昨夜のうちに天気予報で朝4時の気温を確認してベッドに横になった.気がつくとまだ2時で外は真っ暗なのでまた入眠.次に目が覚めたのは3時30分.今度は眠れない仕方が無いのでトイレに行って水を飲みまたベッドに入るがぜんぜん眠くならない.

睡眠時間はちょっと足りないが,もう眠れそうもないのでそのままベッドの中で腹筋やストレッチを静かにやって4時にはベッドを出て身支度を始める.が,半年も使っていなかったのでランニングウェアや手袋を探すのに手間取り外に出たのが4時30分.

万が一にも熊と出会うのは嫌なので山側のコースは避けて,中央卸売市場→桑園→植物園→大通り公園を回るコースを1時間15分ジョギングして今シーズンの初ランニングを終了した.ペースが遅くてなかなか汗をかかなかったが,これなら明日は自転車もいけるかもしれない.
『3羽のひな誕生 大きな前進

 新潟県佐渡市で、野生復帰を目指して自然に放された国の特別天然記念物のトキで、初めてひなが誕生した巣に新たに2羽のひながいることが、23日夜、確認されました。

 いずれも元気に親鳥から口移しで餌を食べているということで、合わせて3羽のひなの誕生によって、自然界でトキをふ化させる試みは大きく前進することになります。

 佐渡市では自然に放して繁殖を試みているトキのうち、去年の春に放された3歳のオスと2歳のメスのつがいの巣で、初めてひなが誕生しているのが22日に確認されています。

 環境省が23日も同じ巣をビデオカメラで撮影した結果、新たに2羽のひなが生まれていることが、23日夜、確認されました。

 撮影された映像では、巣の中で親鳥の足元に3羽のひなの灰色の頭がのぞいているのが確認できます。3羽のうち2羽は体長がおよそ20センチと同じくらいの大きさで、もう1羽はほかの2羽よりも体が小さく、あとから産まれたとみられるということです。

 いずれも元気な様子で、親鳥から口移しで餌を食べているということです。このつがいの巣には今月1日に4個の卵があることが確認されていました。

 佐渡市では、トキの野生復帰を目指してこれまでに78羽が自然に放されましたが、おととしと去年は卵は産まれたものの、ひなはかえらなかっただけに、今回、合わせて3羽のひなの誕生が確認されたことで、自然界でトキをふ化させる試みは大きく前進することになります。

 その一方でひなが巣立つまでにドジョウやカエルなど多くの餌を必要とするため、環境省は、親鳥が餌を十分に捕れるかが懸念されるとして、今後も注意深く観察を続けることにしています。』

 中国産のトキを繁殖させて何が面白いんだろうか.国内ですでに絶滅した鳥をわざわざ中国からもらって増やす意味がどこにあるのだろうか.絶滅したトキと遺伝子がほとんど違わない中国産トキが日本で自然繁殖しても学術的な意味はないと思うが,例によって中国との国交正常化や官僚の利権が絡んでいるのだろうか.

 消費税を上げる前に,こんなくだらない事業はやめてもらえないだろうか.マスコミは心温まるニュースのつもりなのだろうが,トキに関するニュースを見るたびに自然破壊の片棒を担いできた環境省のCMにしか見えないので厭になるのだ.

 彼らのいい加減な環境アセスメントのおかげで一体どれほどの美しい自然が失われて来ただろうか.一方で自然破壊に加担しておきながら今度はそれを再生するフリをして利権を手にする.こういうのを『マッチポンプ』と言うのだろう.環境省は自然を壊すも再生するも自分たちの力で出来るとでも思っているのだろうか.

 中国産のトキなんて動物園の中で見るだけで十分だと思うのは私だけだろうか.

『岩手県で被災した少年のサッカーボール、米・アラスカで見つかる

東日本大震災の津波で流された「思い出のサッカーボール」が、太平洋を超えて、およそ5,000km離れたアメリカ・アラスカで見つかった。

泥で汚れたサッカーボールには、「村上 岬君がんばれ!!」と書かれていた。

この日本語が書かれたサッカーボールは、3月、アメリカのアラスカ沖にあるミドルトン島の海岸に流れ着いているのを、地元の男性が発見した。

ボールを発見したデービッド・バクスターさんは「砂浜で貝殻拾いをしていたら、同僚がボールを見つけて、手渡してくれたんです。僕の妻は日本人だから、翻訳できるかもしれないと思って、家に持ち帰ったんです」と話した。

妻・ゆみさんは「もしかしたら、地震があったところかもしれないって思いまして。調べてみたんですけど、小学校が岩手県の方にあるっていうのがわかりまして。そこは、やはり地震のあったところだったので。きっとこのボールは、そこから来たのではないかって、それでびっくりしたんですけど」と話した。

22日、このボールは、岩手・陸前高田市で被災した村上 岬君(16)のものとわかった。
村上君は「全部流されてしまって、何1つ手元に、写真すらも戻ってこない状況だったんですけど。急に、サッカーボールがアラスカまで流れていたっていうのを聞いて、すごくうれしかったです」と話した。

ボールは、東日本大震災の津波で、村上君の自宅ごと流されたもので、1年かけて、岩手県からおよそ5,000km離れたアラスカまで流れてきたとみられている。
このサッカーボールは、村上君が小学校3年生の終わりに転校する際、友人たちが寄せ書きをしてくれたもの。

村上君は「思い出のものが戻ってくるということなので、うれしい気持ちでいっぱいです」と話した。村上君は、思い出の詰まったボールを見つけてくれたデービッドさんに、とても感謝しているという。

デービッドさんは「彼が元気だということで、うれしいです。発見したボールが彼の手に戻ることで、津波で受けた傷が少しでも癒やされればと思っています」と話した。

村上君は「思い出の品なので、『おかえり』と言ってあげたいです」と話した。』

 今日のニュースで一番心が暖かくなったのはこのニュース.村上君も自分だったらボールなんて気にしなかったと思うと言っていたが,ボールを発見したデービッド・バクスターさんの想像力のおかげでたった一つの思い出の品が戻ってきたことは村上君の記憶に一生残ることだろう.

 これに比べるとバスジャックを計画して運転手を刺した中学生や,一晩中ドライブした挙げ句に小学生と妊婦さんをひき殺した18歳の無免許運転の男や無免許と知っていて運転させていた連中はなんとつまらない人間だろうと思う.

 物事の善悪や危険を予測する想像力も欠如しているのだろうが,こんなのがその辺を歩いているのでは危なっかしくてやってられない.社会から隔離して必要十分な教育と罪の償いをさせるべきだろう.

 もっとも,もう一歩で犯罪になりそうなことをやっている人間はそれこそ無数にいるから,たとえどこにいても周りに注意を払う必要はあるだろう.考えようによっては人間はヒグマよりもはるかに恐ろしい動物だ.

『札幌のヒグマ駆除 市役所に抗議60件

 20日朝、札幌市南区藻岩下の民家近くにいたヒグマ1頭を北海道猟友会のハンターが猟銃で駆除したことに対し、札幌市役所に同日、60件近い抗議が寄せられた。

 ハンターは午前6時10分ごろ、民家から約20メートル離れた林の中にいるヒグマを発見し、射殺した。その後、同市環境局みどりの活用担当課には「なぜ、発見後すぐに殺したのか」「山に返せば良かったのに」などの抗議の電話が相次いだという。

 一部の民報テレビ局が、昼のニュースなどで、クマが撃たれて地面を転がる生々しい場面を放映したため、抗議が殺到したとみられる。同課は「人を恐れないクマで、付近に小学校もあることから、危険性が高いと判断し、やむなく駆除した」と駆除に理解を求めるとともに、テレビ局に射殺した場面の放映自粛を要請した。

 駆除されたクマは解剖の結果、推定2、3歳の雄で体長約135センチ、体重約120キロだった。』

昨秋は円山公園にも熊が現れたりしていたので,この春もやって来るのではないかと思っていたらやはり現れた.山に食べ物が少なくて,冬眠から覚めて飢えた熊が住宅地に現れたのだから駆除するのは当然だと思うのだが,抗議した人は一体どんな人なのだろうか.

