプリを一つ作れば誰にでも使ってもらえるものかどうかを市場に出回っている実機で検証するのも大変難しくさらにアプリをどこにアップすればいいのかという問題もあり個人には敷居が高い.

 もちろんiOS SDKの動作が不安定だったり,iOSのバージョンアップに合わせてアプリもバージョンアップが必要になったり下位互換性がないなどの問題もないわけではないが,アンドロイドのアプリを作るよりはるかにましだと私には思われるのだ.

 Googleが今後どうするのかはわからないが,アンドロイドアプリ市場をより安定して拡大しようと思うのなら,AppleのようにOSとアプリを一括してどこかで管理する仕組みを整えなければガラケーのように端末を使い捨てするようなユーザーは増えてもアプリ市場を成長させるような開発者やユーザーは育たないと思うのだがどうなのだろうか.
『「ディスコの女王」 ドナ・サマーさん死去
 
 1970~80年代に多くのディスコミュージックをヒットさせ「ディスコの女王」と呼ばれた米女性歌手ドナ・サマーさんが17日、フロリダ州の別宅で、がんのため死去した。63歳だった。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が代理人の話として報じた。

 70年代のディスコブームが生んだスターとして知られ、米音楽界最高の栄誉であるグラミー賞を5回受賞。多くの米歌手に影響を与えた。ヒット曲に「愛の誘惑」「アイ・フィール・ラヴ」「ラスト・ダンス」など。
 48年、米東部ボストン近郊生まれ。教会のゴスペル合唱団で歌に親しみ、高校卒業後、ニューヨークに出てミュージカルに出演。その後、欧州でも活躍した。』

『ドナ・サマーさん死去  オバマ大統領も哀悼「彼女の声は忘れられない」

 1970~80年代に多くのディスコミュージックをヒットさせ「ディスコの女王」と呼ばれた米女性歌手ドナ・サマーさんが17日、フロリダ州の別宅で、がんのため死去した。63歳だった。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が代理人の話として報じた。

 オバマ大統領は「彼女の声は忘れられない。音楽業界は伝説の人物をあまりにも早く失ってしまった」と死去を惜しむ声明を発表した。』

 今朝いつものようにiPad2のGoogleニュースを見て軽いショックを感じた.私が初めて聞いたのは『愛の誘惑』(1975年)で当時はまだパナソニックのラジオにソニーのカセットテープレコーダーをつないで洋楽のエアチェックなどをやっていた頃である.

 その後,『ホット・スタッフ』,『バッド・ガール』,『マッカーサー・パーク』などが流行し,私も『Walk Away』,『All Systems Go』などのCD持っていて今も聞きながらこれを書いている.一番好きな曲はたぶん『マッカーサー・パーク』だったと思う.

 そう言えば,あの頃は大きくてダイアルやメーターが色々ついたラジカセも買ってもらったりしてずいぶんたくさんテープを作ったような記憶があるが今ではほとんど残っていない.もっとも残っていたとしても音質が悪すぎて聞くに堪えないかもしれない.

 古き良き時代とはいうが,今考えてみればずいぶんと情報も少なくて不便な時代だったのだが,その分想像力がかき立てられて良かったとは言えるかもしれない.幸い今ではiTuneがあるので自分のCDデータをジャンル別,年代順に聞くなんて事もできる.

 音楽の趣味がばれてしまうが,Donna Summerを聞いていたら続いてEarth, Wind & FireやらMichael Jacksonが出て来る.やはり当時はそっちに多少傾倒していたのだろう.今考えると何のことはない自分も時代に流されていたということだろう.

 数年程前から自分が昔よく聞いていたミュージシャンの死亡記事をよくみかけるようになった.皆さん割と若くして亡くなられているようだが,それでも自分の知っている人がいなくなるのはあまり気持ちのいいものではない.どこで何をしているかなんて知らないが,生活習慣に気をつけてせいぜい長生きして欲しいものである.

新型MacBookPro

2012年5月17日 日常
『「MacBook Pro」を今夏に投入か

 米国Appleは、15インチのRetinaディスプレイを搭載する従来より薄型の「MacBook Pro」を今夏に投入する準備を進めているもようだ。

 9to5Macは5月14日付けの記事で、「Appleのサプライチェーンに関わる信頼できる情報筋」が、新しいMacBook Proの試作品を入手したと報じている。
 この記事によると、新MacBook Proは「MacBook Air」とは異なり、側面から見ると、先のとがったデザインではないものの、「超薄型」となり、現行のMacBook Proよりも堅牢になるという。

 情報筋は、「新MacBook Proでは光学ドライブがなくなる」とのうわさを認め、「Appleは、ユーザーがMac App Storeからアプリケーションをダウンロードすることを望んでいる」と話していると、9to5Macは報じている。

 また、情報筋は、「新MacBook Proには、Retinaディスプレイが搭載される」とも話しているという。Apple Insiderも5月10日付けの記事で、Appleが、Retinaディスプレイ搭載Macに対応するOS Xを準備しており、同OSの内蔵アプリケーションのアイコンの高解像度版を作成済みだと報じている。

 9to5Macは、情報筋がRetinaディスプレイについて、「衝撃的」であり、「間違いなく、ここ数年で最も重要なMacのイノベーション」だと評していると報じている。
 情報筋によると、新MacBook Proでは、キーボード上の従来のイジェクト・ボタンの位置に電源ボタンが用意されるという。

 9to5Macはさらに、次のように報じている。「試験生産段階にある現在の試作品のユニボディ・ケースの左側面には、電源ポート、USBポート2基、オーディオ入出力ポート・サイズのポート2基、バッテリ・メータ用のスペースがそれぞれ設けられている。右側面には、Thunderboltポート・サイズのポート2基、SDカード・スロット、もう1基のUSBポート用のスペースが確保されている」

 9to5Macによると、USBポートのうち2つは、USB3.0対応かもしれない。もしそうなれば、Macでは初のUSB3.0ポートということになる。Appleは現在、Thunderboltを優先的に採用しているようだが、情報筋によると、USB3.0はThunderboltを補完する位置づけだという。

 今月はMacBookのうわさが盛んに飛び交っており、MacRumorsも5月13日付けの記事で、新モデルのベンチマーク結果がGeekbenchのデータベースで公開されていると報じている。MacBook製品ラインの刷新を控え、リセラーが値下げしているとの報告もある。

 新MacBook Proは、Intelの新しいIvy Bridgeプロセッサを搭載する見通しだ。SlashGearの4月23日付けの記事によると、軽量化と耐久性向上を目的に、リキッドメタル技術を採用して製造される可能性があるという。』

 Ivy Bridgeの遅れの影響を受けたのかやっと新型MacBookが出て来るようだ.もっとも遅れたおかげでRetinaディスプレイが搭載されることになったのだったらユーザーにとっては災い転じて福となったということになるだろう.
 
 問題はMacBookAirにRetinaディスプレイが搭載されるかどうかということなのだが,もし搭載された場合には13インチモデルの棲み分けが問題になるかもしれない.17インチMacBookもあまり売れなかったようだから,15インチのRetinaディスプレイが出れば17インチは不要になるという考え方もあるだろう.

 そうなるとMacBook Airの主力はRetinaディスプレイ搭載の11インチということになり私ならそれでも十分なのであるが,持ち運ぶのはやはりiPad2が限界なので自宅でデスクトップの代わりに使うなら15インチのMacBookでHD付きモデルということになるかもしれない.

 もっとも今のところ自宅にも職場にもiMacがあるのでさし迫った事情はなく発売されてもしばらくは静観することになりそうである.実はMacを更新する前にNikonのD800Eを購入したいと思っているのだが,こちらは余程売れたのか未だに納期未定のままなので今年の夏休みはまたD7000とX100に活躍してもらうことになりそうだ.

 そう言えばiPhone5の噂も流れていたが以前からの噂通り今秋に登場するのは画面が4inch以上に大きくなるようで,そうなると今度はどんなデザインになるのかが楽しみだ.私のiPhone4もバッテリーが少し弱って来ているようなのでまずこれを更新する必要がありそうだ.

『経産トップが忘れっぽいのも困る…国会事故調

 国会の「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」(黒川清委員長)は16日、昨年3月の事故当時に経済産業次官だった松永和夫氏から参考人聴取を行った。

 松永氏は事故直後の昨年3月14日に東京電力による計画停電で首都圏が混乱したことについて、「十分なアセスメント(影響評価)ができないままに打ち出さざるを得なかった面はある。批判を受けざるを得ない」と陳謝した。事故直後、首相官邸に詰めていた海江田経済産業相(当時)との連携についても、「十分なコミュニケーションができていなかったという批判はあり得る」と認めた。

 一方、事故発生前の原子力行政をめぐる各委員の質問には、「記憶はない」「承知していない」との回答が目立ち、黒川委員長が「エネルギーと産業を統括する経産省の(事務方の)トップが忘れっぽいのも困ったものだ。国の信用が崩壊していくんじゃないか」と苦言を呈する場面もあった。』

 年金問題の時もそうだったが,国民の生命や財産を危険にさらしても官僚は絶対に責任を取らなくていいようになっているんだから,都合の悪い事は聞かなかったことにしてしまえばいいのである.

 だから追求する側もせいぜい「国の信用が崩壊していくんじゃないか」と言うくらいしか出来ないのだろう.こんな無責任な人たちが国を動かしているのだから国の信用どころか国そのものが崩壊しても驚くことではないのかもしれない.まあ,それでも北朝鮮や中国には生まれなくてよかったとは思っているのだが,この先はちょっと心配になってきた.

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