駆除することよりも動物を射殺するような残酷な映像を放映したテレビ局にむしろ抗議するべきだろう.北海道はもともとアイヌの人たちと野生動物が暮らしていたところだから,後から入ってきた我々が野生動物と共存するということを今さら論ずるつもりもないが,飢えて人を襲う可能性があるヒグマが住宅地に現れたら議論の余地はないだろう.

山菜採りで熊のいる山に入り冬眠明けの子熊に頭を咬まれ意識を失って救急車で運ばれてきた人を手術して助けたことがある.元気になった本人から聞いた話では襲うというより狩の練習で戯れた程度ということだったが,それでも頭皮は大きく裂け頭蓋骨には犬歯と思われる4本の牙による直径1-1.5cmの穴が4カ所もポッカリ空いていたのだ.

熊が本気で襲って来たら人間は一撃で即死してしまうだろう.調べてみると開拓時代から冬眠前後には大きな事故が何件か起きているようだ.スズメバチによる死者に比べれば確かに獣害としては被害が少ないが,最近の住宅地への出現頻度は異常でいつかは大きな事故になるのではと心配なのは私だけではないのではないだろうか.


ヒグマと事件について興味のある方は以下をどうぞ.
http://homepage1.nifty.com/~n_izumi/higuma/jiken.html

D800 vs 5DMk3 vs 5DMk2(その2)DxO Mark Score
D800 vs 5DMk3 vs 5DMk2(その2)DxO Mark Score
D800 vs 5DMk3 vs 5DMk2(その2)DxO Mark Score
 私はスペックオタクなどではないが,待ち望んでいたCanon EOS 5D Mk3 のDxOMark Sensor Scoresが出ていた.D800と比較するとColor Depth,Dynamic Range,Low-Light ISOのどれでもD800の方が上回っていた.

 5D Mark3のLow-Light ISOはもうちょっといいかと思っていたが,それほどでもなくちょっと残念な結果だった.5DMk2のスコアと比べるとLow-Light ISOが10%ほど改善しただけで,他は変わっていない事からセンサー本体の進化はなく集光効率がアップしたとみるのが妥当なようだ.

 つまるところEOS 5D Mk3の改良点はシャッターやフォーカスなどボディの基本性能アップとDIGIC 5での画像処理性能アップということなのだろうが,価格もずいぶんアップした.残念ながら現状ではコストパフォーマンスはあまり良くないので値下がりするのを待つのがいいかも.

 風景写真ならやはりD800が良さそうだが,結局D800にするかD800Eにするかという迷いがまだ残っている.紅葉の頃までには結論を出してどちらかを購入したいが,それまでに手持ちのブローニーフィルムを使い切らないと...

DxO Scoreは上からD800,5DMk3,5DMk2の順です.
JPEG画像については以下に書きました.
http://nougekai.diarynote.jp/201203301928017450/
今朝の気温は7℃
今週は前半が雨だったが,後半から持ち直し暖かくなってきた.

道路わきのあちこちにふきのとうが顔を出しているのが見えた.
さっそく通勤路の近くの公園に車を止めて写真を撮った.

数年前,小樽へのサイクリングの途中に撮ったのを思い出した.
『石原知事“政府に伺い立てない”

 アメリカを訪れている東京都の石原知事は、沖縄の尖閣諸島を巡り、政府が国が地権者から購入して所有することもありうるという考えを示したことについて、「政府にお伺いを立てることはない」と述べ、国の方針にかかわらず東京都が尖閣諸島を購入する方向で地権者との交渉を進めていく考えを示しました。

 沖縄の尖閣諸島を巡り石原知事が島を所有している地権者から東京都が購入する方向で交渉を進めていることを明らかにしたことを受けて、藤村官房長官は17日、必要があれば国が購入し所有することもありうるという考えを示しています。

 これについて、石原知事はワシントンで17日、記者団に対し「国はさっさとやればよかった。地権者は国が信用できないから都と話をしているわけであり、都が決めたことを政府にお伺いを立てることはない」と述べ、国の方針にかかわらず東京都が尖閣諸島を購入する方向で地権者との交渉を進めていく考えを示しました。

 また、中国外務省が「日本側のいかなる一方的な措置も無効だ」などと反発していることについて石原知事は「中国は『日本が尖閣諸島を実効支配している体制を壊すために行動する』と言っており、恐ろしい話だ。半分、宣戦布告みたいな話であり、政府にもっとしっかりしてほしい」と述べました。

 活発化する中国の動き

 尖閣諸島を巡っては中国は自国の領土だと主張して周辺海域の巡視活動などを活発化させています。

 先月中旬、中国政府は尖閣諸島周辺の海域で海洋調査船が巡視活動を行い、その様子がすぐに中国国内で報道されるなど、これまでにない動きを見せています。

 そして、中国政府は「日本の海上保安庁の巡視船などの妨害にあったが、主権が中国にあることを明らかにした」などと発表し、今後も尖閣諸島周辺の海域での巡視活動を続けていくことを明言しています。

 また、先月上旬には、中国政府は日本が尖閣諸島の4つの島などこれまで名称のなかった無人島に名称をつけて公表したことに対抗して、中国が独自につけた島の名称のリストを発表するなど尖閣諸島の領有を主張する動きを強めています。』

『“尖閣購入” 中国政府「無効だ」

 東京都の石原知事が、沖縄の尖閣諸島を地権者から購入する方向で交渉を進めていると明らかにしたことについて、中国外務省の報道官は「日本側のいかなる一方的な措置も無効だ」とする談話を発表し、反発を強めています。

 中国外務省の劉為民報道官は17日夜に発表した談話の中で、尖閣諸島について「中国の固有の領土で、争いの余地がない中国の主権だ」として強く反発しています。
そのうえで、劉報道官は「日本側のいかなる一方的な措置も違法で無効だ。中国の領土だという事実を変えることはできない」としています。

 また、中国ではインターネット上でも抗議する意見が相次いで書き込まれ、反発する動きが広がっています。

 このうち、中国共産党の機関紙、人民日報系のネットサイト「環球網」では、尖閣諸島の領有について「中国側は必要な措置を取り続けていくことをこれまでに何度も表明してきている」と伝えており、中国政府が今後、何らかの対応策を取る可能性を示唆しています。

 さらにインターネット上では「中国の領土を買うことは絶対にできない」と反発する声や「急いで航空母艦をつくったほうがいい」「何もしなければ中国は国際社会の笑い者になる」として、中国政府は強い姿勢を示すべきだなどといった意見が相次いで書き込まれています。』

 南京事件もそのようだが,反日教育を受けて育った中国人の思い込みを変えさせることは出来ないだろうから,領土問題を突き詰めていくと何らかの形で攻撃や報復が起きることが予想されるだろう.

 中国が経済的に大きな影響力を持つようになり,そういう問題をうやむやにしながら日中国交正常化を進めて来たツケが回ってきたのだろうが,少なくとも民主党政権は中国の擬装魚船に巡視船が襲われた時にもっとちゃんとした対応やその後の方策を練るべきだったのに何もしないから石原知事に出番が回っただけだろう.

 中国人の反応をニュースで読んで,私はTDRでの中国人の列のことを思い出した.ディズニーランドのアクセサリーを売っているワゴンの前に2つの列が出来ていたのだ.いつも並んでいる方向からの列とは反対側に中国人観光客の列が向かい合う形で並んでいたのだ.声が大きいのですぐ中国人とわかるのだが,売店の人はそっちから並ばないように説明するのに苦慮していた.

 中国人はそもそも列をつくって並ばないという話も聞いた事があるので,並んでいるだけましだったのかも知れないが,並ぶ方向までは知らなかったのだろうか,それとも日本人の列には並びたくなかったのだろうか.常識というものがあって常にそれを基準に考えて行動するのが礼節をわきまえた日本人だと思うが,そんな常識は中国人には通じないということなのだろう.
『猫ひろし ブンティンが「僕より速いのは確か 現実をしっかり受け止める」

 ロンドン五輪男子マラソンでカンボジア代表に決まったお笑い芸人の猫ひろし(34)=本名滝崎邦明=が16日、ライバルで北京五輪でカンボジア代表だったヘム・ブンティンが15日のパリ・マラソンで猫のタイムを7分近く上回ったことについて、所属時事務所を通じてコメントを発表した。

 「僕もランナーなので彼がここまで記録更新するのは並大抵の努力ではない事が分かります」と、まずはブンティンの走りを称賛。そのブンティンがレース後「猫は私より遅い。フェアじゃない」と話したが、「今の時点では彼が僕より速いのは確か」と記録の差について素直に認めた。

 昨年10月にカンボジア国籍を取得した猫をめぐって、国際陸連が参加資格を疑問視。五輪参加が認められない可能性も浮上する中での、ライバルの好走。最後は「僕はこの現実をしっかり受け止めます」としている。』

 すでにカタールなどの中東の国ではアフリカからの選手を金で雇って国籍を与えオリンピックに出場させているようだが,日本がそんなことをやったら国民はどう思うのだろうか.

 カンボジア国籍は二千万円くらい払えばもらえるらしいが,一体そのお金はどこから出たのだろうか.オリンピックは参加することに意義があるというのは手段を選ばず出場権を得ればいいというものではないだろう.

 こんな裏技を使ってまでカンボジア人としてオリンピックに出るのは芸能人でテレビで話題になるからなのだろう.そして,出場出来ても出来なくともこの一件で知名度は飛躍的に上がっただろうしテレビもそれを話題に勝手に盛り上がるのだろう.

 スポーツというのはルールに基づいてやるからこそ意味があると思うのだが,そんなことはおかまいないしに自分の夢だけ実現すればいいと考えられる人やそれを応援してしまう人までいるのだから世の中には本当に色々な人がいるものだ.
『公開の意欲を報道機関が・・・NHKの平均賃金:1670万円?

マスコミの人が集まったパーティーにかつて出たことがある。その席で挨拶に立ったNHKの部長が「報道車を6台、入れ替えることになったので、もし欲しい人がいたら・・」と発言した。横にいた民放の部長が「いい気なもんだな」とボソッと言っていた。

なにしろ、NHKは何を放送しても、誰も見ていなくても受信料だけは取り立てることができるという奇妙な会社がこの世にあること自体、不思議なのだから、このぐらいの無駄はあるだろう。

ところで、最近、NHKの職員の平均給与が1670万円というデータが出てきた。真偽のほどはわからないが、誰も見ていなくても受信料を取るというシステムなのだから、このような疑い(NHKが日本社会の平均と比べて法外の給料をもらっているという疑い)がでた時に、個人別でなくてもよいから「平均給与」ぐらいは公開しなければならない。

ところで「悪法も法なり」だから、NHKの受信料を支払わない方法はないと思っていたら、先日、よく知った人に聞いたら、NHKの受信料は「受信できる設備を設置した人とNHKが契約する」ということなので、合法的には払いたくない人から受信料をとることはできないということだった。

まず、受信できる設備を設置しているかどうかは家の中に入らないとわからない。NHKの人は家の中に入る権限がない(入れば家宅侵入罪)ので、設備(テレビ)を確認できない。

第二に、「契約」は双方の同意が必要だから、庶民がいやだと言っているのを強制できないということだ。つまり、NHKの受信料を払わないことができるように法律ができていて、それを勝手にNHKが「払わなければいけない」と言っているに過ぎない。

それにしても、「NHKが映らないテレビ」が販売されていないのが不思議だ。NHKの受信料は割引も入れて1年に15000円だから、NHKを見ない人は「NHKが映らないテレビ」を買うと、毎年15000円のお金を払わなくてもよい。

つまり、たとえば6万円のテレビを買っても、4年で元が取れてタダ(ゼロ円)のテレビになるということだ。

こんなに良いのに、どの電気会社もNHKが映らないテレビを販売しないのは、「闇」があるからだろう。日本は自由な意思で人生を送れるはずなのに、闇だらけだ。

・・・・・・・・・

ところで「視聴者が減るとNHKが維持できない」というのは完全なウソである。実はかつてラジオ、またテレビが普及していない頃、受信料は30%ぐらいの家庭からしか徴収できなかった。

テレビ放送というのは、「受信者が増えたから設備が必要だ」ということがない特殊な商売である。普通、たとえばパン屋さんは、パンが30ヶが売れるときと100ヶ売れるときとでは、原料も設備も3倍必要だ。

ところが「電波を出す商売」は相手(受信者)がテレビの電気代を払うので、「出しっ放し」である。本当は普及率が30%から100%になった時に受信料を3分の1にするのが正しかったが、事実はインマイポケットしてしまったということである。

NHKは受信者が減っても同じだけの電波を出しているので、お客さんの数にはよらないという特徴がある。だから、「NHKの受信者が減ったらNHKがつぶれるのでNHKが映らないテレビ」は作らなかったというのもウソだろう。

ところで、NHKのように「何を放送しても収益に関係がない」、「つまらなくても見ていることにする」などという不健全なシステムを長く続けて、NHKという組織が健全であるはずはない。私は地球温暖化の虚偽報道(北極の氷、南極の氷、ツバルなど)のあと、NHKのニュースや解説は「ドラマ」だとして見ている。

今日の北朝鮮のミサイル情報もNHKにはいつ情報が入り、いつ最初の報道をしたのか明らかにして欲しい。つまりNHKは特に危険を知らせる報道について民放ができない早い報道をしうるのか、それでもなければNHKの受信料の意味が無いからだ。』

 税金じゃないのに半ば強制的に受信料を徴収するNHKはやっぱりおかしいんじゃないだろうか.言いなりになって契約するのは愚か者のすることだということだろうか.おまけに放送内容が政府の都合に偏っているというのでは,お金を払って騙されていることになるのではないのだろうか.

 これじゃあ北朝鮮のニュースとあまり変わらないような気がしてきた.そう言えば石原知事が北朝鮮のミサイルを撃ち落とすことが出来ていれば、我が国の防衛力を示すいいチャンスだったと言ったとか言わなかったとか.

 沖縄はまだしも首都圏防衛にPAC3を配備して,世界の軍事専門家には嘲笑されているかもしれないのにこのダメ押しの一言.どうして我が国の政治家の発想はこうも幼稚なのだろうか.やはり教育が間違っていたということなのだろうか.それともNHKに騙されたり,そういう政治家を選んでしまう国民がそもそも幼稚なのだろうか.

 
春が来た
春が来た
気温10度.半年ぶりに車のヒーターの温度設定を22度に下げた.

畑の雪も溶けてやっと白鳥の群れが見られるようになった.

道路の雪もすっかり溶けたが,朝の気温は2度.

まだまだ自転車に乗るのは無理だ.

桜が咲くのはいつだろうか.

写真を撮ろう.
『 橋下市長に「価値観押しつけるな」 赤川次郎氏が朝日「声」欄で批判

 「三毛猫ホームズシリーズ」などで知られる作家の赤川次郎氏(64)が、橋下徹大阪市長を批判した内容が、朝日新聞朝刊の「声」欄に載った。国歌斉唱時の教職員の「口元チェック」問題などを取り上げ、「自分の価値観を押し付けるのは、『力強い指導力』などとは全く別物である」などと厳しい言葉を連ねている。


口元チェック問題「何と醜悪な光景だろう!」 - 赤川次郎氏が橋下市長を批判する投稿が、朝日新聞「声」欄に載った。

 朝日新聞の「声」欄は、主に一般読者の意見を紹介するコーナーだ。2012年4月12日付朝刊(東京本社版)の声欄に赤川氏の橋下氏評が載ると、ネットのツイッターでは、「朝日新聞の『声』に、作家の赤川次郎が投稿!」などと注目が集まった。赤川氏の意見を一部引用した上で「同感」とつぶやく人も少なくなかった。

 見出しは、赤川氏でなく朝日新聞側がつけたとみられるが、「橋下氏、価値観押しつけるな」となっている。8人の意見が載る中、赤川氏のものは右ページの1番右上と比較的目立つ位置ではあるものの、特別扱いはされていない。1行約14字で36行の分量で、5段落に分かれている。

 まず、大阪府立高校の卒業式で教職員らの「口元チェック」が行われた問題を取り上げている。橋下氏は、国歌斉唱時の起立斉唱を義務付けた条例を府と大阪市で成立させた。

 赤川氏は、「生徒のためのものであるはずの卒業式で、管理職が教師の口元を監視する。何と醜悪な光景だろう!」と嘆いた。そして、橋下氏がかつて「独裁」の必要性に言及したことに触れ、「なるほど『密告の奨励』は独裁政治につきものである」と続けた。

 橋下氏が主導する文楽協会への補助金削減問題でも、「客の数だけを比べるのはベートーヴェンとAKBを同列にするのと同じだ」として、「理解力不足を棚に上げ、自分の価値観を押し付けるのは、『力強い指導力』などとは全く別物である」と評している。


大阪本社版では載っていない

 最後の段落では、橋下氏を指すであろう「過去に学ぶ謙虚さを持ち合わせない人間」に未来を託することは、地図もガイドもなしで初めて登山することと同じだとした上で、「一つ違うのは、遭難するとき、他のすべての人々を道連れにするということである」と結んでいる。

 朝日新聞広報部によると、声欄に赤川氏の投稿が載るのは初めてで、「他の投稿と同様に」投稿されたものだと説明した。赤川氏は、2011年秋まで朝日新聞夕刊でコラム(三毛猫ホームズと芸術三昧!)を連載していた。この連載の中でも、大阪府知事時代の橋下氏に言及していた。

 イタリア映画の名作、ヴィスコンティ監督の「山猫」について語った回(2011年9月2日)では、映画の登場人物と比較する形で、「ことに、石原都知事や橋下・大阪府知事が政治権力で教育に介入するのを見ていると、『歴史に学ぶ』謙虚さを持たない指導者がいかに薄っぺらな張り子の虎に見えることか」と書いた。

 また、11年9月30日の「最終回」では、「どんなに政治やジャーナリズムに失望しても、石原慎太郎都知事や、橋下徹大阪府知事のような独裁者タイプの政治家に期待するのは最も避けるべき選択である」と指摘した。

 4月12日夕現在、橋下氏は赤川氏への反論はしていないようだ。ツイッターは12日未明から更新しておらず、まったく触れていない。記者団に語ったという報道も見受けられない。

 赤川氏の「声」は、12日の朝日新聞大阪本社版の声欄には載っていないようだ。大阪市内の複数の図書館に確認してみると、いずれも「載っていない」という答えだった。ツイッターでも「大阪では掲載まだ」といった声があった。

 「声」欄は、エリア(各本社)ごとに地区の読者を優先する形で編集されている。赤川氏の住所は、「東京都港区」と掲載されていた。』

 かつての小泉首相の登場の頃から米国のような劇場型政治が日本でも顕著になり,言わば民衆に受ける発言をする政治家の人気が上がるということなんだろうが,今の国政はあまりに大根役者ばかりで,その中では民衆受けがいい過激な発言をすればそれだけで注目を集めることが出来るから,テレビのように受ければ何でもありになっても不思議じゃないだろう.

 国家をちゃんと斉唱しているか口元を監視するなんていう小学生並みの行動を高校の教職員の管理職が行うなんて言うのは,まさに国家による教育への悪しき介入でこれでは中国の思想教育のことを笑う事はできない.

 私も娘の卒業式と入学式に出席してきたが,確かに国歌斉唱というのがあった.私も君が代を歌うのはあまりに久しぶりで一番の歌詞をようやく思い出しながら歌ったが,小学校では割と歌っている人が多かったのに中学校ではあまりちゃんと歌っている人はいなかった.

 だが,考えてみると今この時代に何の疑問もなく国歌を全員できちんと斉唱しているというのは異様な光景のような気もする.北朝鮮ならともかくも日本は敗戦で民主主義国家になったはずなのに『君が代』というのはやっぱりどうも変な感じがするのは私だけだろうか.

 『君が代』は元来,平安時代に詠まれた和歌でそれに明治維新後の1880年(明治13年)に曲がつけられ,以後は国歌として扱われるようになったそうであるから,国歌としての歴史としてはまだ一世紀ちょっとのようだ.

 現在の政府の公式見解は,「『君が代』は、日本国民の総意に基づき天皇を日本国及び日本国民統合の象徴する我が国のこととなる.(君が代の歌詞を)我が国の末永い繁栄と平和を祈念したものと解するのが適当』」とされているようだが,第二次大戦前の修身の教科書には「君が代の歌は、天皇陛下のお治めになる御代は千年も万年もつづいてお栄えになるように、という意味で、国民が心からお祝い申し上げる歌であります。」と記されていたそうである.

 こうしてみると日本政府の見解は例によってご都合主義による曲解のようにも聞こえるし,歴史的にも現在の日本の国歌というには成り立ちの理由が釈然としない気がしないでもない.かといって他に適当な歴史を持った歌もないので,そのまま1999年(平成11年)に国旗及び国歌に関する法律で正式に国歌に制定されたのだろう.

 しかるに,日本の歴史に比べてみれば非常に浅い歴史しかない国歌をなぜ政治主導で全員が斉唱しなければならないのだろうか.法律で決まったからというのではあまりにも拙劣なような気もしないでもないし,いつも歌っているうちに歌の意味を勘違いして,日本は今でも天皇制なのだと思う人が出て来てもおかしくないないだろう.それはすなわち洗脳である.テレビのCMとはそういうものだ.

 思想,信条の自由というのは全ての法に優先する憲法で定められた自由であるはずである.今や,『君が代』は法律で定められた国歌であろうが,それを自分の国歌として受け入れて歌うかどうかは個人の自由だろう.だから,歌えない人がいても非難されることはないと思うが,教師は公務員なので知事や市長の業務命令に逆らってはいけないということなのだろう.

 ただ,勘違いしてはいけないのは,自分の国を愛するということと政府が決めた国家を歌うということはまったく次元が違うということだ.かつて愛国心を利用して国民を戦争に駆り立てたどこかの国や歴史上の人物を思い出しつつ,自分もマインドコントロールされないように気をつけることこそが大切だろう.
『  祇園の事故、運転手含め8人死亡 11人が重軽傷

 12日午後1時ごろ、京都市東山区の大和大路通四条の交差点に軽ワゴン車が突入し、横断中の歩行者らを次々とはねた。府警東山署によると、歩行者の男女計7人が死亡し、11人が重軽傷を負った。軽ワゴン車は電柱に衝突し、運転していた男も市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。

 府警は自動車運転過失致死傷容疑で捜査を開始。運転していた同市西京区桂朝日町の会社員、藤崎晋吾容疑者(30)を司法解剖し、死因や当時の体調などを調べる。

 府警によると、軽ワゴン車は大和大路通を北上して四条通りとの交差点に赤信号を無視して突入。計18人をはねながら、北上し、約200メートル先の電柱にぶつかり、大破、停止した。

 事故直前には、交差点から200メートルほど南の路上でタクシーに追突。タクシーの男性運転手(63)によると、後方から藤崎容疑者の車に2回ぶつけられ、テールライトを破損。道路脇にタクシーを止めたが、車はそのまま猛スピードで走り去ったという。

 藤崎容疑者は4年前から、市内の藍染製品販売会社に勤務。12日も通常通り出勤し、午後1時前、市内の取引先に製品を配達するために社用車の軽ワゴン車で出かけていたという。

 現場は同市の繁華街祇園の一角で、八坂神社と歌舞伎の南座を結ぶ四条通りで南座から東に約50メートルの交差点。この日は天候にも恵まれ、花見に訪れた観光客らでにぎわっていた。

 府警によると、死亡したのは藤崎容疑者のほか、男性が千葉県八千代市の小池賢次さん(77)、京都市右京区の奥村昌彦さん(40)の2人で、女性が埼玉県蕨市の鴨下孝子さん(62)、京都市東山区の沢西桃代さん(61)、大阪府守口市の平山節子さん(69)、大阪府豊中市の岸本真砂子さん(68)、50~60歳の氏名不詳の女性の5人。』

『 花見客などでにぎわう祇園に暴走車…7人死亡11人重軽傷

 京都市東山区にある祇園の繁華街で12日午後1時ごろ、観光客らの歩行者の列に軽ワゴン車が突っ込んだ。歩行者のうち男性2人、女性5人が死亡、11人が重軽傷。車は赤信号を無視し、猛スピードで交差点に進入、横断歩道を歩いていた人を次々とはねた。運転手の男も死亡した。花見客などで混雑する中、100メートル以上にわたって複数の人が倒れ、騒然となった。

 現場は鴨川に近く、観光名所の南座から約50メートル東。被害者には千葉県や埼玉県から訪れた観光客もおり、交差点にはハンドバッグや靴、土産の袋などが散乱。はねた衝撃で外れたとみられる軽ワゴン車のバンパーもあった。血まみれの人が路上の至る所で救急措置を受け、泣きながら名前を叫ぶ人もいた。

 京都府警によると、軽ワゴン車は大和大路通を北進し、赤信号を無視して交差点に進入。南側と北側の横断歩道を歩いていた人を次々とはねた。スピードを緩めることなく、目撃者は「時速50~60キロぐらい出ていたのでは」と証言した。

 さらに、市バスとぶつかりそうになりながら交差点を突っ切り、北進。はねた女性2人をルーフに乗せ、数十メートル先で振り落とした。軽トラックやタクシーに接触し、別のタクシーも追い越そうとしたが、よけきれず、自転車の男性を巻き込み、電柱に激突。車体前方が大破し、エアバッグが膨らんだ運転席で意識を失ったスーツ姿の男が口から血を流していた。運転していた京都市西京区の会社員藤崎晋吾容疑者(30)は死亡した。

 目撃者によると、この直前、交差点から約170メートル南の大和大路通上で、タクシーに追突。バックした後、タクシーの横をすり抜けた。追突されたタクシー運転手が「待てコラ」と叫んだが、エンジンを吹かして急加速。目撃した女性は、追突時の藤崎容疑者の様子について「ハンドルを握る両手が震えていた。目が血走っていた」と証言した。軽ワゴン車はそのまま信号待ちの車の横をすり抜けるように北へ進み、交差点に入った。

 藤崎容疑者は仕事で配達の途中だった。姉(34)によると、藤崎容疑者は1月から、てんかんの発作を起こし、病院で治療を受けていた。病院側は車を運転しないよう、本人と家族に何度も通告。姉は「会社にはてんかんの持病があると告げた。今の会社を辞めて、次の会社を探そうということになっていた」と説明。勤務先の経営者は「病気のことは知らない」と話している。藤崎容疑者は先月、運転免許を更新したが、てんかんの持病を申告していなかった。

 府警は自動車運転過失致死傷容疑で捜査。藤崎容疑者を司法解剖し、死因や事故当時の体調などを調べる。

 藤崎容疑者は藍染め製品販売の会社で働き、おとなしい性格で読書が趣味。約10年前にバイク事故を起こし、年明けから家でてんかんによる発作が2、3回続いた。医者は事故の後遺症と診断、通院して薬も飲んでいた。

 姉によると、これまで発作は自宅で起きていたが「運転中に起きたら大変なことになる」と考え、仕事で運転をしなければならないなら転職しようと家族で決め、勤務先と相談。しかし、会社に病気のことを説明すると「事故を起こしても会社の責任ではないと一筆書いてほしい」と言われたという。最近は母も、区役所などに障害認定が下りるかどうか相談しに行っていた。

 父は12日夜、自宅で「(08年6月の)秋葉原の事件とは違うんだから。そんなことする子じゃない」と絞り出すように語った。』

 昨年の4月21日に『てんかん発作の現実』という日記を書いた.
http://nougekai.diarynote.jp/201104211935115223/

 その後,脳梗塞やてんかんで通院している患者さんが,運転免許の更新の際に後遺症やてんかんの既往に関しての証明書類を持ってくることが多くなったので,自己申告する人は確実に増えたのだろうと思うが,すでに仕事で運転している人は自己申告すると仕事を失う可能性があるので免許の更新時や会社への自己申告を敢えてしない人もいるのだろう.

 この事故のニュースでてんかん発作の既往があったことを最初に知った時は,また発作で事故を起こしたのかとも思ったが,「タクシーに追突。バックした後、タクシーの横をすり抜けた。」というのが事実ならば,おそらくてんかん発作で意識を失っていたということはないと私は思う.

 てんかん発作で意識を失う程のものであれば,意識が回復するまでに少なくとも数分間はかかるし,回復してもしばらくは意識がもうろうとしているので逃げたりする事はできないだろう.そう考えると,てんかんの既往があるのにタクシーに衝突したことで気が動転してその場から逃げるために次々と事故を起こしたと考える方がつじつまがあうように思うのだが,警察はどういう判断を下すのだろうか.

 もっとも,前回も書いたようにてんかん発作を繰り返すうちに高次機能が低下して常識的な判断が下せなくなっていた可能性はあるだろう.もしそうであれば病気のせいと言えない事もないだろうが,それでも事故の可能性を認識しながら運転させていた家族や会社の責任は非常に重いだろう.

 一時的に意識を失う状態を一過性意識消失発作と呼ぶが,これにはてんかん発作のほかにも脳梗塞の前駆症状の場合や不整脈の発作のこともあり,その場合運転中に発作を起こせばてんかん発作と同様に事故を起こす可能性がある.

 そう考えると,少なくとも1年以内に意識消失発作を起こしたことがある人は車の運転や転落の危険などのある作業はしないほうがいいと思われるのだが,現実には外来でそう説明しても理解出来ない,あるいは理解する気がない人もいるのである.

 こうなると運転免許を与える際に脳梗塞やてんかんや認知症の検査だけではなく常識的な判断力があるかどうかの判定もしなければならなくなるのだろうが,そんなことまで証明するのは難しいだろうからこれからも運転に不適格な人による事故は減らないのだろう.理由はわかっても解決法が思いつかないとはなんとも不条理な話だ.
春まだ遠し
今朝の札幌は吹雪.道路はまた凍結して雪道になってしまった.久々の凍結路なので車もゆっくり走っている.それでも土曜なので道路は空いてから私もゆっくり走ってきた.

例年ならシベリアに向かう白鳥達が餌場にしている畑をまだ雪が覆っているので,白鳥の群れはまだ来ていない.

今年は雪解けがとても遅いようだ.
『再稼働への新基準了承

 野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら三閣僚は五日夜、関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題を協議し、東京電力福島第一原発事故の教訓を踏まえた新しい安全基準(骨子)をおおむね了承した。緊急安全対策によって一定の安全性が保たれ、電力会社が格納容器のベント(排気)時に放射性物質を取り除くフィルターの設置を確約すれば、設置が間に合わなくても再稼働を認める方針。再稼働を優先する政府の姿勢が鮮明になった。 

 首相らは六日に再度協議し、基準に照らして大飯原発に不足している部分を検討する。関電にフィルター設置や放射線対策を施した免震施設の建設など中期的対策の計画を示すよう指示する。計画に具体性があると認められれば、枝野氏が福井県に出向き、再稼働への理解を求める。

 福島事故を受け、既に多くの原発で、非常用電源車の配備や建屋の浸水対策、冷却機能の喪失に備えた消防ポンプ車の配備など緊急対策が取られた。これらが機能し、福島事故と同じような津波に襲われても、耐えられると確認できることが再稼働を認める基本条件となる。

 フィルターの設置などは数年かかるため、政府は電力会社などに確実に設置すると確約させることで、再稼働を認める方針だ。

 緊急対策により、原発の安全性は確かに向上した。だが、これで事故が確実に防げるわけではない。原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長らがこれらの緊急安全対策はあくまで「緊急避難的な措置」と指摘している。

 福島事故が起きるまでは、原発の安全神話に縛られ、ベントをするような事態は起きないとされてきた。そのため、欧州の原発では標準的なフィルターはなく、作業員を守る免震施設はあっても被ばく対策は不十分という状況が続いてきた。

 今回、政府が示した基準は、こうした状況はできる限り早く解消するよう電力事業者に求める。ただし、フィルターなどが整備されない段階でも再稼働は認められる。事故は起きないから、数年のうちに整備すればよい-。これでは安全神話が少し形を変えただけとも言える。

 大飯原発の再稼働議論が本格化した四月初旬、政府・与党内では「班目問題」という言葉が飛び交った。

 「安全評価(ストレステスト)の一次評価だけでは安全性は分からない」と発言し続ける班目委員長が、再稼働のじゃまになるという意味だ。

 判断基準には「事業者自らが安全確保のために必要な措置を見いだし、不断に実施していく事業姿勢が明確化されていること」という項目が入った。

 班目氏の批判にきちんと対応している姿勢を示す狙いもありそうだが、本当に実行されるかどうかは、これからの政府の行動にかかっている。』


『東日本大震災:福島第1原発事故 2号機の格納容器は地震で損傷?

 東京電力福島第1原発事故をめぐり、2号機の原子炉格納容器が地震で壊れたかどうかが論争になっている。2号機からは事故5日目の昨年3月15日朝に大量の放射性物質が放出され、福島県飯舘村などに落ちて土壌汚染が広がった可能性が高い。原因解明は再発防止に欠かせない。先月に福井市で開かれた日本原子力学会での議論を紹介する。

 ◇原子力学会で議論

 原子炉は、原子炉圧力容器を収めた格納容器と、その下部のドーナツ状で水が蓄えられた「圧力抑制室」で構成される。高圧になった格納容器や圧力容器の内部の蒸気を抑制室に逃がして冷やし、圧力を下げる。

 東電は事故当初、燃料が空だきのために900度以上になって溶融し、水素が発生。水素爆発によって抑制室が損傷したとみていた。昨年3月15日午前6時過ぎ、付近で爆発音が聞こえ、抑制室の圧力計は0気圧を計測。直後から敷地周辺の放射線量が急に上昇したからだ。

 ◇東電が見解を修正

 しかし、東電は昨年12月、地震計データから損傷時に伴う揺れは4号機の水素爆発に由来すると修正。抑制室の圧力計は「故障の可能性が高い」と判断した。高温に弱い格納容器上部の一部が溶けて損傷し、放射性物質が漏れたと推測した。実際、3月15日午前7時20分に7.3気圧だった格納容器内の圧力は約4時間で1.5気圧に降下。敷地周辺の放射線量も上昇していた。

 これに対し、元日本原子力研究開発機構上級研究主席の田辺文也さん(66)は「格納容器上部の接続部の溶融だけでは説明できない現象がある」と主張。その象徴が、炉心溶融後の15日午前1時過ぎからの5時間で、圧力容器から格納容器に溶け落ちた燃料の影響で、放射線量が2.1倍に上昇した一方で、抑制室では逆に線量は4割下がっていることだ。

 そこで、田辺さんは「抑制室が地震で損傷していると仮定すれば、抑制室の線量が下がった理由を説明できる」と解説する。抑制室には水が蓄えられているので、格納容器のようには高温になりにくく溶融による損傷は考えにくいという。

 東電は、抑制室の状況について、「軽微な損傷はあるかもしれないが、大規模に壊れていたら、15日朝まで7.3気圧を保てない」としている。』

 政府は2号機の格納容器が地震で損傷した可能性が原子力学会で議論されていたということを知っているのかそれとも知らないふりをしているのか.東電は,あくまで事故は津波によるものということにしないと原子炉の耐震基準そのものが変わることになるから見解を修正したのではないだろうか.政府内で「班目問題」などと言っているようでは,はじめに再稼働ありきと思われても仕方ないだろう.

 ベント(排気)時に放射性物質を取り除くフィルターを設置したところで格納容器につながる抑制室(抑制プール)が地震で壊れたのでは何の意味もないから,班目春樹委員長らがこれらの緊急安全対策はあくまで「緊急避難的な措置」と指摘するのはもっともな話でこれを無視するような安全基準はまったくでたら目だ.もし,原子炉の耐震基準そのものに問題があるならば全国の原発はもう使い物にならないだろう.

 おまけに判断基準に「事業者自らが安全確保のために必要な措置を見いだし、不断に実施していく事業姿勢が明確化されていること」という項目が入ったところで,データのねつ造を平気でするような電力会社が自らコスト増大を招くようなことを自主的にするなんて到底信じられないから,せいぜい事故が起きた時に政府がその責任を電力会社に転嫁する程度の役にしか立たないのではないだろうか.
 
『東電の口利きで電気料金格安になると大企業の関係者証言

 東京電力は4月1日から契約電力50キロワット以上の企業を対象に、平均17%に及ぶ一斉値上げを発表した。しかし、解せないのは、電気料金値上げで最も大きな打撃を受けるはずの大企業が、東電の値上げについて批判せずダンマリを決めこんでいることだ。経団連のトップである米倉弘昌・会長に至っては、「今の段階では(値上げは)やむをえない」と容認の姿勢まで見せてしまっている。

 そこには秘密がある。1990年代の電力自由化によって、大口事業者向けは「自由化部門」とされ、電気料金は電力会社と顧客企業との相対契約となった。問題は、東電と各企業との契約である。その内容はまったく公にされていないが、東電と“親密な関係”にある大手企業だけが優遇され、電気料金も格安になっているというのである。

 大手企業は一般家庭の30~40%程度の料金で電気を使用しているとの試算もある。
 東電と企業との“特殊事情”で値引きされるケースもあるという。

 米倉経団連会長は東電の経営問題について、「経営陣の経営態度が悪かったのではなく、大災害が原因」だとし、原発事故の補償については「国が全額賠償負担すべき」との考えを貫いている。

 露骨な東電擁護だが、その裏には米倉氏が会長を務める住友化学と東電の間の“特殊事情”があると見られている。住友化学関係者が明かす。

「化学業界は電力を大量に使うので、東電とは浅からぬ付き合いがある。東電は電力業界の中心にいるので、管内でなくともその影響力は及ぶ。ウチの場合、岡山県倉敷市にある主力工場の電気料金は、東電さんの計らいでうんと安くしてもらえている」
 岡山県倉敷市は中国電力の管内だが、電力業界の“盟主”である東電の口利きで、電気料金を安くしてもらっているというのだ。

 この疑問を住友化学にぶつけると、次のような回答があった。

「個別な契約なので詳細についてはお答えできない。岡山プラントは中国電力から電気を購入しており、東電の口添えという事実はない。千葉工場は大半の電力を自家発電で賄っているが、賄いきれない時間、時期は東電から調達している。大口契約の割引は受けているが、特別安いかどうかは判断できない」(コーポレートコミュニケーション部)

 東電にも同じ問いをぶつけた。すると、中国電力に対する「口利き」を否定した上で「東京電力と関係が深いという理由で電気料金に特別な便宜をはかるという事実はまったくありません」(総務部広報グループ)と回答した。また、東電管内における住友化学との契約についても尋ねたが、「個別の契約内容については回答を控える」として詳細を明かさなかった。

 しかし、ある経団連関係者はこっそり打ち明ける。

「米倉氏は2004年に経団連副会長に就任したが、当時の経団連は前評議員会議長だった那須翔氏や旧経団連元会長の平岩外四氏ら東電出身者の威光がまだまだ強く、いろいろ世話になったといっていた。もともと東電は常に経団連のなかで中枢的な地位を占めてきた。経団連に加盟している大企業と東電の間には、多かれ少なかれ“特殊事情”がある。東電批判が聞かれないのも当然だ」

 東電は経団連のライフラインを握ることで、実質的に日本経済を牛耳ってきたのである。』

 「電力自由化」というのは電力会社による実効的な経済支配だったということでしょうか.そして,そこにまた財務省や経産省の官僚が多数天下りするスペースを作り出すという何か最近よく聞く話ですが,日本はずーっとこういう事を国策としてやり経済成長してきたのですね.

 だが,今までの方法では財政破綻が目立って来たので,そこは国民の税金で埋め合わせようというのでしょう.経団連の大企業も電気を原子力に頼れなくなった埋め合わせを国民に負担してもらい,自分たちだけは東電と割引契約を継続したいというわけでしょいうか.

 それにしても,私が思うのは米倉弘昌経団連会長の「今の段階では(値上げは)やむをえない」なんてよく言えるなということです.企業は利益を追求するものだから当然なのかもしれませんが,その企業の製品を買うのは私たちです.とりあえず住友化学とキャノンの製品を思い切り買い控えしてやろうかと思います.
『地元同意「義務ない」 官房長官、原発再稼働へ地ならしか

 藤村修官房長官は5日午前の記者会見で、定期検査により停止中の原発の再稼働に関し、地元の同意は必ずしも前提条件にならないとの認識を示した。「法律などの枠組みで同意が義務付けられているわけではない」と述べた。これまで原発の再稼働には地元の同意が必要としてきた姿勢を軌道修正した形で、原発の地元や周辺自治体などの反発は必至だ。

 政府は、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた手続きを進めているが、周辺自治体が反対・慎重な立場を崩していないためとみられる。引き続き原発再稼働の安全性などを地元に説明して「理解」は求める一方、法律上の「同意」は不要との立場を強調し、再稼働実現への地ならしを図る狙いがあるようだ。

 藤村氏は「仮に原発を再稼働する場合、地元の要請に基づいて政府の立場をしっかり説明する」とも指摘した。地元の「同意」と「理解」の違いについて説明を求める記者団の質問に対し、明確な説明を避けた。

 枝野幸男経済産業相は5日午前の参院予算委員会で「事故に至った行政、政治、社会的要因は第三者に検証してもらう必要があるが、事故の技術的なプロセスは一定の見解がまとめられている」と述べ、政府や国会の事故調査委員会の調査結果が出る前でも、技術的な安全確保は可能との認識を示した。社民党の福島瑞穂氏への答弁。

 これに関し自民党の谷垣禎一総裁は5日、BS朝日番組の収録で「安全性を確認し、地元の理解も取り付けなければならない。急にいろんな厳しい基準を作ったり、緩めたりしてはいけない」と政府対応を批判した。』

 それを言うなら再稼働に国民が反対するのを無視するのは民主主義を否定する行為ではないのだろうか.こんなことを言ったら全国で再稼働に反発の声が上がることになるということがわからないのだろうか.火に油を注ぐようなもので,法的な義務を盾にしたつもりでも世論はそんなことを決して許さないだろう.

 官房長官がこれではこの内閣もそう長くは続かないだろうが,政府は再稼働に向けてまずは福島の事故の原因究明をきちんとやって,震災に対する原発の安全基準を再確立するところから始めるべきだろう.本当に原発を安全に運転するための基本的なところをうやむやにしたままで,まず再稼働ありというやり方を続けるような国に原発を運転する資格などないだろう.
『「ヨウ素10兆ベクレル」未公表=世界版SPEEDI試算-文科省、安全委連携不足

 東京電力福島第1原発事故で、昨年3月15日、放射性物質の拡散予測データ「世界版SPEEDI」の試算結果で、千葉市内で計測されたヨウ素を基に推計した同原発からの放出量が毎時10兆ベクレルという高い値が出ていたにもかかわらず、文部科学省と原子力安全委員会の間で十分な連携が取られず、現在も公表されていないことが3日、分かった。

 文科省や安全委によると、世界版SPEEDIは放出される放射性物質の拡散状況を半地球規模で予測するシステム。日本原子力研究開発機構が同システムを運用しており、昨年3月も文科省の依頼を受け、試算を行っていた。

 それによると、昨年3月14日午後9時ごろに福島第1原発から放出されたヨウ素の量は毎時10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレルと推計された。

 この試算データの評価について、文科省は安全委の担当と判断し、同16日に安全委へデータを送るよう同機構に指示した。同機構はメールに添付して送信したが、安全委は重要情報と認識せず、放置したという。同様にデータを受け取っていた文科省も、安全委に公表するよう連絡しなかった。』

 「馬鹿な国民がパニックを起こすと危険なので,賢い文科省の官僚は公表をしないことにしたのでしょう.まったく文科省の官僚さんたちの国民を思う気持ちには頭が下がる想いです.」なんて言う国民がいるとでも思ったのだろうか.毎度のことながら文科省と安全委の感覚にはあきれてしまう.

 何をどう考えたのかはわからないが,こんな重要な情報が公表されなかったことは忘れるべきではないだろう.原発再稼働の基準づくりをする前に,政府や官僚のこういう隠蔽体質を改善しなければ誰も原発についての話を聞く気にはなれないだろう.原発が安全かどうかという技術的な問題以前に,原発ムラの連中や今の政府が信用できないのは私だけだろうか.
D800 vs 5DMk3 vs 5DMk2(その1)JPEG画像
D800 vs 5DMk3 vs 5DMk2(その1)JPEG画像
D800 vs 5DMk3 vs 5DMk2(その1)JPEG画像
 DpreviewにD800と5D Mark3 のサンプル画像がそろったので,JPEG ISO400での画像を5D Mark2と比較してみた.結果はD800が圧倒的な画素数のためもあり余裕の高画質なのだが,先代の5D Mark2が意外にも健闘しているどころか,偽色(カラーノイズ?)に関しては5D Mark3よりも目立たないような感じがした.

 RAW現像ソフトを使ってJPEGに変換した画質はわからないが,少なくとも5D Mark3のJPEGエンジンはそういうものなのだろう.ノイズ感に関しては好みの問題もあるだろうが,私には5D Mark2は調子が柔らかくて画像ソフトでの後処理がし易そうな感じだが,ホワイトバランスが少しマゼンタ寄りに見えるのに対し,5D Mark3はカラーが少し鮮やかでコントラストもやや高めなぶんノイズが目立つ感じがする.

 画質に限って言えば,JPEGで撮って出しで使うなら5D Mark3のほうが良さそうだが,風景写真などでRAWからじっくり後処理したいなら5D Mark2を使い続ける意味もありそうだ.そう考えると5D Mark2から5D Mark3に買い換える必要があるのは撮影や現像にスピードを要求する人たちだろう.この点では5D Mark3は初心者にも使いやすく進化したと言えるが,価格は初心者向きではないだろう.

 私にとっては5D Mark2と5D Mark3の画質には期待したほどの差はなかったし,5D Mark2の画質にはそれほど不満がなかったので買い換えの必要性は感じなかったのだが,それもD800と比べると圧倒的な差があることがわかった.D800のサンプル画像はまずカラーノイズが非常に少なく,JPEGでも物の輪郭がきちんと残っているのにコントラストはあまり高くなく非常に整った印象で後処理への耐性も高そうである.

 これが2200万画素と3630万画素の違いなのか.それともD800のJPEGエンジンが優秀だからなのかはわからないが,D800の画像の解像感があまりにも素晴らしいのでそれを上回るというD800Eへの期待は一層高くなるのだった.D800EはD800よりも5万円ほど価格が高くなるが,それでも5DMk3より1万円は安い.画質で比較したらD800とD800Eのどちらがお買い得になるのか悩む人は多いだろう.

写真はDpreviewのJPEG ISO400のサンプル画像の周辺部を切り出したものです.
上からD800,5DMk3,5DMk2の順です.
オリジナル画像は以下からダウンロードできます.
http://www.dpreview.com/news/2012/03/28/Canon-EOS-5D-Mark-III-Studio-Samples

DxO Mark Scoreについては以下に書きました.
http://nougekai.diarynote.jp/201204201411111295/
『 東電、値上げ請求拒否後に再契約した大口顧客に4月の値上げよりさらに高く料金設定

 東京電力の4月から始まる企業など大口向けへの平均17%の値上げをめぐり、また新たな波紋が広がっている。

 街の人は、「ひどいですよね。何か上から目線で」、「とんでもない話。何様だと思ってる」などと語った。

 東京電力は、27日の会見で「新しい契約料金に賛同できないと、契約が成り立たないので、電気をお届けすることが難しい」と語った。東京電力は、値上げを拒否した場合、電力の供給を止める可能性を示唆した。

 中小の町工場からは、「(電気停止されたら、会社は終わり?)そうですね。2~3カ月続けば、その時点で、会社自体は存続はない。(値上げをのめば、いくらくらい影響が?)毎月100万円強の減収になる」という声が聞かれた。

収入が減るのを受け入れるか、電気を止められ廃業となってしまうのか。

 全国に先駆け、値上げ分の不払い運動を行ってきた埼玉・川口市の商工会議所からは、怒りの声があがっている。川口商工会議所の児玉洋介会議は「(電気を)止められるものなら止めてみろっていう気持ち。どう考えても、不当な値上げ。非常に横暴だね。公正取引委員会に訴えて、独禁法違反ということで、東京電力と戦うことにしています」と語った。

 東京電力は、値上げを拒否したまま契約の更新を迎えた場合、すぐには電気を止めず、PPS(特定規模電気事業者)を紹介するという。しかし、あるPPSは「東京電力の値上げ発表以降、2~3倍の問い合わせが来ていますが、現状の客で電気の供給は、いっぱいいっぱいです」とコメントした。

 そのうえで、もしPPSとの契約ができず、結局、再び東京電力と契約する場合、驚きの契約内容が明らかになった。東京電力は会見で「今より、2割高い料金で設定しています。最後のご判断は、お客様(契約者)にしていただきます」と語った。平均17%の値上げよりもさらに高い、およそ2割高の料金を払う可能性があると、東京電力は主張している。

 東京都の猪瀬副知事は「結局、自分たち(東京電力)がいなければ、あんたがた困るでしょ? っていう、独占にあぐらをかいた意識がずっと残っている」と語った。』

 重大な事故は津波のせいで,損失は国民に払ってもらい自分たちの利益はあくまでも守るということなのでしょう.こんなのは公共企業ではないでしょう.即刻,国営企業にして発電と送電に分割していずれ東京電力という組織は解体すべきではないでしょうか.

 事故は国の責任でもある訳ですから,しっかり管理してもらいたいものです.それにしてもあまりにも無責任で高慢な態度にはあきれてしまいます.東京電力の地元の人や福島の人はこんな話を聞いていったいどう思っているのでしょうか.

Bill Evans Trioの『the final village vanguard recordings june 1980』というCDを2ケ月海外発注で買おうとしたが,在庫がないのか返金になったというメールが来た.仕方がないので少しだけ高くなるがアマゾンで購入し直した.

それが今日届いたのでさっそくiTunesに読み込ませようと1枚目をケースから外そうとしたら“ピリッ“と音がしてCDの真ん中の穴から外周へ向かって4cmほどのヒビが入ってしまった.少々の傷でも読み込めるはずだが,ヒビはやはり駄目なようでCDが認識されずにiMacから吐き出されてしまった.

残り5枚は慎重にケースから外して無事に読み込みに成功したが,1枚目は聞くことが出来ない.6枚組で1枚聞けないというのは精神衛生上良くないので買い直すことにしたが,輸入版だからでもないだろうが,CD自体が妙に薄っぺらくて割れやすそうな気がした.

全く同じものをもう1度買うのも抵抗を感じるのでやめようかとも思ったが,SHM-CDという別の素材で出来ているものがあったので,そちらを買うことにしようと思ったら価格が倍以上するので考え込んでしまった.調べてみるとこの素材だと読み込みエラーが少なくなり音がいいという話と音は変わらないという話があったので,自分で聴き比べてみることにした.

他にもBill Evansのアルバムで欲しいものがあったのだが,今回は不注意から高価なCDを買う羽目になってしまったので当分はお預けだ.

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